またしても本棚を漁って来たネタですが…
明治神宮で頂いた教育勅語や御製を含む書籍「大御心」が出てきました。教育勅語は明治天皇が近代日本を建設するに当たって教育の普及、道徳の実践を心配されてこの勅語をお下しになった…というものであります。戦後、この教育勅語は学校で習うのが廃止されたそうですが…私もこれを頂くまではちゃんと読んだ事がなかったですな…今の日本だからこそ読む意味もありそうです。
そういえば、自分が小学生の時の道徳の時間ってどんな授業やってたかなぁ…
一つ覚えているのは、近所にあったブタ公園にテレビカメラが来る!という事で、皆でぶた公園(今改めて書いて「なんて名前の公園だ!」と思いましたが、近隣の他の公園もシュークリーム公園に三角公園、ジャリ公園というあだ名がついてましたな…他の地域でも変なネーミングの公園あるのかな?)に行って撮影隊をワクワクと待っていた事があります。しかし5時を過ぎても来ないので友達は全員帰宅。しかし、丁度うちに遊びに来ていた従妹と私がしつこく待っていた所、NHKの撮影隊が!私と従妹はブランコに乗ったりかけっこさせられ、その場面を撮って撮影隊は帰って行きました。
その後のある日、道徳の授業でNHKの教育テレビを見る事になったんです。先生がテレビをつけてある番組が始まると
私と従妹がぶた公園で走ってました!…道徳の授業、これしか覚えてないです(笑)
というわけで、教育勅語を全文を入力してみました。口語訳は各自調べてみてください(丸投げかい。笑)
「教育勅語」
朕惟うに 我が皇祖皇宗 国を肇むること宏遠に 徳を樹つること深厚なり
我が臣民 克く忠に克く孝に 億兆心を一にして 世々厥の美を済せるは
これ我が国体の精花にして 教育の淵源亦実に此に存す
爾臣民 父母に孝に兄弟に友に 夫婦相和し朋友相信じ
恭倹己れを持し博愛衆に及ぼし学を修め業を習い
以て智能を啓発し徳器を成就し 進んで公益を広め世務を開き
常に国憲を重んじ国法に遵い 一旦緩急あれば義勇公に奉じ
以て天壌無窮の皇運を扶翼すべし 是の如きは
独り 朕が忠良の臣民たるのみならず 又以て爾祖先の遺風を顕彰するに足らん
斯の道は 実に我が皇祖皇宗の遺訓にして 子孫臣民の倶に遵守すべき所
是を古今に通じて謬らず 之を中外に施して悖らず
朕爾臣民と倶に 拳々服膺して 咸其徳を一にせんことを庶幾う
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道徳でこれだけ難しい文章を読ませられたら逆に覚えそうだ〜
さて、私はシアトルに住んでいますが、日本国籍のまま永住権で居住しています。日々の生活において、私の周囲のアメリカ人から見たら恐らく私を通して一般的な日本人像を作り上げてしまう可能性があるので、一人の日本人として恥ずかしくないよう生活しているつもりではあります。アウェーにいる日本人として、これからも恥ずかしくないよう生きて行こうと襟を正した教育勅語でありました。