今年の秋の帰国は10月下旬から1ヶ月の予定で滞在する事になっていました。実は、その前にマダムのウィーン出張が入っており、それに私も一緒についていっても良いという話でした。
マダムの出張は大抵一週間ほど前に突然本決まりになるので、今回もギリギリになってから行くことが決まり、マダムはウィーン郊外のクライアントさんの住む街、もはや村に滞在。私は一人でウィーンに滞在する事になりました。
しかし、予定差し迫ってからのウィーンのホテル予約に難航。何やら大型音楽イベントが二つ位行われる予定でウィーン市内の90%のホテルが満室!その時点で予約が取れるのは超高級ホテルくらいしかありません…仕事で行くわけじゃないし、ましてやおまけで行くのにそんな超高級ホテルには泊まれません(笑)
行くのやめた!もしくはロンドンで待ってるわ!と冗談めかして言うと、しばし考えたのち、マダムが本当にロンドンのホテルを予約してくれました。が、内心一人でロンドンに行ったのは二十代の時一回だけです(友達や家族とは何度も行ってますが)。大丈夫だろうか?一抹の不安…
一人ロンドン大丈夫かな?と不安を残しつつ、一緒にシアトルからロンドン行きの飛行機に乗り、ヒースローで別れてマダムはウィーンへ、私はそのままロンドン市内に出る事になりました。
まず、ホテルは大英博物館の近くにあります。学生時代はまさにブルームズベリの安ホテルを定宿としていたので土地勘があります。しかし、まずお金がないのでATMでお金を引き出すことと、ロンドンのICカード「オイスターカード」にトップアップ(チャージ)しなければならない、できるかな?と、こういう細かい事にも不安で不安で仕方がありませんでした(笑)
まぁ、この二つも普通にクリアして、そこからは自信がついたので毎日一人で思う存分遊びまわりました。ロンドンへは実は今年の2月に三日ほど滞在しました。その前はもう15年ほど前になります。大学入って2年の夏にバイト代で初めてロンドンとパリに行ったのが初めての海外旅行。それから在学中は毎年ロンドンに遊びに行きました。
その頃と今を比べると、なんだか街がゴミだらけになってる気がする。きちゃない(笑)建物が美しいのに勿体無い感。あとロンドンの街中を歩いている人も当時とは違う。昔は真似したくなるようなおしゃれな人が多かったけど、今はあんまりおしゃれな人いないなぁという感想。また移民が増えたとはよく聞いていたけど、それは本当に感じます。また、観光客も昔に比べると格段に、ものすごく増えてるのを感じました。
しかしながら、ホテルの近くの公園のベンチに「私はロンドンの街に飽きることはないだろう」というメッセージと寄進者の名前が刻印されていたけど、私も同意せざるを得ません。私もロンドンには飽きることはないだろうなぁ…
ロンドン滞在中、一人でウィンチェスターまでアーサー王の円卓も見に行きました。そして、滞在後半にはウィーンからマダムも合流して車を借りてもらってグラストンベリーのグラストンベリートー(これまたアーサー王伝説の地)に連れて行ってもらいました。
このロンドン滞在では、帰りの便がエンジントラブルで離陸できず、結局追加でロンドンに二泊も延泊という棚ぼたがありました。しかし、おかげで、日本帰国までの日数がさらに短くなり、5日後には日本に帰国という慌ただしい日々を過ごしました。