29/05/2014

苦行 – サルミアッキのガム

20140529-213855.jpg今日の画像は、去年の暮れ頃にフィンランドのオンラインショップで買ったガムの一つです。まだまだこれらフィンランドからやってきたガムは豊富に台所の棚にあります。一体何袋買ったのか!という状態です。これまでに4〜5袋位たいらげたので、改めて感想を書いてみようと思います。

まず最初に開けたのが、Jenkkiというガム。ユーカミント味。それまで食べていたXylichewというガムと比べると、本当にあっという間に味がなくなるわ、カチコチだわ、ガムとしてはあんまり好きではありませんでした。とはいえ、ガムを噛む事で虫歯を予防というのがメインなので、取りあえずキシリトール100%だしな…と我慢。

ユーカミントを食べ終え、次に開封したのが同じくJenkkiの、今度はサルミアッキ味。サルミアッキというのは、リコリスの一種ですが(ですよね?)塩分の強いアンモニアの味のリコリスなのですな。リコリスやらルートビアやら普通に食す私ですら危険!と脳が警報を発する代物。しかし、子供時代をスウェーデンで過ごしたマダムは、サルミアッキを「これこれ」と嬉しそうに食べます。今回、このガムでサルミアッキ味、やはり警戒はしました。が、ガムになっていたらもしかしたら食べられるんじゃない?と、安易に買ってみたのです。

しかし、ガムになってもやはりサルミアッキはサルミアッキだった…(笑) あの鼻にくるアンモニア臭はガムになっても健在。これはガムでもキツいな〜と思いつつも、せっかくフィンランドから買ったので、他の事を考えている時にガムを噛む事に(笑)他の事を考えていると味も何もわからなくなります。でも、他の事を考えて味が分からなくなる程度ではあったようです(笑)

というわけで、私にさえ「うわ〜」レベルだったサルミアッキ味、なんとご丁寧に二袋も買っていた為、先に全て消費する事に。2ヶ月程かけてサルミアッキ味を食べていたのです。 そして、口の感覚が麻痺した頃、やっとサルミアッキを完食!とうとう、新味を開封!!それが、今日の画像のガムです。Xylimaxのブルーベリーバニラ味。 食べた結果、これまでサルミアッキで麻痺していた口が大いに喜んだ(笑)ガムもJenkkiと比べると格段に柔らかくて噛みやすいですし、ブルーベリーバニラ味も最高!辛い事があった後に良い事があると嬉しさが倍増になりますが、これはまさにその現象でしょう。苦難を乗り越えての美味しさ!ハレルヤ!!

豊富にあると思いきや、4袋しかありませんでした(笑)Jenkkiのユーカミントとオレンジ、それからXylimaxのムーミンのラズベリーとオレンジの二種が残っています。ガムを買ったのはこのサイトです

www.suomikauppa.fi

28/05/2014

いびきの着信音

マダムは、毎朝私にとある質問をします。それは…「昨晩、いびきかいてた?」 マダムはそんなにいびきはかかない方だと思いますが、たまに大きいいびきをかいています。本人は朝起きた時に喉に違和感があるのか、疲れが取れないのか、いびきをかいていたかどうかが何かしらの指標になっているようで(笑)毎朝決まったように同じ質問をします。そして、毎朝適当に(いびきをかいていなくても)「あ〜なんか猪みたいだったよ」等と返事。そして、必ず「どんな風に?」と再現を促すのです。その度に適当に鼻を鳴らしていびきの音を作って聞かせていましたが、毎朝やるのも面倒になってきたのですな。そこで丁度先日、大きないびきをかいていたので、真夜中に起き出してiPhoneのボイスメモでいびきを録音。 翌朝、マダムが起きて来た所でボイスメモを起動

スー ブォオオー スーー ブォオオー(時折私のクスクス音が入っている)

あたかも猪の鳴き声のような音が聞こえて来て二人で爆笑。録音している時はさほど面白いと思わなかったのですが、いびきを録音した音源が何故無性に笑えるのかわかりません。とにかくお腹をかかえて爆笑しました(笑)そして、あまりにも自分のいびきの音が面白かったらしきマダム、自室に音源を持って行ってパソコンに入れてエコーを付けたり逆回しにしたり、しばし遊んでいるので 「マダムからの着信はこのいびき音にしよう!」 と提案。エコーをかけたいびき音を実際に私のiPhoneでマダムからの着信音に設定したのです。そして、昨日の日中、いきなり私のiPhoneから

ブォォォォォォォォオオオオオオ〜〜〜(エコーで凄い事になっている)

と、地獄の底からのようないびき音が響き渡りました。え!?何これ何これ(小パニック)←着信音だと気がついていない(笑)目の前のiPhoneが光っている事でようやく気がつき出てみると、マダムが「テスト。うふふ」用事もないのに着信音のテストでかけていました(笑)

良かった外出中じゃなくて良かった(笑)もし、町中でいびき音の着信音がなっていたらそれは私だと思ってください。というか着信音、まともなものに変えよう!ハンソンの「きらめきMMM BOP」に変えよう!←Dr.ハウスの携帯の着信音(笑)

27/05/2014

イエンタフォーで浮気心

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昨日はメモリアルデーというわけで、マダムがなんと「ディンタイフォン行く?」と誘って来たのです。珍しい事があるもんだ!これに乗らずにどうする!!というワケで、ディンタイフォンがオープンする20分位前を狙って出かけました。そして、現地に到着してお店に向かおうとすると、マダムが「まぁまぁ、オープンまで車の中でのんびりしたらいいんじゃない?」という事で、二人で間抜けな顔をしながら車内でオープン待ち。その途中でマダムが「やけに中国語の会話が聞こえるな?まだオープンまで10分あるけどイヤな予感がする」と、車から出てお店の前に行ってみると…

ディンタイフォンの前には既に100人位のお客さんが!!100人は言い過ぎかも知れない、50人?う〜ん、40人位?(どんどん少なくなる。しかし、10人20人という数ではありません)

ひゃ〜、列も一列じゃなくてお店にワーッと集まってる感じだし、きっと私たちは後回し後回しにされて席がなくなるという状況がありありと想像できる。今日は諦めようという事で、諦めてタイ料理屋さんに行ってみました。そこはこれまで行った事のないお店ですが、イエンタフォーがあるというのです。イエンタフォーについては以前書いた事がありますが、紅腐乳を使っているというドピンク色のスープの見た目にはどん引くのですが、大変美味しい麺です。

ウェイトレスさんに「イエンタフォーの具はなんですか?」と聞くと「トマトベースのスープに、豆腐かシーフードの具が選べますよ」「シーフードにしてください。辛さは一つ星で(こちらでは大体辛さが1つ星から4つ、5つ星まで選べます)」

…?トマトベースって言った?でもトマトベースに紅腐乳が隠し味とかそういう事かな?と思いつつ、しばらくしてイエンタフォーが出てきました。

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幅の広い麺です。細い麺よりも幅の広いものが好きです。スープを一口。

イエンタフォーの味がしない(笑)

ウェイトレスさんの言っていたトマトベース、本当にトマトだけだったんだ!あの独特の味がないや(笑)そして、1つ星のはずなのに激辛!!我慢して我慢して食べましたが、唇も喉も胃もいってぇ〜。必死に食べているのをウェイトレスさんに目撃されたようで、マダムによると始終私の事を気にしていたそうです(笑)しかし本当に苦行のように辛かった…。途中、本当に辛すぎて涙が出ました(笑)話によると、このレストランでは3つ星までしかないそうです。なので1つ星でも辛いという設定になっていたようです。

というわけで、私にはとても残念なイエンタフォーでした。あと、野菜が何故か麺の下から出て来て、ちょっとザーサイっぽい臭みもありました…。ザーサイも苦手な私。やはり美味しいイエンタフォーを食べるにはいつも行くベジタリアンのタイレストランで食べよう、もう浮気はしない!と心に誓いました(笑)

25/05/2014

インド食材店

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ベルビューのちょい向こう(?)を走っていると、通りを歩いている人にインド系住民が多くなります。マイクロソフトで働いているというのを昔ちらっと聞いた事があります。それとともに、インド料理のレストランもよく見かけます。インド系の食材店も見かけます。昨日、車で走っている途中、まだ新しそう且つちょっと大きめのインド系食材店、India Supermarketというお店を発見。入ってみる事に。

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まず最初に目についたのが紅茶コーナー。テトリーの紅茶にジンジャーやマサラ、カルダモンなどのバリエーション。

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イギリスの麦芽飲料、ホーリックスもあったぞ!ホーリックスにもカルダモン味があるらしい。さすがインド!

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インドっぽい食材を写してなかったのですが、店内には各種豊富なスパイス類、乾燥した豆類、バスマティライスを含む米類、ちょっとした生鮮野菜、調理器具などがありました。しかし、どうしても目についたのがインドっぽくないもの。クノールのスープも…しょうみな話、インドにもチキンスープとかあるんだなぁ…と素朴に感動(?)

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こちらは料理に使うペースト類、イドリーやドーサといった粉ものミックス等のパッケージ。

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冷凍食品も多く扱っており、ロティやチャパティ、ナンなどからサモサやらインドのデザートやら盛りだくさん。インドにも進出していたドウボーイ↑ マダムはパニアというインドのチーズを素揚げした冷凍食品を買っており、帰宅後食べたら美味しかったそうで、次回行った時には大袋で買うと息巻いていました。

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インドのヴィックスベポラップ↑ 平たい容器でなんだかカワイイ。

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そして、これはオレンジクリームのサンドされたビスケットですが、なんと!!おまけ入り!しかし、レジを通った後で気がついたので買えなかった…って買ってどうする?…インドのおまけ事情、気になりますがな(笑)次回行ったら買ってみよう!

というわけで、シアトルのお隣にあるベルビュー市にはインド食材店が多く、中にはかなり充実したお店もあるというお話でした。

22/05/2014

ラミネートフィルム

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以前注文したラミネートフィルムが届きました。普通の生地をアイロンでラミネート加工できるフィルムですな。ラミネートフィルムは、かなり前に日本に帰国した際、カーチャンにipodカバーやらポーチを作ってもらう時に使った事があります。日本製のラミネートフィルムです。その時の結果は、仕上がったものに随分シワが入ってあんまり綺麗に仕上がらず、やはり市販の既にラミネートされている生地と比べるとしなやかさに欠けるという印象がありました。アメリカのラミネートフィルムは今回が初めてなので、実際にどうなるか実験です。

↑届いた箱を開封したら…こんな状態でラミネートフィルムが出て来た!!大丈夫なんでしょうか、こんな折れてしまっていて…!?

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シートを開くと既に深いシワが!丁度、トレーシングペーパーを折った感じのシワがついちゃってるよ…。こういうものって巻いて筒に送るとか、そういう風にしなくて大丈夫なの?これ、本当に使えるの?

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不安になりながら、折れ曲がった所をカットしてちょっとテストしてみます。↑こんな風にフィルムが折れ曲がっています。紙を剥がしてべたべたする方を布の表面に合わせて乗せてアイロンをかけます。深いシワ、大丈夫なんだろうか…ドキドキ

20140522-182830.jpg↑予想に反して綺麗にシワが伸びた!大丈夫なんだ、かなり深く折れて傷っぽくなってたけど、アイロンの熱で伸びたのでしょうか。綺麗に貼付ける事に成功!いいかもしれない、ラミネートフィルム!では、実際にミシンで縫ってみる事と、縫った後でひっくり返す、これをやってみました。ミシンで縫うのは普通の生地と同じで問題なく、ただし、ひっくり返した時にしわしわになってもうた。 20140522-182843.jpgシワの部分を撮影するのが難しくてあんまり見えていませんが、これはちょっと気になる。例えるなら、透明のトレーシングペーパーを布に接着して手で握りしめた後のようなシワが入っています。 20140522-182851.jpg↑光の加減ではほとんどシワが見えないけども、アイロンをかけてもピーンと伸びる事はありませんでした。まだ実験段階なので、実際にポーチ一つを作ってみようと思います。

20/05/2014

蔵出し缶バッジ

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気がついたら、作っておいてあるもののLopshopに出していない缶バッジがたくさんありました。恐らく、サイトリニューアル後、追々撮影して再リストしようと思いつつ、ずーっと忘れていたのでしょう。サイトリニューアルが2012年なので、二年も放置されていた缶バッジさん達↑

思い起こすと、ここ二年程Lopshopの商品はほとんど作っていませんでした。カレンダーだけはかろうじて作りましたが、他はほぼ何もしていませんでした。やはり、一つ何かを作るのにも結構お金がかかり自分にお金がかけられない事と、モチベーションが上がらなかった、商品はこれ以上増やさなくてもいいかな?等と思っていた事など…単にやる気がなかったのでしょう(笑)

以下は新たに追加する缶バッジ達です↓

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先日作った生地のイラスト(2013年度カレンダーのイラスト)を使って缶バッジにしてみました↑ 鉛筆描きイラストを缶バッジにすると弱いかと思いきや、案外いけるのではないか?

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これはデザインを変えて再アップ予定の缶バッジ↑

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これは2012年度カレンダーの「たれ耳うさぎの世界旅行」編を缶バッジにしたものです↑

20140520-075551.jpgこれも大分前にデザインしていた、題して「たれ耳の神通力」たれ耳がフルパワーを使って立ち耳になるというコンセプト(笑)のイラストもついでに缶バッジに。 今日はお天気がよいので缶バッジの撮影大会を行い、Lopshopに追加していこうと思います。

http://lopshop.net/

18/05/2014

カランダッシュのペン

20140518-192015.jpg先日、カランダッシュの2010年度の限定らしきセントバーナードのペンを見つけました。セントバーナードのグッズはほとんど見かけた事が無いし、これは珍しい!と、セントバーナード好きの社長に影響を受けている私は速攻で入手する事に!(うさぎの趣味に影響を受ける人間がこの世に存在するとは…!)早速、ebayで探してみると、安い所を発見。そして、そのペンが届いたのです。

しかし、開封してみたら…牛バージョンでした(泪目)

ebayのそのショップに連絡を取ると、返品交換か、ペンを手元に置いておくなら5ドルは返金しますのでセントバーナードは新たに買ってくれとの事。返品するにしても発送料はこっち持ちのようですし、ならこの際手元に置いておいて5ドル返金してもらった方がいいのかな?と、そうする事に。そして、新たにセントバーナードの方を購入。

上の画像は何年か前に買ったカランダッシュの他のボールペンと今回届いた牛です。牛の顔が微妙に怖くて可愛くはないのですが、一応「カワイイもの」カテゴリーに入れておきました。

16/05/2014

ヒエロニムス・ボスの画集

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買ってしまいました。タッシェンの3月に出たらしき新しいヒエロニムス・ボスの画集を。コンプリートワークスだそうで、昨日届いたのを開封してみると…

とにかくでっかい!しかもダンボール製の↑取っ手付きボックスに入った豪華版。とにかくでっかい!アタッシュケースか!と。

↓左から今回買った画集、ボックス、そして以前買ったボスの画集を並べた所。以前買ったのも縦35センチ位で大きくて重いけど、今回のはそれ以上!

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特筆すべきは、この見開きです。「快楽の園」のパネルが紙で再現。

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天地創造三日目と言われる地球の様子だそうです。左上に神様。ちなみに他のページにはこの神様の大アップもありました。

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開いた所↓ 小学生の頃、お留守番の時に必ず見ていたボスの画集。とにかくこの「快楽の園」のページばかり見ていました。なぜお留守番の時って、裸の人間が描かれたいかがわしさから親に見られたらマズいと思っていたのでしょう。しかし、裸というよりも細部に描かれた奇怪な生き物や変人さんを湛然になめ回すように閲覧し、一体どういう脳みそだったら(←良い意味で。笑)こんな生き物を思いつくんだろう、こんな変な様子を想像できるんだろう、絵にできるんだろうと謎で頭が一杯になっていたあの頃。そして、ここ、もっと拡大!拡大プリーズ!と切望しながら。

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↑の見開きでも、他の画集と比べたら細部が確認できるほど大きくはあるのですが、改めて部分部分がかなり大きく拡大して印刷したページがあります。小学生の頃の私がこの画集を手にとったら丹念に細部が見られて狂喜乱舞の大騒ぎだった事でしょう。そして、ボスの描いたスケキヨ…これが大写しで見られて大変満足。

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↓この中に入るの楽しそう。ねずみは社長にしてほしいが。

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いつも気になっていた犬↑ この犬は「手品師」にもテーブルの下らへんにいたと思う(笑)

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これは「東方三博士の礼拝」ですが、これも次のページに拡大が。祭服?の肩の部分がこんな描き込まれているとは知らなかった!ボスの絵は細部が見逃せないですな。

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さて、こちらはボスの描いたうさぎたち↓

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スケッチのページから↓

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このペンのタッチがやはり巧みと言うかこなれていると言うか油彩より上手な人みたいと言うか(笑)そういえば、wikipediaの「快楽の園」のページにはこんな風に書いてありました「描かれた人間たちは細身でマネキン人形を思わせ、生気を欠く。しかしこれは決してボスの技術や才能の不足によるものではなく、意図的なものであろう」(wikipediaだけど…)何はともあれ、実はどんなアーティストの作品も、完成した作品よりこの手のスケッチや未完の作品を見るのが楽しかったりしますな。

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そして、この↓スケッチはほぼ落書き?偉大なる画家の落書き、もっと見たい!犬を何度も描き直してる所や、何度も描き直して「あ、そうだ、頭に乗っけちゃえ」とでも思ったかのように頭上に犬を描き込んだり、テケトーに描いたと思われるちょい崩れ気味の左のおじさんの顔とかにボスの人間味を垣間みてニヤニヤ。何しろ1500年代の人物。当時の人も今の人間と変わらなかったのかな〜など、想像できて楽しいです。

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さて、私が持っているもう一冊のボスの画集も改めて見てみました。既に持っていた画像でも部分部分が拡大印刷されており、絵の細部を見る事はできます。しかし、個人的には今回買ったタッシェンの方が良かったです。印刷もクリアでやはり拡大も満足いく拡大加減、さらに筆跡もシャープに出ているし(一度描いた作品を塗りつぶして描き直したのも分かる位)色も綺麗に出ています。以前買った方は全体的に印刷の黄色みがちょっと強く、筆跡は見えるもののなんとなく印刷が潰れた感じ。↓同じ部分を撮ってみました。

20140516-114441.jpg ↑タッシェンで、↓Abbeville Pressという所の画集。ちなみに、この二冊の画集、値段はどちらも同じでしたが、タッシェンの方はあたかも盆と正月がいっぺんにやって来た的な画集でした。20140516-114450.jpgいつか、必ずオランダにあるヒエロニムス・ボス・アートセンターに行きたいです。

13/05/2014

お宝本「アント&ビー」

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今日の画像は、私の宝物の一つAnt and Beeの絵本です。この本は、その昔イギリスの友達が送ってくれた本です。その友達は、私が好きそうなものを選ぶのがとても上手で、毎回荷物が届くとワクワク。この時はこの手のひらサイズのミニ絵本が出て来て「ぎゃー!」と歓声をあげていたと思います(笑)

そして、中を開いてさらにギャー!ストーリーもイラストも何もかもが可愛い!

それ以降、日本では洋書屋さんに行ってもこのAnt and Beeの絵本は見なかったし、しばらく忘れていたのですが、アメリカに来て再び思い出してネットで検索すると、既に絶版になって上の画像の絵本でさえ200ドルや300ドルというバカみたいな値段がついていて驚きました。

その後、エジンバラの古書店に入ってやっと見つけたのが↓ Ant and BeeシリーズのMore and More Ant and Bee。それから、犬が出て来るお話の絵本もあったと思いますが、そちらは75ポンドだかかなりの高額で諦め。このMore and Moreでも15ポンドで買ってきました。

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所で、本の形をしたクラッチバッグが流行っていました(現在進行形か?)よね?オリンピア・ル・タンのクラッチバグ。恐らく2011年の画像と、ちょっとネタが古いのですが、ティルダ・スウィントンが手にしていたクラッチバッグがAnt and Beeのものでした。つい先日初めてその画像を見て床を転げ回りました。あまりの羨ましさに(笑)

http://coolspotters.com/handbags/olympia-le-tan-ant-and-bee-clutch/photos_videos/1954847#medium-1954847

一体いくらなんだ、このAnt and Beeは?何はともあれ、私には手も足もでん(笑)そして…Ant and Beeから離れますと、オリンピア・ル・タンの2014年秋冬ものらしき作品がマジックシリーズだ…と?うらやまけしからん!ル・タンのサイト↓

http://www.olympialetan.com/#wordpress/i-put-a-spell-on-you-fw-2014-accessories

警報:うさぎ率高し!うさぎ率高し!!(鼻血)しかも「日本少年」が気になってしゃーない。(※「日本少年」とは明治時代に実業之日本社から創刊された少年向け雑誌のようです)

再びAnt and Beeに話を戻してアマゾンで検索。すると、なんとAnt and Beeが復刊しているではありませんか!これを機会に全巻コンプリートを目指そうと思うのですが、レビューに「昔のと内容が違う、絵も違う。昔のはブライアン・ワードが挿絵だったけど、新刊ではアンジェラ・バナー(著者)の挿絵になっている」…まだ実際に見ていないので本当かどうなのか分からないけど、もしそうだとオリジナルを知っている人間にはちょっと気になるレビュー。取りあえず、数冊買ってみようと思います。

12/05/2014

フロッピーディスク…

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随分前にOSを入れ替えた時だかに失ってしまったフォントがある事を思い出して、そのフォントを再び入れようとクローゼットから掘り出してきました。↑ロンドンの交通博物館で買ってきたジョンストンというフォントです。ロンドンの路線図やら駅名表示やらに使われている有名なフォントですな。このフォントが好きで良く使っていたのに、気がついたら最近使ってなかったし、フォントを持っていた事も忘れていたよ!どんなフォントかと言うと、このようなフォントです↓

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さて、今使っているMacに入れるかと、いそいそと開封してみますと…フロッピーが出てきた!そうだった…これを買った当時すでにフロッピーはほぼ過去の遺物となっていた頃。このフォントも棚の片隅にあるのを目ざとく見つけて「なんとかなるだろう」と買っていたのです(←実際なんとかなった。笑)しかし、今では私自身もフロッピーを読み取る外付けも持っていないですし、Macの環境もその当時と比べるとさらに変わりました。なら、このフロッピーに入っているフォントは諦めてオンラインでこのフォントをダウンロード購入してみようか?と、この箱に書いてあるURLに行ってみると…P22ジョンストンファミリー(太字、細字、その他のセット)でなんと165ドルとなっているではありませんか。お高い!フォントなら手元のこのフロッピーに入っているのに!!

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そんな時、丁度マダムから「今スーパーにいるんだけど、何か欲しい?」「ないよ。所でフロッピー読み込める機械ある?」「あるよ」「あるんかい!!TART!!(←YATTA!!と入力したら自動変換で勝手にタルト!になったまま送信)」→帰宅したマダムはベリータルトを手にしていました。

話を軌道修正しまして、マダムにこのフロッピーを見せると…「できるよ」と自分の部屋に。ガラクタをかき分けると(マダムの部屋は人跡未踏のような場所です)そこには鈍く輝きながら鎮座しているマッキントッシュのQuadora 950(発売年1992年!マダムは恐らく近年入手したものでしょう。何気にウチにはリサやクラシック、アップルIIなんとか等がクローゼットに隠れています)が今にも起動する気満々で佇んでいるではありませんか!!早速起動し、懐かしい起動音を聞き…そこに入っていたネスケ3という化石のようなブラウザで我がLopshopを見てみたい!とお願いすると…

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爆弾が出てしまった!!(笑)というわけで、これ以上クアドラ爺さんを困らせても可哀想なので、さっさとイーサネット経由でネットに繋いでもらって、フロッピーのデータをオンライン経由で私のMacに持って来る事に成功!

無事に使えるようになったジョンストンフォントを使って缶バッジを作りました↓

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こんな書籍が出版されていました。読みたい!
「ジョンストンのロンドン地下鉄書体」ジャスティン・ハウズ/後藤吉郎 訳(烏有書林刊)