02/01/2015

明けましておめでとうございます

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明けましておめでとうございます!

今年のシアトルは、珍しくお天気に恵まれた元日を迎える事が出来ました。また、スペースニードルから打ち上げられる新年の花火も、今年は例年よりも凝っていてかなり楽しめました。

朝、無事に目が覚める事ができたので、初日の出を見に行ってきましたぞ。私の感覚ではシアトルの対岸にあるアルカイビーチに行けば、シアトルのダウンタウンのビル群を背に初日の出がカーッと登ってくるのが見えるのではないかと言う予想だったのですが…

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実際にはダウンタウンのビル群よりも遥かに右寄りが東だったのです、コンパスで確認したら!というわけで、全然ビル群の後ろから登る初日の出ではなく、何やら手前に物があってブロックされつつ、初日の出が見えてきました。

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眩しい!初日の出なんて何年ぶりだろう…。西向きのウチからは日の出すら普段見えないので、日の出すらも久々です。何か凄く健康になれそうな予感(笑)

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と、まぁここまで登った所で既に気温−2℃で手はかじかんで言う事をきかなくなってきたし、マダムも「もういいよね、はい、行こう!」とさっさと退避…。

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そして、帰宅途中↑うおぉ〜!レーニア山と初日の出のコラボ!新年から良い物を見た!という気分になりました。やっぱり元日が晴れだと気分も違いますな〜。

2日の本日はもうすでに曇っています。昨日は本当に運が良かったようです。

マダムは昨日初日の出を見て帰宅してからちょろっと仕事に行き、今日からもう普通に仕事に行っています。

ではでは、今年も宜しくお願い致します。

31/12/2014

こちら大晦日

シアトルは、現在31日の午後2時です。

またこの日を迎えてしまいましたね。シアトルが新年を迎える頃、パーティーは既に終わってもう誰もいない…的な寂しい幕開けがやってくるわけです(笑)しかし、ココ数日、珍しくシアトルもお天気が良く、そしてお天気がよいと気温が低くて寒いわけですが、明日の元日には初日の出が綺麗に見られるのではないか?と、ちょっと初日の出を見に行こうと思っています。朝起きられれば(笑)

2014年を振り返ってみると…

今年の大半はミシンに時間を費やしていました。今年の4月でLopshopもいつの間にか5周年を迎えまして、5周年記念に一念発起してポーチを作る為に重い腰をあげたのが3月。準備期間たった一ヶ月でミシンとアイロンを買い替えて猛特訓。売り物にできるレベルにするのにあんな必死になったのは大学受験以来だったでしょうか(笑)

それでミシンがちょっとは使えるようになって、色々なポーチを作る上で色んなアイデアも出たりしてミシンで何かを作る楽しさも知る事ができました。

それから後半は何と言ってもカレンダーですな。良いアイディアが出るまで動けないのが玉にきずですが、なんとか年内中に仕上がった事は良かったです。2015年のカレンダーは一応またなんとなくアイディアは浮かんでいます。テーマはチキチキバンバン…と言う物の、これまた12枚の絵が思い浮かばなくて頓挫するかもしれません(笑)

2011年からなんとなくLopshopの活動をせずにいましたが、今年は5周年という節目で再び活動を再開して、インスタグラムも真面目に画像をアップしてLopshopのお客様が増えたりと、今年は良い事が沢山ありました。

一度活動を再開すると色々なアイディアが思い浮かぶもので、ちょっとこれから近い将来手をつけたいと思っているものは

Lopshopオリジナル豆本…カレンダーのイラストを描いている時、何かの拍子で「幸福の王子」の画像検索して、豆本を販売している方のサイトにたどり着きました。小さい小さいハードカバーの本で、表紙には素敵な銀箔加工が施されていて良く出来ている事!あまりにもその様子がツボすぎて、久しぶりに胸が打震えました。私も作りたい!と(笑)

大分前にも豆本には興味があって挑戦しようと思ったのですが、まず両面印刷でつまづいてとうとう作った事がなかったのです。今回、その方のサイトでは豆本の作り方冊子や既に印刷済みの紙や表紙がセットになった豆本制作キット等を販売していたので、両方を入手!カーチャンにシアトルに送ってもらったのはまだ届かないけど、それで作り方を学んでオリジナルの豆本を作りたいと思っています。

それから何と言ってもレタープレス!実は、先日のクリスマスにレタープレスが出来るクラフトマシーンをプレゼントにもらいました。元々アメリカではお母さんが子供の写真とかでスクラップブックを作る時に使うエンボスやダイカットの器械です。昔、実際に店頭で試した時は「こりゃ印刷汚いし…」とスルーしていましたが、時を経てマシーンもアップデートしており、圧の強弱も付けられるようになっており、家庭用にも関わらず綺麗にレタープレス出来るようなのです。日本での方がレタープレス器として使う人が多く、その手の情報がとても参考になりました。取りあえず、このクラフトマシーンを使って、お金を貯めて将来的には本格的なレタープレスの機械を買おうと思っています。ただ今貯金中です!

なんだか後半は本当に忙しくてまさにあっという間に月日が流れました。2015年もやる事が目一杯になる…と思いますが頑張るぞ。

では、今年もありがとうございました。来年も宜しくお願い致します。

06/12/2014

商売不向き人間

いやぁ…前から常々思っていたのですが

 

私は本当に商売向きの人間ではありません(断言)

もう、Lopshopの値段の付け方とか経営は誰かにまかせてただひたすら制作に没頭したいです(笑)今日はもう心が折れ曲がってしまってドッとこれまでの疲労が出て良くわからなくなっていますが、何が起きたかと言うと、カレンダーのデータを出力しに行ったら、請求金額が予想の遥か彼方を上回っており、帰宅して用紙やらケースやらカレンダーにまつわる諸経費を泪目になって算出した結果、カレンダー一つ作るのにすでに$12もかかっていたんです(笑)$12って言ったら販売価格だよ(笑)

カレンダーを作るのにご飯もろくに摂取せずに頑張ってプロフィットがゼロ!命を削って(←おおげさに言ってみました。笑)作っても、利益ゼロというかお支払いに使用してもらうPayPalの手数料なんかを考えたら(受け取り時に手数料がマイナスされるので、実質受取人が手数料を払う形)マイナスになってしまう(泪目)

というわけで、さすがにLopshopはボランティアではないので、今更ですが価格を改定させていただきました。ケースありの場合$17、ケースなしで$15です。ケースありの場合だと郵送時にケースが割れないようにプチプチに包んだりするので、その分も見込んでケースなしと差をつけています。これでやっと自分の懐には一つ売れると$5程(PayPalの手数料が引かれるから5ドルくっきりではないのだ)です。う〜ん、カレンダーはアイデアの段階からプリント後のカット作業まであれこれと工程や作業がひと際多く、手間がかかるのですが、果たしてそれに見合う対価なのか?と自問自答すると

ちょっとなぁ〜あはは〜

 

と、しょうじき思います(笑)万が一来年も続けるとすると、例えば紙を安いものに変えるとか、値段を新たに設定し直すとか、何かしら変えないといけないのでしょうな。というか、ふと思ったのですが、去年までのカレンダー一組の値段$10って絶対マイナスだったと思う(笑)今回は出力センターで出力代がはっきりくっきり目に見えてしまってハッ!!!としたけど、去年まで自宅のプリンターで印刷してた時はインク代の事考えてなかったわ〜忘れてたわ〜!(←マダムがインクを買って来ていましたし)あははははははは!…あ〜今回も出力代が私の目に映らなかったら幸せだったのに…幸せだったのに…支払う直前まで私は幸せな人間だったのに…(笑)

取りあえず、カレンダーカット作業に戻りまする…

04/12/2014

ロッペングリン

10月終わりから忙しさが加速してろくすっぽ栄養がとれていません。家事食事の世話をしてくれるカーチャン急募!!と何度も思わざるを得ない状況でした(笑)

ブラックフライデーセールは予想以上にご注文を頂きました。しかし、クリスマスが差し迫った時期には難しいセールですね。クリスマスに近づけば近づく程郵便事情が悪くなるのでなんとしても12月初旬には発送が完了していないと、郵便物の紛失でハラハラドキドキな状態になるでしょうし。来年、セールをするならちょっと時期を早めて開催しようと思います。

さて、カレンダーの用紙は11月25に注文したものが未だに届かず!さすがアメリカ!本当に計画通り事が運びません。それから、ウチのプリンターの調子が悪く(縦線が入ってしまう!)、カレンダーの出力には恐らくキンコーズ等の出力センターに行く事になると思います。もしここを読んでLopshopのカレンダーが欲しいという方は是非前もってご連絡いただければ、現在受注分とともにカレンダーを出力しておきます。恐らく今週中には届くのではないかと思うので、週末に出力センターに行く予定です。というか今日もう木曜日ですね…今日か明日中に届いてくれー!!

それから、カレンダーのイラストについて、昨日カーチャンから連絡がありました。

「このカレンダー、ストーリーはあるの?ないの?どういう流れなのかさっぱりわからないんだけど」

「見ればわかるでしょ〜!」

「11月のイラスト、なんでいきなりセントバーナードが出てくるの?」

「あ、それね…9月は満月の夜に不思議な力を得た部分を描いてて、本来は10月のイラストで白鳥二羽がセントバーナードに変化するシーン描いたんだけどね〜マダムからこの変身シーンがなんだかよくわからないって言われたから全然別のイラストに差し替えて、それでいきなり11月にセントバーナードが登場するというつじつまが合わないものになってしまったんだよ。まぁストーリーあるようなないような感じです(笑」

「そうなの?父ヒロシが毎月のイラストに1行でいいからストーリーの展開書いておくと良かったんじゃないかって言ってたわよ」

「あぁ…そうね、そうか。でもまぁ、一週間でよくここまでできたよっ!できたよ!不可能かと思ったよ!」

今回のカレンダーのテーマは白鳥。白鳥の騎士ローエングリンはアーサー王伝説がベースになっている事、また白鳥がテーマの他の物語には魔女によってお姫様や王子さまが白鳥にされている物語が多い事、こんな事を踏まえてそういう要素がチビッとあります。カレンダーではうさぎが白鳥のヒナとともに育つのですが、その白鳥のヒナは魔女によって姿を変えられていたセントバーナードだったという要素が実は入っています。しかし、11月までそんなそぶりもなく、いきなりセントバーナードが出てくるので見る人はワケ分からないだろうなぁとは思っていました(笑)ホントすみません、私の力量不足です(笑)

そして、そのセントバーナードを描くにあたって…犬が描けないという苦しさを享受 最初の下描きがこれ(笑) inu1 ポテコとペテコ↑(笑)

犬なんて描くの、小学生ぶりぶりだよ!描けないよ、どうなってんのセントバーナードの顔って!これは自分でも描いてて笑いました。さすがに笑った。セントバーナードの顔、ジワジワ来る。でも嬉しそう(笑)父ヒロシに「犬が描けない!!」とSOSを出したものの、翌日返事が来ないので「うへぇ、自分でやらないとダメか」と再挑戦↓

inu2   第二の下描き(笑)セントバーナードの顔、肉がタルタルしてて画像検索してみても顔の肉がどうなってるのかよくわからねぇ〜!肉、タルタルしすぎー!一応、手前がポテコ、後ろがペテコです。ペテコの方はちょっと顔を崩しました(実際のスリッパの顔が崩れてるので。笑) しかしながら、第二の下描きを父ヒロシに送ってみてもらったら「別におかしくないよ」と言われたので、それを信じてこのまま描いて11月のイラストにしました(笑)

というわけです。早くカレンダー用の用紙届かないかな…。

27/11/2014

カレンダーできました

calendar_2015   やっとカレンダーが出来ました!!

いやぁ〜来年のカレンダーはどうなる事かと思いましたね、自分でも。二週間前に1羽のカモメがあの時あそこで鳴かなかったら私は今でも「うあぁ〜思い浮かばない、ダメだ!」とゴロゴロ転がっていた事かと思います。

イラスト描き始めて一週間、カレンダーが仕上がりましたよ。色はいつものようにスクリーントーンを貼るような感じにして鉛筆とペンの線が出るようにしてあります。例年使っているコットン紙に印刷するとまたいい感じになるのではないかと。この一週間、1年分の働きしましたよ!まるで夏休みの宿題を31日に全部やる小学生のように!今回のカレンダー、なんとなく月ごとにストーリー性のある絵になっています。しかし、とあるイラストをマダムにダメだしされたのでイラストを差し替えた結果、急激なおかしな展開になっている月がありますがご了承ください(唐突に、なんの脈絡もなくセントバーナードが出て来る。笑)

一応、舞台はノイシュバンシュタイン城周辺の湖です。所で、先日スタビロの会社の成り立ちを調べていた時に、なぜスタビロのロゴがスワンなのかと思ったら、スタビロの経営が傾いた時にシュバンシュタインさんという方が工場を買い取ったうんたらかんたらの縁で、苗字のシュバン=スワン(白鳥)がロゴになった模様。というわけで、ドイツ語でスワンはシュバンだったんですな。これまでノイシュバンシュタイン城の名前がどうしても覚えられなかったのですが、このスタビロの逸話でやっと覚える事が出来ましたよ!ドイツ語の勉強はした事がないけど、ノイは確か新しいですよね?新しい白鳥のシュタイン城(ノイ・シュバン・シュタイン)で覚える事ができた!覚えられなかった頃はノイバンシュタインとかノイバンシュタンシュタイン城などでたらめ言ってました、ゴメン、お城さん。

そして、結局トーチャンに助けを求めたものの、前半はトーチャンも忙しくてみてもらえず、あわよくば背景描いてもらえないかしら等という目論みも失敗!(笑)結局、描いた絵を見てもらっておかしな所がないかチェックだけはしてもらいました。 そして、短期間に白鳥を見すぎたせいで、色んなものが白鳥に見えてしまう事に!数字の2を見ても白鳥にしか見えない…2は優雅だなぁ…美しいフォルムだなぁ…雲を見ても白鳥ばかりに見えるし、はたまた外出時に路上の街灯を見ても白鳥に見えて本気でギョッとしてしまう病におかされています(ちなみにシアトル市内にはイラストに使ったコブハクチョウはいません…いないはず。オリンピア市の湖には1羽いるようですが…)

そして、タイトル文字はドイツの昔の文字を参考にしたと言う↑このフォントを使ってみたのですが、Lは綺麗な飾り文字になっています。そのLを見た時にまたもや白鳥が見えたので、実際に白鳥に見えるように改変してみた…けど冷静になった今見ると羽の部分がフランスパンっぽくも見えますな…また後で変えるかも(笑)

というわけで、カレンダー販売開始!したいのですが、紙がなかった!!!3日程前に気がついてオーダーしました。紙もシアトルでは販売していないものなのでオンラインで注文して届くのを待っている所です。なんとか12月第一週には送付したいです。クリスマス間近になると郵便事情が悪くなってしまうのでねぇ…紙の配送屋さん、頑張って!走って!!

所で、Twitterやインスタグラムでちらっとブラックフライデーセールを行う予定と書いたのですが…想像よりも商品準備が間に合わなくてですね…色々不手際が発生したので本当に準備が押せ押せになっています。しかし、既にツイート等してしまっているのでそのツイートやこのブログエントリーを見た方だけLopshop全商品20%オフでご提供!ご注文はサイトを通してではなく、直接メールにてご希望の商品を記載の上ご連絡ください。西海岸時間28日0時から29日0時までの24時間です!日本だと…29日夕方5時から30日の夕方5時でしょうか?間違えてたらめんごめんご、も〜この時間でいいや!(←めんごなんて小学生ぶりに使った。笑)

それでは、オーダーはこちらへお願いします↓

orders@lopshop.net

12/11/2014

世界の中心で

カレンダー案が出た事を叫びたい(笑)

今朝、やっと2015年のカレンダー案が出ましたよ。案が出るまで1年以上かかった(笑)まぁ…きっかけは朝起きて窓を開けてカモメが飛びながらギャーギャー鳴いているのを聞いた事がきっかけなのですがね、アイデアというのは本当にいつもいつも何から出て来るかわからないものです。しかし、その瞬間を待たねばアイデアが出ないなんて、私は3000年に一度咲く花かい〜!

しかし、今回は1羽のカモメが私を救ってくれた事には変わりません。これまで色んな方から心配して頂いて「こんなのはどう?」とアイデアを頂いたのですが、カーチャンさえも「うさぎがシアトルを案内するようなイラストにすれば?」等。しかし今ひとつ12枚も描けないな〜状態。しかも、当初は2015年のカレンダーはうさぎ図鑑にしよう!と自分で思っていたのです。うさぎあるあるネタで描いてみるか、イラストは1800年代の版画風はどうか、など。しかし…あるあるネタだと四コマ位でストーリー性のあるものの方が面白くなりそうだし、だがそうなるとカレンダーの絵面として四コマは美しくないなぁ〜あ〜ダメだこりゃ!面倒だから寝ようグーグー←8時位にさっさと就寝(夏場、岡本さんに「最近日没とともに寝てる」と話すと「それだと冬には4時半から寝なきゃなんなくなるよ!」と笑われました。さすがに自分でも笑った。笑)

このように、日々がむなしく過ぎていたわけです(笑)

今朝、1羽のカモメのギャーギャーを聞いて何が脳裏にうかんだかというと、飛んでいる白鳥にまたがる社長の図。社長が白鳥に乗って飛んでいる(笑)えぇ、カモメ、全然関係ないんですよ。そして、白鳥と言えば、白鳥を題材にした物語がたくさんありますね。真っ先に思い浮かんだのがワーグナーのローエングリン。

白鳥の騎士…いいでないか、うんうん!…ついでに、ローエングリンの綴りがLohengrinなので、それをもじってLopengrinともできる、イイネ!はい、タイトルもできた!

ロッペングリン!(笑)

でも…ここで重要な事に気がつきましたよ…ローエングリンってどんな話?ここから!アーサー王伝説絡みなのは知ってるけど、パーシバルの息子だかなんだかって事は聞いたけど、知らないよ。さすがにそこから始めるのは無理だ!まぁ、所々騎士っぽい盾と剣を持たせたたれ耳うさぎを描くとして、メインは白鳥とたれ耳うさぎというテーマで描こう!というわけで、6枚分のイラストはもう思い浮かびました。あと6枚…なんとかイラスト案が出ろー!!←今ココ

というわけです。まだ毎日せっせこポーチを作っているのでイラストに着手できないけど、アイデアが出ただけでも一筋の光が見えて来た。見えて来たぞ〜。時間がないのでトーチャンにも援軍依頼のメールも出した!←夏休みの宿題を親にやらせる小学生か!パピー助けて(笑)

朝、ギャーギャー鳴いてた1羽のカモメよ、ありがとう。まさかカモメが恩人になる日がくるとは…(笑)

10/11/2014

ティータオル!

teatowell

 

2015年のカレンダーのイラストが描けなかったので、も〜来年のカレンダーはやめようかな♪と思っていたのです。しかし、母から「○○さんから来年のLopshopカレンダーないの?と聞かれたわよ。しかも『いつまででも待つわ、毎月カレンダーのページめくるの楽しみなの』と言ってたわよ」

ヒョー!!!

も〜作らなくていいや〜やっぱ12枚も描くなんて大変だも〜とダラダラ寝っ転がってましたが、途端にシャキーンと目がさめました。こら作らなあかん。しかし、もう11月半ばにさしかかってる。さらに、何日か前、よくLopshopからお買い物してくださるカリフォルニアの方からメールが来ました。

「最近、プロップ(社長)のブログが更新されてないけど、プロップは元気ですか?あと来年のカレンダーはありますか?」

ぎょえー!

社長ブログにも書きましたが、いつも社長ブログはiPhoneから更新していたのです。しかし、更新が滞った頃からワードプレス(更新に使うアプリ)をアップグレードしたら画像を貼る機能が変わってしまって画像サイズの調節が自由にできなくなったりした為、更新するには一旦パソコンで作業しなければいけなくなって「メンドクさ…」になってしまったのです(笑)

その代わりインスタグラムではたまに社長の画像は貼っています。

しかし、世界のどこかでカレンダーを待ってくれる人がごく少数でもいるという事は見過ごせません。やっぱり描かないと!しかし、現在、今年はブラックフライデーセールをしようと計画している事と、また再びシンクロナイズ堂さんに商品を一部卸す事で、その為の準備でカレンダーに手が回りません。お手上げだ〜!取りあえず、シンクロナイズ堂さんもブラックフライデーも今月末までに解決しなければいけない問題なので、その後でカレンダーやるしかない!日数ない!明日ハルマゲドンが来たらいいのに…(オイッ!)

そして、現在ブラックフライデーセールの為に(クリスマスも近いですし)商品を少し増やしている最中ですが、今日の画像はKeep calm and flop onの、これはティータオルです。日本ではティータオルはあんまりなじみがないかもしれません。イギリスに行くとお土産物としてもあちこち置いてあるので私も買いますが…実際にこれどうやって使うの?状態です。普通に台所で拭いたりして使うようですが、でもイラストも様々で可愛いものが多いので私は壁飾り等にしてしまいます。

さて、そんなティータオルをコットンリネンの生地に印刷して、あとは直線縫いだけ!楽勝!のハズが…なにこれすんごい難しい。まだポーチの方がいいよ、作るの…。長い直線を縫うのがこんなに難しいなんて!しかも、コーナーの折れ曲がった所は布が合計6枚重ねになってます。コットンリネン、正確にはコットンリネンキャンバス、結構厚みがあります。6枚重ねです。前知識で厚いものを縫うときはハンマーで叩く等して生地を薄くすると縫いやすいと聞いたので、ハンマーはないがなるべくぺったんこになるようにしました。それでも普段扱うものより全然厚い。ミシンをかけはじめると、案の定「キュイー!」とミシンが苦しんだ音!ぎゃー!と驚き心が乱れた瞬間、ミシンはガタガタ進んでしまい、線は私の乱れた心により若干の曲線を…orz

平常心、無の境地、何事にも動じない禅の精神がミシンかけには必要だよ!!

上手にミシンをかけられるようになるにはまず禅寺で修行しなければいけないのではないか!帰国したら禅寺にいかねば!!

…否!これはアート作品である!制作者の心の乱れも含めて一枚のアートなのである!マックがスマイル0円なら、こちらは乱れた心0円なのである!だから大丈夫…誰かそう言ってください(笑)

しかしながら、実際問題、平常心でミシンをかけても長い直線は線をひいたように真っすぐとした縫い目になってないのです。う〜む、そういえば、前に購入したお裁縫の本でも参考画像の縫った線が真っすぐではなく、プロでもなんで綺麗な直線じゃないのかな?とふと思っていました。ミシンの種類や生地の目の方向とかが関係あるのでしょうか?

では、また今日も頑張ってきます。

 

30/10/2014

威風堂々

先日、トリッカーズの靴を入手してから…やたら英国製、Made in Great Britainのものに目がつくようになってしまい、自分の身の回りの物を何から何までウッカリMade in Great Britainのものに出来ないかとあわわしています。

ちょっと気がつくだけでも、しっかり英国で製造されているものって何気に残っているんですよね。ブランドネームはそのままで他国製造に切り替えている企業が多い昨今、今でも自国で製造しているのは偉い。

取りあえず今欲しいのは、レッツの2015年度版手帳。レッツの手帳は、その昔大英博物館のミュージアムショップで買ったのが最初です。手帳の後ろに英国の地図や地下鉄マップなどのページがあり、よく眺めては脳内で旅行していました(笑)また、紙が薄くてパリパリしてて何か気持ち良い手帳でした。話によると、レッツは世界で初めてダイアリーを作った会社だったんですね。

そして、今をときめく傘。シアトルは今日も絶賛雨降り中。すっかりレイニーシーズンです。素敵な傘をさしたいです。今になって思う、ジェイムズ・スミス&サンズに入ったんだからジェイムズ・スミスのオリジナルの傘を買えば良かったのに自分…。ジェイムズ・スミス&サンズというのは、ロンドンにある有名な傘屋さんです。

ロンドンにはもう 9年行ってませんが、ロンドンに行くと必ず大英博物館の後ろの方にあるホテルに宿泊します。ホテルから歩いてフラフラと町歩きする時によく前を通りかかるのが、その傘屋さん「ジェイムズ・スミス&サンズ」昔からやけに古そうな傘屋だな〜と通り過ぎるだけだったのですが、前回のロンドン滞在時、丁度雨が降って来たので「傘買うか〜」と気軽に入り「わ〜なんか凄い店内だな〜三ノ輪の駄菓子屋思い出すわ〜」と思いつつテケトーに安い折り畳み傘を見つけて購入。そのまま退店。←店内はヴィクトリア時代の頃まんまだそうです。駄菓子屋なんて思い出さずにちゃんと店内見ておけば良かったです(笑)

今思うと、そこらのデパートでも販売されている傘を買うなんて大失態です。例えば有名な老舗和菓子屋さんに入ってレジの横に置いてあるチロルチョコを買うような買い物をしてしまったわけです、わたしは(老舗和菓子屋のレジ横にチロルチョコがあるかわからないが)そんな事を思い出したら悔しくてたまらなくなったので(笑)オンラインでジェイムズ・スミスの傘が買えないものだろうかと、James Smithで検索したら

なんかもんの凄いイケメン出てキタ…思わず傘を忘れそうになった(笑)

そのジェイムズ・スミスなるイケメンはモデルだそうです(笑)傘の方のジェイムズ・スミスはこちらです↓

http://www.james-smith.co.uk

今はわかりませんが、お店のウインドウに外から見えるように色々紙が貼ってあり、その中の一つに紳士が傘で戦っているイラストがあるんです。確かそれは最後にロンドンに行った時に撮って来たと思うけど…その張り紙?は私が大学の頃から貼ってありました。一体どんだけの長期間貼ってあるんだ、あったんだという(笑)さすが、創業してから184年も経ってる店です、時を超越しています。そして、問題の傘はオンラインでも買えますね。しかし、折りたたみ傘1本で25000円位もするのですね。さすがですね。ふらーっと「雨が降って来たからジェイムズ・スミスの傘買おうかしら〜」なんてお気軽に買えないお値段でした。傘を買うんだ!という強い信念のもと入店しないと買えない傘だったんですね。

…しかし、仮に傘が壊れてもジェイムズ・スミスに持って行くと修理してくれるのでしょうなぁ。良いものを買って修理しながら大切に使う、使い捨てが当たり前となった今、こういうのがとても魅力的に思えます。金額が高くても結果的には安い買い物となるのかもしれません。宝くじ当たるといいなぁ〜←だから買ってない(笑)

29/10/2014

レタープレス機

ここ5年程、欲しいなぁ…と思っているものにレタープレス機があります。3年位前に閉店してしまったステーショナリーやラッピング、その他紙類の専門店では、家庭で気軽に使えるようなレタープレス機を販売していました。本体がプラスチックの軽量で簡単なものです。しかし、プレスできるデザインは、その機械を製造販売している所が出している出来合いデザインの型のみ使用できるというものだったと思います。そして、さすがにプラスチック製だからか圧力が弱く、印刷したものはインクが所々薄くなっていたりと均一にプリントできないもの。やはり、そこら辺が家庭用と言う所以なのでありましょう…Lopshopの商品を作るのに、一目見たときは良さそう!と思いましたが、販売するものを作るには弱すぎる。

というわけで、その家庭用のレタープレス機はナシという結論

その後、マダムが知り合いのおじいちゃん達に「みぎぃがレタープレス機欲しがってて〜」等と話すと、リッチ爺ちゃんが「ウチに大昔使ってたやつがずっと倉庫にあったんだけど、つい最近あげちゃったわ〜」との返事。私が欲しいと言ってた本当に少し前の事だったそうな。レタープレスを使った地元アーティストによる素敵なカード類がシアトルの雑貨屋さん等で出回り始めた頃です。

一歩遅かった…

その後、オンラインで検索しても既にレタープレス機をどこぞで入手して自慢している(笑)ブログですとか、実際にレタープレスを使ってカード類を作っているブランドは出てくるものの、機械を販売している所が出て来ない。当時は、恐らく運が良ければeBayやクレイグリスト等のような所にごくたまに出て来ていたのかと思います。私が目撃したマシーンはかなり大型の本格的なもので、もぅ本当にアトリエとかないと無理そうなマシーンでした。お値段も高価!

しかし、今年に入って再びレタープレス熱が再発したので検索してみると…なんとレタープレスのブームが定着したせいか?昔のデスクトップ型のレタープレス(デスクトップとは言え、もちろん金属の凄く重そうな機械)を回収、修復、完全リストアして販売しているお店を複数発見!

時代は変わる!(笑)

デスクトップ型の、欲しい!…しかし、それでも一台買うのに10万円以上かかるんです(+イギリスからの取り寄せだから送料入れるとかなりかかりそう…)。この5年、コツコツと貯金しておけばよかった、レタープレス貯金。まさか機械が簡単に見つかる時代になるとは思わんよ。これからチビチビ貯金していこうと思います。宝くじ、当たらないかなぁ…←買ってもいやしない(笑)

23/10/2014

トリッカーズ

大学の時、セールでイギリス製のブーツを買いました。そのブーツは、履くと踵が痛いわ革がガチガチに硬くてくるぶしが動かないわ、ソールも革底で小雨降りだした神保町で滑るわ、買ったものの非常に歩きにくいブーツだな〜と思っていました。

ある日、その歩きにくいブーツでロボットのごとく朝のラッシュ時の渋谷駅を歩いていた時の事です。ほんのちょっとバランス崩して真横を歩いていたおばあさんの肩にぶつかってしまったのですな。ぶつかると言ってもおばあさんに触れた程度です。「すみません」と口に出して頭を下げ、先を歩こうとした矢先

私の上腕部に(何やら蚊のなくような)パンチが飛んで来ました!!

相手はもちろん、そのおばあさん。驚いて振り返ると、トンでもない形相で睨まれました。ちょんと触れた程度でもアウト?謝ってもダメなのか?ヒョエーッ!と先を急いだのであります。足は相変わらずロボットのようで言う事をきかない事が非常にもどかしかったです。…殺されなくて良かったよ…(震え声)

この時履いていたブーツがトリッカーズ。当時はトリッカーズという名前も初耳だし、そのブーツがカントリーブーツと呼ばれている事も知りませんでした。しかし、このパンチ事件以降おっかなくなってトリッカーズを封印。足を通したのは5回にも満たない頃です。そういえば、実家に封印していたそのトリッカーズ、アメリカには持って来てない事に数年前に気がついてカーチャンに

「黒くて穴がボコボコ空いた編み上げブーツ、そっちにない?」

「そんな靴見た事ないわよ?知らないわよ?捨ててないわよ?」

…もしかして捨てちゃったんじゃね!?怪しさ満点だよ…。絶対あるはずなのにどうしてないの?今ならトリッカーズを育ててみたい、ちゃんと履いて育ててみたい。あのおばあさんもアメリカにはいないだろうし(いたら泡吹いて倒れる)ないとなるとさらに履きたい!という欲求にかられてしまったのです。というわけでそれ以降、トリッカーズのサイトを開いてはレディースのブーツを眺める毎日が始まりました。

http://www.trickers.com

買うならチェルシーブーツかカントリーブーツがいいかなぁ〜と思いつつ、シアトルには売ってる所なぞないし、アメリカ自体トリッカーズを取り扱っている所すらほぼない。日本では取扱店が沢山あるけどさすがに日本経由では買いたくない(いつ頃から日本では有名になったんでしょう?)こっちから買うにはトリッカーズから直接買うのが一番良さそうだけど、しかし関税代が高くかかりそうだし一体いくらになるのだろう?

その後、なんとなくebayでトリッカーズを検索すると…あるじゃないですか、トリッカーズのファクトリーショップのアカウント。ファクトリーショップがアウトレット物をebayで販売し、アメリカにも発送してくれる。普通で買うよりも安いわ、公式サイトで紹介されてない色やモデルまであるわ。しかしレディースはメンズに比べたら出品数が少ないので、私のサイズ&好みのものが出て来ない。そして、やっと今月に入って私のサイズのカントリーブーツが現れた!…実際に「欲しいなぁ」とこのebayのアカウントをチェックし始めたのは今年の3月頃です。なんと根気よく待っていた事でしょうか(笑)しかし、「好みの靴がない場合は問い合わせを」と書いてある事に最近気がついたので、もしかしたら問い合わせたらebayにサクッと希望の商品を出品してくれたのかもしれません?

というわけで 欲しい!と思うモデルが出て来るまで半年以上かかりましたが、ebayでbuy it nowして一週間もかからずに届きました。箱の中には専用袋二枚、靴べら、予備の靴ヒモやケア方法の冊子とカタログが同封されています。靴自体は傷もないしどこらへんがディフェクトなのか私にはまるでわかりません。履いてみたら革の堅牢さやら踵のホールド感やら、コレだ〜!この履き心地だ、あのパンチ事件の第1号を瞬時に思い出した(笑)

これからシアトルは雨のシーズン突入。もうすでにここの所毎日のように雨が降っています。 これがあるからしょうみな話、雨がちなシアトルでは革靴をほとんど買った事がなかったのですが…今回買ったトリッカーズはソールがダイナイト(ラバーソール)だから助かった。靴ケア用品も揃えて育てるのが楽しみです。しかし、実家にあるはずのパンチ号(いきなり第1号がパンチ号という名前になっている)は今どうなってるんだろう。長い事ケアされてない靴ってどうなってるんだろう?2号はちゃんと履いて自分の足にあわせるのが楽しみです。