03/08/2011

The Visual Miscellaneum

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AmazonからThe Visual Miscellaneumが届きました。世界の政治経済、環境、文化などのトリビアネタがビジュアライズされている本です。表紙からしてカラフルですが、中身も表紙に負けてなく、おしゃれで面白く為になる本です。うまくデザインされた紙面構成と素敵な色彩感覚に溢れている所も魅力。

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例えば、これは世界の海抜を図解したページ。ロスがアムステルダム並みの海抜だったとは知らなかった。そういえば、シアトルもその昔はトイレに入るとお尻が濡れたどうとかという話を聞いた事があるような。(パイオニア・スクエア付近は、それが理由でそれまでの一階部分を埋めてしまったとか)

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このページは自然界からと人間の営みによる二酸化炭素の排出量を図解したもの。こういうイラスト、大好きです。ちなみに、1726年から比べると自然界の排出量は横ばいですが、人間によるものは約3倍に増えていますね。

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こちらの世界地図では各国の何がナンバーワンなのかが表示されています。アメリカは随分物騒ですな…。連続殺人で世界ナンバーワン(´Д` ) 一方、日本はロボットでした。何故かイギリスはニンジン。ニンジンの収穫量で世界一?でも、ニンジンの収穫量世界一は中国らしいのですが。ならば、その中国は何でナンバーワン?…豚と書いてあります。豚の飼育頭数がそんなに多いのかな?帝国書院のサイトで確認したら、断トツで中国でした。

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このページはカクテルの配合と、各国の酔い覚ましドリンク。このページもいたくカワイイです。トラディショナルな酔い覚ましは、卵黄にレモンジュースとウースターソースにコショウ少々入れたもの。アメリカは卵黄とウースターソース(これ、本当?)。オランダ人の酔い覚ましはビール(笑) イタリアとフランスはコーヒー、中国は緑茶…etc.

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ここらへんでやめようと思いますが、最後の一枚はイギリスの酔い覚ましドリンクとして紹介されたもの。ベークドビーンズ、たまご、ベーコン、ソーセージ?ちょ、こ、これは普通に朝ごはんじゃないですか!?(笑)

というわけで、ユーモアも交えたトリビアネタが素敵なデザインと色使いで楽しめる一冊でした。

08/07/2011

アリエッティの盛美園

Seibien Garden by migi328
Seibien Garden, a photo by migi328 on Flickr.

Flickrのスタッツを眺めていたら、Seibikanだなんて検索して私の画像を見に来ていた人がいました。Seibikanは、青森県弘前にある明治時代に建築された和洋折衷様式の館「盛美館」の事で、盛美園という庭園にあります。Seibikanという検索語から、外国の人が検索して見に来るとは珍しいと思い、私もSeibikanで検索。

知らなかったよー!
スタジオ・ジブリの「借りぐらしのアリエッティ」の参考とされた場所だったんですね。

この盛美園は父方ゆかりの場所ですが、家族で訪れる事がありませんでした。弘前まで行くのが大変だったからかな?ただ、父からはよく話しを聞いていたので、日本を離れる直前マダムを連れて訪れた事があります。

盛美館の方は、これまで建築関係の書物などで見た事はあったけど実物を目の当たりにした正直な感想は「こんなにこぢんまりしていたんだ」というのが最初に思った事。そして「和洋折衷ってやっぱりちょっと面白いふしぎ空間」というもの。しかし、どこもかしこも綺麗にピカピカにされ、丁寧に管理されていました。代々の管理、保存が大変だと聞きましたが本当にその通りだと思います。それから、庭園の静けさ、緑のグラデーションや苔むした岩など…良い意味での閉鎖的な空間、居心地の良さがあり、パカーンと開放感のある横浜の三渓園とはまた違う趣のある場所でした。

その後、母と伯母を連れて再度弘前を訪れましたが、弘前は良い街ですな。ご飯は美味しいし、レトロな所が残っているかと思えば結構おしゃれなカフェなんかも見つけましたし。ちなみに、マダムは「日本に住むなら弘前」と断言していました。

借りぐらしのアリエッティ効果で、映画公開時は盛美園を訪れる方も増えただろうと思いますが、あの場所がこれからも静かな場所でありますように。借りぐらしのアリエッティ、観なきゃ!(観ようと思ってなかったのに現金なものだ…)