カレンダーのイラストが一段落しました。鉛筆で描いて、スキャンして取り込んだものをイラストレーター上でスクリーントーン風に仕上げをするのですが、父ヒロシからは透明水彩で彩色しなさいよ…とのお言葉…。透明水彩は難しいんだよ〜!できないよ〜!しかし待てよ?水彩色鉛筆なら私にもできるんじゃないか?と、父ヒロシに相談すると印刷すると綺麗に色が出ないんじゃないか?と言われて断念。
…したものの、やはり水彩色鉛筆が気になるので、取りあえず試してみる事に。ブリックという画材屋に行って、お店にある各ブランドの水彩色鉛筆、なるべく似た系列の色を一本ずつ買ってきました。ファーバーカステル、ダーウェント、クレタカラー(このブランドはこれまで聞いた事がありませんでしたが、オーストリア製)、そして我らがカランダッシュ。残念ながらスワンスタビロはありませんでした(←小学の時使ってたから試したかった)
ちなみに、上画像五番目(ダーウェントのアクアトーン)と六番目(クレタカラーのアクアモノリス)は木軸ではなく、所謂クーピー的になっているものです。
水彩色鉛筆を各種試すのも初めてですが、普通にこんな色んなブランドの色鉛筆自体試すのが初めてだ!ちなみに、現時点で持っている油性色鉛筆のセットはダーウェントのものです。高校時代に買ったやつを未だに持っているという年代もの。今回、各種色鉛筆を試してみて、随分紙あたり?描き具合?がそれぞれ違うものだと感心。上記でクーピー的なものと称した二本はどちらも割とザリザリとした当たりで心地よいものではありませんでした。
さて、全て色を出したので、実際に水を含ませた筆でなぞってみようではないか。描いた右半分だけ、水でなぞってます。まず、1番上のファーバーカステル…あれ!?なんだこれ!?塗ったまんまだよ!!溶けない!ファーバーカステルのポリクロモス…検索したら油性色鉛筆でした(笑)おかしいな…水彩色鉛筆の棚にあったんだけどな…
そして、次のファーバーカステル、アルブレヒト・デューラー。これは水なじみがよくふんわりと色が出ました。塗った筆跡も綺麗に消えてなくなった!
↓下画像1番上ダーウェントのウォーターカラーも割と綺麗に水に馴染むが、筆跡が綺麗に消えるには何度か筆を往復する必要がありそうです。そして、ダーウェントのインクテンスは、発色は凄く良いのですが、筆跡が随分残ってしまう。ただ、どの色鉛筆もなるべく濃く色が出るよう画用紙上で三往復塗り重ねたので、一往復だったらもしやかなり綺麗かも。
その次のダーウェント・アクアトーン(クーピー風)は…あんまり綺麗に溶けませんでした。そして、↓次のクレタカラー(クーピー風)歯に衣を着せずに率直に言うと、これが1番ダメでした(ごめん、クレタカラー!)溶けにくいです。筆で三往復してもぽや〜っと滲むだけ。これはちょっと使えないなぁ…。
そして、我らがカランダッシュ(←カランダッシュは個人的にとても好きだ)はどうでしょう!結果はまぁまぁ。溶け具合は綺麗だけど筆跡はちょっと残ってます。
さて、今回テストした結果、1番使いやすい水彩色鉛筆はファーバーカステルのアルブレヒト・デューラーでした。発色、溶け具合、全て満点!!だと思う←(なに弱気になっているんだ!?笑)次点でダーウェントのウォーターカラー。そして、ダーウェントのインクテンスは使い方次第で使えそう!こんな感じでした。夜撮影したので、明日改めて画像は撮り直します。続き:翌日朝、再撮影しましたがドン曇りで明るくは撮れなかったけど、画像は差し替えました。そして、再びこの色鉛筆テストをした結果がまたちょっと違ったので今日のブログでレポートしたいと思います。