11/12/2018

マダムにもお不動さん

最近、私が帰国すると、後半になってマダムも日本を訪れて最終的には二人でシアトルに戻ります。今回の滞在でも後半になってマダムが日本にやってきました。アメリカへの帰国日は護摩法要の翌日に決めていました。

もちろん、鎌倉の護摩法要に行けるように!!(笑)

しかし、マダムが本当に行きたいのかわからないので予定はきっちり決めずにいました。一緒に読経しないとならないし、経本はふりがなが振ってあるけど読めないだろうなぁとも思ったし、もしつまらない思いをさせたら可哀想だなぁと。再確認すると、行ってみたいというので鎌倉まで一緒に出かける事にしました。

途中の乗り換え駅では、ホームに出るのにエスカレーターに乗らなければなりません。私が先にエスカレーターに乗り、マダムは私の後ろに立っていました。なんとなく対抗のエスカレーターを見ると上の方から降りてくる人の一人が明らかに私をジーッと見てるんです。(私の前後に人がいるのに…)

ちょっと普通じゃない感じでガン見して降りてくるんです。なんだろう?と思いつつ、私も思わずその男性を眺めていたのですが、その男性は顔に特徴があって、左目がしっかり開かない感じです。続けてジーッとわき目も振らずに私をジーッと見続けているのですが、それが嫌な見られ方では全然なくて興味津々で見ているという感じだったんです。

そして、すれ違いざま…

めちゃくちゃいい笑顔で微笑みかけてきた!!(笑)まさに破顔一笑って顔で笑ってきた!(笑)え?なになに?って釣られて私も思いっきり笑顔で返しちゃった(笑)

ちょっと面白かったので後ろに立っているマダムに振り返って「ねぇ、今の人見た!?」と聞くと、カバンをゴソゴソしながら「え?なに?見てない」見逃していました…

今思うと、おかしな話かもしれないけど、あの男の人ってもしかしてお不動さまじゃ…あはは? 

そして、マダムを連れての護摩法要は特にマダムを心配することもなくマダムも初めての日本での護摩法要の雰囲気を楽しんでいるようでした。そして、再び副住職さんに「お守り…」と声をかけて(絶対こいつまたか!って思われたはず。笑)マダムに腕輪守りを引いてもらいました。

マダムはここ数年ほど会社のディレクターに悩まされています。ディレクターは分野の違う所から来た人で仕事の内容が完全に分かっていないので、言うことが結構無茶苦茶で社員の足を引っ張っています。また、人間的にも「(会社の創業者)はもうすぐ死ぬから」など、平気で酷いことを言う、言える人です。社内全員から嫌われています。人事部にも何度もディレクターに関するクレームが方々から提出されています。人事もディレクターと何度もその件ではミーティングや注意を出しているけど全く改善はされません。ディレクターは今も普通に会社に来ています。そして、会社の創業者は実際に私たちがロンドン滞在中に入院してかなり呆気なく息を引き取ってしまいました。話を聞いていた私もディレクターの言葉が悪い意味で本当になってしまった事で気分が悪くなりました。

そう言う状態で引いたマダムの腕輪守りのメッセージは「敢」

あえて〇〇する、勇気を出して〇〇する、思い切って〇〇する…

つまり、お不動さまにハッパかけられたマダムであった(笑)多分、ディレクターの思惑に負けず、思い切って自分の信じるとおり仕事をせよって意味なのではないかな?と私は解釈しました。

秋の帰国

さて、そんなこんなでロンドンから戻って慌ただしく準備して日本へ再び帰国しました。その日程は、なんと鎌倉の護摩法要に合うように(笑)母からは「え〜?」と結構呆れられました(笑)

28日に鎌倉の護摩法要に行って、そしてこの時にやっと腕輪守りを頂くことができました。この腕輪守りは一つ一つ違う顔と言葉がついているそうです。その言葉はお不動さまからのメッセージという事で、ずっと興味津々だったのです。もちろん、イケメンお不動さまにもまた直接眼前で眺めることができる事にもワクワクしていました。

イケメンお不動さま、私には一体どんなメッセージをくださるのであろう?副住職さんの読経の後、三宝に乗せられた数々の封筒から一つ好きなものを引きます。おみくじ的な感覚です。明王院を後にして路上で早速中身を確認する私(笑)待てができないやつ(笑)

出てきた文字は「歓」

よろこぶ、たのしむ、めでる、歓迎の歓…素敵なメッセージきたー!メッセージの一文字は受け取り方が様々で、後から意味がわかるなどもあるそうだけど、お不動さまからの歓迎の意味かもしれないし、私が生まれた時に世界が歓迎してくれたのかもしれないしそれだけにクサクサせず自分を大切にしなさいよって事かもしれないし(壮大だな!!笑)受け取り方はいかようにもなります(爆)

とにかく素敵なメッセージを頂きました。それから以降、私はこの腕輪守りをとても大切にしています。これはマダムにも引かせたい、そう思いました。

日本帰国前の話

今年の秋の帰国は10月下旬から1ヶ月の予定で滞在する事になっていました。実は、その前にマダムのウィーン出張が入っており、それに私も一緒についていっても良いという話でした。

マダムの出張は大抵一週間ほど前に突然本決まりになるので、今回もギリギリになってから行くことが決まり、マダムはウィーン郊外のクライアントさんの住む街、もはや村に滞在。私は一人でウィーンに滞在する事になりました。

しかし、予定差し迫ってからのウィーンのホテル予約に難航。何やら大型音楽イベントが二つ位行われる予定でウィーン市内の90%のホテルが満室!その時点で予約が取れるのは超高級ホテルくらいしかありません…仕事で行くわけじゃないし、ましてやおまけで行くのにそんな超高級ホテルには泊まれません(笑)

行くのやめた!もしくはロンドンで待ってるわ!と冗談めかして言うと、しばし考えたのち、マダムが本当にロンドンのホテルを予約してくれました。が、内心一人でロンドンに行ったのは二十代の時一回だけです(友達や家族とは何度も行ってますが)。大丈夫だろうか?一抹の不安…

一人ロンドン大丈夫かな?と不安を残しつつ、一緒にシアトルからロンドン行きの飛行機に乗り、ヒースローで別れてマダムはウィーンへ、私はそのままロンドン市内に出る事になりました。

まず、ホテルは大英博物館の近くにあります。学生時代はまさにブルームズベリの安ホテルを定宿としていたので土地勘があります。しかし、まずお金がないのでATMでお金を引き出すことと、ロンドンのICカード「オイスターカード」にトップアップ(チャージ)しなければならない、できるかな?と、こういう細かい事にも不安で不安で仕方がありませんでした(笑)

まぁ、この二つも普通にクリアして、そこからは自信がついたので毎日一人で思う存分遊びまわりました。ロンドンへは実は今年の2月に三日ほど滞在しました。その前はもう15年ほど前になります。大学入って2年の夏にバイト代で初めてロンドンとパリに行ったのが初めての海外旅行。それから在学中は毎年ロンドンに遊びに行きました。

その頃と今を比べると、なんだか街がゴミだらけになってる気がする。きちゃない(笑)建物が美しいのに勿体無い感。あとロンドンの街中を歩いている人も当時とは違う。昔は真似したくなるようなおしゃれな人が多かったけど、今はあんまりおしゃれな人いないなぁという感想。また移民が増えたとはよく聞いていたけど、それは本当に感じます。また、観光客も昔に比べると格段に、ものすごく増えてるのを感じました。

しかしながら、ホテルの近くの公園のベンチに「私はロンドンの街に飽きることはないだろう」というメッセージと寄進者の名前が刻印されていたけど、私も同意せざるを得ません。私もロンドンには飽きることはないだろうなぁ…

ロンドン滞在中、一人でウィンチェスターまでアーサー王の円卓も見に行きました。そして、滞在後半にはウィーンからマダムも合流して車を借りてもらってグラストンベリーのグラストンベリートー(これまたアーサー王伝説の地)に連れて行ってもらいました。

このロンドン滞在では、帰りの便がエンジントラブルで離陸できず、結局追加でロンドンに二泊も延泊という棚ぼたがありました。しかし、おかげで、日本帰国までの日数がさらに短くなり、5日後には日本に帰国という慌ただしい日々を過ごしました。

シアトルのお不動さん

今年の6月、シアトルに戻ってからのお話です。

シアトルでもどこかお不動さんのいるお寺ないのかな〜。シアトルにはアメリカ本土で唯一の神社、椿大神社のシアトル分社アメリカ椿神社があります。お寺もいくつかあったはず。そこで、調べてみると

シアトル高野山というお寺が比較的近所にありました。高野山がシアトルにあったなんて知らなかった〜!お不動さまがいて護摩法要を毎月行っているではありませんか。ちょっと参加してみたいと思い、マダムに相談すると一緒に行く、ということになりました。

しかし、初めて行く場所で不安なので護摩法要の何日か前に場所の確認を含めて行ってみることにしました。住職さんはとても親切で情熱を持って運営していることが伝わってきます。これはイケる(笑)

高野山は真言宗ですな、そして弘法大師ですな。実は、私は仏教系の高校を卒業しているんです。しかも真言宗系のお寺が経営する学校なので学校行事に弘法大師のイベントもあったりした。日本から離れた異国の地ながら、これは馴染めるかもしれないという安心感がありました?

というわけで、用事がない限りは毎月後半行われる護摩法要に顔を出しています。すっかり護摩法要にハマってしまった私であった…

お不動さま

謎のお坊さん(笑)から、鎌倉の明王院をオススメされて興味が湧いた私は、帰宅後に早速調べてみました。鎌倉時代に建てられたお寺で、ご本尊様は不動明王、お守りのページを見ると赤と金色のブレスレット型のお守りが!

赤と金…!(笑)え〜これはお坊さんオススメのアイテムまんまじゃない?

この時からもう明王院には行く気満々。早速、護摩法要だという28日に行くことにしました。護摩法要も一体どういう事を行うのかわからないし一人で行くので本当にドキドキしました。

護摩法要では経本を貸してもらってお堂内にいる全員で般若心経などを一緒に唱え、最後に棒を渡されて、その棒が何かわからず謎だったので単に願い事を心で唱えながら護摩壇の火にくべました、他の方がやっているように。そして最後、正面のお不動様の目の前に行かせていただいてご対面。ここのお不動様が…ほぅ…かっこいい!

もぅ、びっくりした。かっこいい、本当に。細身のスタイルで若々しくてお不動様って怒り顔と言われるけど、なんかイケメン…ちょっと不謹慎な言い草?ごめんなさい!ε-(´∀`; )

そして、副住職さんに「腕輪お守りありますか?」と訊ねると、「現在在庫がなくて来月の護摩法要までには用意ができる」とのこと。ガーン( ̄◇ ̄;) 予定ではその前日にシアトルに戻ってしまう(泣)

後日、やっぱり気になって同じく金と赤のコンビネーションの倶利伽羅守りというものを頂きに再び明王院を訪れました。この倶利伽羅守りもかっこいいので今ではお気に入りのお守りの一つです(結局、この後私はマダムや母の為へとこの倶利伽羅守りを合計3個入手しました。笑)

そして、その時はシアトルに戻ってきました。これが今年の5月のことでした。


お坊さん?

随分久しぶりのブログ記事になってしまいました。ワードプレスをアップデートしたら文章入力方法が変わっていて使い方がわからなくなっています。

最近、日本には年に2度の頻度で戻っています。そして、帰国する度に神社に通っては御朱印をいただいています。ずっと御朱印集めをしたかったけど、帰国できずにいた間に何やら大ブームになってて、人気だから始めたみたいになっちゃった?

しかし、最近は行く神社が決まってて御朱印を集めるというよりただ単に神社に通うために帰国している、みたいになっています。私が必ず訪れる神社は明治神宮、乃木神社、神田明神、日枝神社、根津神社、鶴岡八幡宮…ここら辺は必ず行くと決めている神社です。あと、実家近所の氏神様?にも滞在中は出来るだけ行くようにしています。

その実家近所の氏神様へ、朝、散歩がてら母と行った時のことです。去年だったっけかな…?丁度参拝する時、一人の男性が我々よりも先に参拝していました。こちらが参拝を終えて神社の階段を降りていると、その男性がこちらを階段の下からチラチラ見ているんです。なんだろう?と思っていたら話しかけられました。

参拝中、神職さん達が本殿の中つまり神様の真ん前で私がいるにも関わらず雑談して立っていた、とても失礼な神社ですね、と憤りが収まらない様子。母と二人でそうですねと話を聞いていたのですが、その眼光の鋭さや佇まいから普通の人ではなさそう…と心の中で思っていると、母も同じことを思ったようです。氏神様の話の後、しばし雑談を進めている時に母が「お仕事は何をされていらっしゃるんですか?」

「もう定年しまして、定年後は比叡山の方で修行して得度しました」…なんと、お坊さんでした。?どこかのお寺に属しているわけではないそうなので、お坊さんという呼称はおかしいのかな?

さらに雑談をしていると、母が「この子も最近御朱印集めをしていてよく神社仏閣に行くんです」すると、お坊さんが「御朱印集めはいいと思うんだけど、あんまり滅多やたらに色んな所に行かない方がいいんじゃないかな〜?やっぱり場所によっては不浄霊がいたりするからね〜」そして続けて「何か一つお気に入りの仏様を見つけてそれ目当てにお参りするのも楽しいよ。私は大黒様のいるお寺めぐりしてるの。それから、赤いものか金色のものを身につけてるといいよ」

赤いものか金色のものは悪いものから身を守るまではいかないけど寄せ付けないだか何かそういう作用があるそうで、ハンカチでもなんでもいいそうです。

話は鎌倉のお寺の話になり、お坊さんからは「明王院と杉本寺はオススメですよ」と教えていただきました。御朱印集めとはいえ、お寺はあんまり興味がなく、ほぼ神社にしか行ったことがなかったので鎌倉のオススメのお寺にはどちらも訪れたことがありませんでした。そこでお坊さんとはお別れして母と帰宅しました。

ちょっと不思議なことは、そのお坊さんは毎朝この氏神様か、もう一つ近くにある神社を参拝しているとのことでしたが、それ以前にもそれ以降も結局全くお会いすることがなかったことです。続く

22/08/2016

夏休み

SMAPが解散したというニュースを読んで、そういえばSMAPの曲ってちゃんと聴いたことがなかったなぁとyoutubeで動画を漁っていました。「夜空ノムコウ」とか「世界で一つだけの花」などを聴いていて「あ〜なるほど、これか〜聴いた事あるわ〜」と思いつつ、気がつくと井上陽水の「少年時代」を聴いている私…

小学生の頃の夏休みの情景がありありと脳裏に蘇ってくるではありませんか!

学展に出すために自分よりはるかに大きい作品を抱えて、母と一緒に上野の都美術に行く時の上野公園の蝉時雨と暑さと絵に描いたような入道雲→美術館の後は必ずカーチャンとかき氷食べた
糸をつけた割り箸とバケツとよっちゃんイカを持って、クラスの男子を誘って久我山の岩通近辺の玉川上水でザリガニ釣り
庭にテント張ってもらって夜通し星空観察
カブトムシ育てて繁殖させるものの、繁殖しすぎて気持ち悪くなって放置
お兄ちゃん達と花火して遊んだあと、カーチャンがスイカ用意してくれててみんなで縁側で食べる
具の少ない冷やし中華(あの酸っぱいスープは今でも苦手じゃ)にそうめんばかりの昼ごはんに不平を漏らす

旅行やお出かけ以外の夏を思い出して書き連ねてみたわけですが…思いっきり昭和だなぁ〜と思わざるを得ないですな。しかもやってる事がほぼ男子児童?(笑)

ザリガニ釣りは特に楽しくて、そんな事を思い出してシアトルでもザリガニが生息している所を探していたんです(釣るのか!!笑)マダムにも「シアトルでザリガニ獲れる所あるよね?」と質問すると「ザリガニならIKEAで売ってたじゃない」

ちょ!!食べるんじゃない(笑)飼う為に獲りたかったのに…というかアメリカのザリガニはよっちゃんイカで釣れるんだろうか?でも私が釣ってたザリガニはアメリカザリガニだからきっと釣れるよね?(笑)その前に宇和島屋にもよっちゃんイカ売ってないわ!

タイムマシーンがあったらあの夏に行きたいな〜!
しかし、この「少年時代」の歌詞ってじっくり聴くと意味がわからないのですが、なんでこんなにも夏の情景が思い浮かんで懐かしい気分にさせるんだろう。なんだか良くわからないけど凄い歌だ(笑)

17/04/2015

バス停一つ間違えて精神崩壊した話

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グリーンカードの更新で、本日はシアトルの隣にあるタクウィラ市の移民局まで行ってきました。ちょっと遠いのでマダムに車を出してもらいたいとは思ったのですが、移民局からのレターには本日11時に来いとの事。今週は突発的な事故により歯医者にも緊急で連れて行ってもらっていたので、さすがにこれ以上マダムにおんぶに抱っこはさせられないわ〜とバスで行く事にしました。

個人的にアメリカのバスは苦手で誰かがシアトルに遊びにきた時にしか乗りません。バス怖いですしおすし←奇声発してる人とか運転手に暴行事件とか良くありがちありがち。でも、乗るしかないだろう。そこで、バスについて検索していると…日本のSuica、ロンドンのオイスターみたいなカードがシアトルにもある事を発見(しかもそのカードが登場してから既に5年位経過しているらいい。笑)。オルカカードというもので、近郊の電車、バス、フェリー共通で使えるカードだそうな!バスに乗る上で最も不便な事は、おつりがでないよう小銭や1ドル札を持っていないといけない事だったんですな。しかもドル札は大抵ヨレヨレだから一発で機械に入らないおまけ付き。しかし、ピッ!で乗れたら最高じゃないの〜。というわけで、昨日はダウンタウンのオルカ自販機までオルカカードを買いに行ってきましたぞ。それが、上の画像のカードです。

しかしこのデザイン、なんか新興IT企業の名刺みたい…。もっとスペースニードルとかシアトルの街並を可愛くグラフィカルにしたイラストを使って、海にはオルカの背中が見えてる…とかそういうデザインにすれば良かったのに。

それから、シアトルメトロのTrip Plannerというアプリ(バスの時刻表やルート等がわかる)をダウンロードして準備万端!

さて、今朝の事です。お目当ての移民局に行く124系統のバスに乗り込みます。ダウンタウンは3rdストリートに、この124系統のバス停がありますが、この3rdストリートはちょっと…かなり…おっかない通りなんですな。昨日も下見にここを通りかかった時、奇声を発する人や、見ず知らずの他人に暴言吐いているオジさんなどで賑わっていました。バスに乗る時もホームレスみたいな人が自分も含め皆に「バスに乗りたいけど小銭ない!小銭もらえない?」とやってきたし。おい、それ絶対嘘だろう、バスに乗らないだろう?(笑)ヘロインか何かで酩酊状態で路上をゴロゴロ転がってるおばさんまでいたり、本当にカオス!しかし、無事にバスに乗り込んでオルカをピッとやって、がら空きの車内、座席に座ると今度はぷ〜んとアンモニアの臭い。誰だよ〜おしっこしたの!本当にカオスです。

乗り込んでしばらくしてから、マダムからメッセージが「大丈夫?バスに乗れた?臭い?」

…!!なぜ今感知した事が分かった(笑)一言「Kusai」と返事しました(笑)

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パイオニアスクエアにあるポリスミュージアムの前を通って

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長距離列車の駅、キングストリート駅を通って

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アメフト、シーホークスの本拠地センチュリーリンクフィールドを通って…なんかバスに乗ってるのが楽しくなって来たぞ〜!

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インダストリアル地区にあるジョージタウンを通って

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ボーイング社やフライトミュージアムの前を通って。移民局はこのボーイングフィールドを通過してしばらく走って高速の下を通り抜けてちょっと走った左側にあるはずなんです。ここからそう何十分もかからない距離で、前もって検索したサイトに112th Stのバス停で降りると書いてあったので、車内アナウンスで112th Stと流れた時に骨髄反射でバスを止めて降りてしまったのですが…あれ、そういや高速の下通過してなくない???

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ここどこー!!!!本来ならバス停のほぼ前に移民局があるはず!Heiserってなによ!Heiserって移民局って意味なの?こら違うわ〜!

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降りたバス停の前…なにこの大自然的な!!移民局どこよー!!!よくよく見ると、前方、高速がちらっと見えるんです。前もって頭に叩き込んだ地図によれば、あれを超えてすぐにあるのよ、移民局は!なんで前もって調べておいたバス停が違うの!しかしまぁ、バス停一つ手前で降りてしまっただけですし。人っ子一人歩いてないけど一つ分歩こう!と歩き始めました。

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オワター!これは渡れない(笑)あの前方の高速の高架を通り過ぎたらすぐのはずです。しかし、そこに行くまでは高速の入り口(画像の部分)を渡らないといけません。車は頻繁に通らないけど、頑張れば渡れるけど…でも轢かれて死んでる鹿とか想像するとこんな所死んでも渡れないよ!どうするのよ、これ!この世の終わりだー!こんなんじゃ移民局行けない、もう不法滞在するしかないんだ…グスン。右手を見ると、ドワミッシュ川が流れています。

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あぁ、かわきれい…(精神崩壊)

なんかも〜本当にどうしようと川を眺めながら思考停止して、バス停に戻って次のバスを待つ事にしました。えぇ、たったバス停一つ分の距離の為に。しかし、精神崩壊状態なのでアプリを使いこなす事ができず、いつごろ次のバスが来るのか分からないという(笑)そして、その間にマダムに「バス停一つ前で降りてしまって、歩こうと思ったけど高速の入り口とか人が生身で渡ったら死にそうで渡れなくて不法移民決定だよ」なんちゃらかんちゃらとメッセージを送りました。しばらくすると「え!!今から行くから!」と結局マダムが出動するハメに。つかえね〜自分!(笑)取りあえず、私が精神崩壊しながら直立していたバス停まで、マダムの職場からは車で10分…せいぜい15分程度の場所だったので、本当にすぐ来てくれましたが…つかえね〜自分(笑)

というわけで、なんだかもう移民局に行くのにしたくもない大冒険でした…やれやれ。あ、やれやれと思ったのはマダムの方ですね(笑)

 

ちなみに、移民局での用事は30分程度で終わりました。今回は10年カードが切れたのでその更新です。指紋採取と顔写真を撮られておわり。しかし精神崩壊の余韻を残したままだったのでどんな顔写真になっているか想像するだけでも怖いよ!

21/06/2014

蛇の生殺し

本来なら昨晩戻る予定だったマダムが、トロント観光の為に延泊しています。どうやら出張先はトロント近郊の何もない閑散とした町だったらしく、滞在中トロントのトの字もなかったそうです。そして、どんな所?と聞いてみると「まるでテキサスみたいだよ」…??北方なのにテキサス??理由を聞いてみると「だだっ広くて何もない、山も見えない、ただ平地で周囲にはショッピングセンターが一つ、割と湿度も高くて気温もシアトルより高い」との事。そして、「せっかく来たのだから、トロントを見てから帰る」との事です。

珍しいよ!街を見たいなんて珍しいよ!

ちなみに私がアメリカに来た頃、ヒューストンからシアトルまで車で縦断した事があります。途中、ラスベガスやロスを通ったのですが、マダムが「ダウンタウンなんか見てもしょうがない、ラスベガスも嫌い、ギャンブルイクナイ!イクナイ!」と言い、ラスベガスの端っこの方に位置する…いや、もはやラスベガスだったのかすらわかりませんが、マダム曰く「これが本当のラスベガスだ」と言う崩壊寸前のようなモーテルやカジノ、トレーラーハウスの立ち並ぶうらぶれた道路を通過し、ひたすら私は頭を助手席のシートにもたれながら「理想と現実はこうも違うのか…」と絶望感に浸りました。ロスもロスで、ロスの端っこを通過して北上してシアトルに戻ったわけです。

そんなマダムが、街を見たい!?ヤングでアライブな所に行きたいなんてにわかに信じられません。

さらに、出張先の会社のイタリア系社員さんに「トロントでは手長海老が買えますか?」と聞いたところ「一般的ではないけど、イタリア食材店に行けば冷凍のがあるよ!」との返事だったそうです。ナニソレ凄い!実は、昔のブログに書いたことがありますが、シアトルに来てどうしても手長海老が食べたくなって探し回ったことがあります。が、シアトルの魚屋さんで手長海老と言っても通じず(イタリア語でスキャンピと呼ぶと、アメリカでは「普通のエビ」を使ったシュリンプ・スキャンピという料理を想起され、エビならここにあるよと普通の海老を差し出されます。手長海老は仏語のラングスティーヌやノルウェイジャンロブスターと呼んだ方が通じ?ます)、ようは誰も知らず、またイタリアンレストランに行ってもメニューにないという残念な結果。調べてみると、アメリカではかろうじて?東海岸の方で食べられるような事はわかりました。その時に私が手長海老を連呼していたので、マダムもずっと気になっていたのでしょう。驚いた、マダム、何気に気が利くではないか!!

というわけで、トロントでも手長海老は一般的ではないけど、少なくともイタリア人やポルトガル人は食べるので、それ系の食材店で冷凍が売っていると。色めき立った私は速攻でマダムに返信。「今すぐイタリア食材店に走って!」と指令。

しかし「はぁ?なに?持ち帰れって?冷凍のをシアトルに持ち帰れるわけないじゃない」

…ちょ、待てよ、お土産にするから手長海老が売ってるかどうか聞いたんじゃねぇの?クーラーボックスとかアイスパックとか買っちゃう勢いで手長海老をゲットしに行くつもりじゃなかったの?なんなの?ただ手長海老の有無を聞いただけなの?ナニソレ凄い!!カーチャンはシアトルから日本にダンジネスクラブをお持ち帰りしてるぜよ。兄ちゃんは山口だかどっかに行った時にフグの刺身とかカーチャンが半泣きで捌くのに困る魚介をお土産に持って帰ってきたぜよ、トーチャンはハンガーみたいなタコとかお土産に持って帰ってきたこともあるぜよふじこふじこ!

思わず会話をしていたiPhoneを投げそうになりました。ただ、有無を聞いただけ。それ聞いて私が喜ぶと思ったのかな?トロントでは冷凍の手長海老が買えるんだ!トロントの手長海老ファン良かったね!と言って欲しかったのだろうか、マダムは…(号泣)

うっぅっ…トロントでは手長海老が買えるんだ!トロントの手長海老ファン良かったね!!!!!!!(嗚咽)

27/02/2014

チフーリさんのガラス博物館

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今日の画像は、先日Hちゃんと行ったチフーリガラスミュージアムで撮った画像です。特に↑と↓のいそぎんちゃくに海の生物が付着(?)している展示物が気に入りました。

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なんと言ってもこのブルーの出方が綺麗で卒倒。そして、いそぎんちゃくにまぎれるアンモナイトやヒトデ!色や造形があまりにも素敵だったので、ミュージアムショップにこれのミニバージョンがあったら絶対買う!と思ったらなかった…。日本の博物館だったら海洋堂に作ってもらったかもしれない(笑)

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 ガラスだけど植物園みたいな一角。大作ばかりで驚きます。

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ちょっとピンぼけになってますが…上からもぶら下がるニョロニョロの集団シャンデリア。いやぁ〜この博物館にいる間は地震が来ないで欲しい(いきなり現実的になる自分)

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この日は生憎の雨でしたが、もし晴天だったらもっと綺麗に見えたでしょうなぁ。

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Wikipediaですが、チフーリさんについて↓

http://ja.wikipedia.org/wiki/デイル・チフーリ

シアトルはガラス工芸で有名なのですが、もしかしてチフーリさんの影響でしょうか!?

ちなみに、タコマにあるミュージアム・オブグラスはもっと規模の大きいガラスの博物館だそうです。今度タコマに行った際には寄ってみようと思います。