先ほど、午前5時20分に文鳥のジギーが家族の元へ飛んで行ってしまいました。
ジギーのお姉ちゃんであるわかちゃんが去年の2月に死んでしまってから1年4か月ちょっと、ずっと私と一緒にいてくれました。ジギーの家族は本当に皆が仲良しで、特にパパ文鳥の亡き後、パパのパートナーであるママ文鳥がその半年後に後を追っていき、その2年後に生まれつき足が悪かった長男のぼくちゃんがその後を追って、ぼくちゃんと姉弟ではあったもののパートナーだったわかちゃんが丁度半年後にぼくちゃんの後を追っていきました。
そして、なぜかジギーの家族は死んでしまう直前に甘い花のような香りを漂わせて死んでしまっていました。実はジギーは去年の夏からその全く同じ香りを体から発していました。もしかしたら、やはりわかちゃんが死んでしまってから半年でジギーも行ってしまうんだろうかと恐れていましたが、今日まで生き延びて、私と一緒に過ごしてくれました。
わかちゃん亡き後、私にべったりな甘えん坊さんになってしまって、ここ何か月かは体を温める事が大切だと思ってよく手の中に入れてあげたり、着ているパーカーのフードに入れてあげていました。常にジギーが私と一緒にいたような感じです。
上の画像はいつものパーカーのフードの中に入っているジギーです。もうヨレヨレのパーカーですが、裏が起毛の生地だったのでとても温かかったようです。以前、ドアの鍵穴を不審者にいじられて警察官のお姉さんが来た時にもフードにジギーを入れたまま応対していた程、いつも手の中かフードの中にジギーを入れていました。
ジギーは末っ子だったし、特に私に慣れていたし、晩年はこんな感じでべったりになっていたので…本当に本当に最高に可愛かったです。
この1年4ヶ月、日1日と体の衰えが目に見えてわかりました。去年までは3メートルは飛べたのに、それが1メートル、また1メートルと短くなり、最後にはケージの外に飛べなくなってケージに私を呼びつけるように。また先週には止まり木から水入れにも飛ぶこともできなくなり、止まり木と水入れをくっつけてあげてやっと水を飲めていました。ただ、食欲はちゃんとあり、最後までちゃんと食べてくれていました。
ここ数ヶ月ほど、足が弱って夜中に止まり木から落ちてオロオロする事も多かったですが、その度に速攻でケージに行ってジギーを救出←居間のケージ前で寝てました(笑)ケージの床から止まり木に止まらせようとするとピタッと手のひらで伏せをして寝てしまうので、苦笑いしながら手の中で眠らせてあげたりしました。夕方、ジギーを寝かしつける時は「今日もこれで1日終わりか〜ケージに入れさせるの名残惜しいなぁ。また明日絶対会おうね」と後ろ髪を引っ張られる思いで毎日暗幕をかけていました。
今日も午前3時半ごろ、ジギーが止まり木から落ちてオロオロとしている音が聞こえました。すぐに起きてケージを開け、ジギーを手に乗せようとしたのですが、足がもつれて歩けない状態になっており、そのまま手のひらにのせて私も体を横たえていました。しばらくしたら痙攣をしだしたのでマダムの所へ行って「ジギーがダメかもしれない」と言うと、マダムがジギーの体を撫で始めました。すると、ハリのある元気な声でピッピと返事していました。あれ?もしかしたら大丈夫かな?朝になったらまた足もしっかりするかな?と思ったのもつかの間、5時半ごろ再び発作をおこして手のひらで暴れ、口を数回パクパクと動かすとそのまま静かに息を引き取りました。
いつも外出から戻るとピーピーギャーギャーと「どこ行ってたの!遅い!」という感じでお出迎えしてくれました。名前を呼ぶと必ず返事してくれました。窓辺に行きたい時には連れて行って!とアピールしていました。私がジギーを居間に残して他の部屋に行こうとすると「どこ行くの!行かないで!!」と寂しがって鳴いていました。もうこんな賑やかだった子の鳴き声が聞こえないのが寂しくて仕方がないけど、でもジギーはきっとまた仲良しの家族と会う事が出来て喜んでいると思います。
今日の夜中、ジギーが止まり木が落ちたのに気がついて良かったです。手の中でお別れが出来て良かったです。本当に寂しいけど、でも良かったです。あと本当にたった1ヶ月でお誕生日を迎えるはずで、私はそれがとてもとても楽しみでしたが、それでもこんな12年11ヶ月も生きてくれてありがとう。
ジギーの為にお花を買いに行ってきます。