以前、インスタグラムの方に私が長年コレクションしている紙コレクションの一部を写真に撮ってあげていました。その中の一つに、一番のお気に入り、オルセンバンデンのミニポスターで作られた封筒の画像をアップしていたのです。先日、そのオルセンバンデンの画像にコメントがついていました。
「このポスターを売ってくれませんか、ぼくはノルウェー人でなんちゃらかんちゃらオルセンバンデンのコレクションをしていますなんちゃら」
ふむ…
このオルセンバンデンのミニポスターで作られた封筒はかなり気に入ってるんだよなぁ。それだけではない、旅の想い出も詰まったものなんだよなぁ…
このポスター封筒の入手先は、生まれて初めての海外旅行だったパリ滞在中、クリニャンクールの蚤の市にあった映画ポスターと絵はがきの専門ストールです。テントのようなお店に一面のポスターと絵はがきが並べられ、そこで絵はがきを選んで買ったらおじちゃんがこの封筒に入れてくれたのです。単にミニポスターを半分に折って端っこを糊でくっつけただけ。しかも開封口が下についているというかなりテケトーな作りの袋になってます(笑)
この封筒に入れてくれた瞬間、実は絵はがきよりもこの封筒の絵面に釘付け。一番目、渋いダンディ、二番目おとぼけイケメン風、三人目…なんじゃこのメガネのおっちゃん〜!と興味津々。フランス語のタイトルが一緒にプリントされていたので古いフランス映画だと思っていました。しかし、その割には検索してもひっかからなくて長年の謎だったのです。とにかくその絵面と旅の想い出が詰まったこの封筒も私と人生を共に歩み、一緒に渡米するほどプライスレスな存在(笑)
その後、マダムの知り合いの北欧の人が私のこの封筒を見て「オルセンバンデンじゃん」と教えてくれた事から、その封筒の映画がデンマーク映画であるとやっと判明。
というわけで、私にとっては大事な封筒で紙コレクションの中でも一番のお気に入り。そのノルウェーの人に売る事は出来ないけど、スキャンなら添付で送りますよと返事すると
「現物はダメですか〜。それならスキャンを送ってください」
と、メアドを教えてくれたので、結構大きくスキャンして送信。それに対して感謝のメールとともに、どこに住んでいるんですか、自分はオスロに住んでいます、オルセンバンデン博物館を作るつもりで今回あなたの画像を見つけましたなんちゃら。
ん??博物館?オルセンバンデン博物館?私の脳内は大きな博物館の建物にオルセンバンデンで使われた機材や衣装やらポスターが並んでいる博物館を想像
マダムに「この人、オルセンバンデン博物館を作るから私の封筒欲しいんだって!」と話すと…
「博物館って、それ自分家の一角にポスター貼る程度でしょ。プッ」
え…そうなのかな?それ博物館…ミュージアムって呼ぶのかな?もしかしてホントにそうなのかな?(笑)そして、またもやその人から返事が来ました。「これがぼくの博物館です」※ちなみに、この時点まで相手は少年なのか大人なのか分かりませんでした。そのメールに添付されていた彼の「博物館」なる画像を見ると…
マダムの予想が的中!!家の中にポスターが貼られていてその前でポーズを撮るノルウェー男子…まだ少年といった風貌の男の子が!!(笑)
そして、メールの締めくくりに「やっぱりあなたの持っているポスターは売ってもらえませんか?」既に二回位「これは売れませんね〜」と返事していたのに中々にしつこいノルウェー男子(笑)
う〜ん、これ、手放さないのは私がケチなの?あげた方がいいのかな?という謎の罪悪感に襲われています(笑)しかし私だってこれは大事な紙コレクションの一つなのよ〜!!
…ノルウェーの人って割としつこいのかな?マダムも半分ノルウェー人ですが、しつこいです。昨日も私の口がおかしくなって「ブリティッシュ」と言おうとした時に「ブリィ〜ティッシュ」とリィを巻き舌で発音してしまったら、マダムがゲラゲラ笑いながら私の発音を真似しだした!私も思わず爆笑!すると、いい気になったマダムが何度も何度もアホのようにブ〜リィ〜ティッシュブ〜リィ〜ティッシュ言い始めて、さらには「英国人は巻き舌ができないから舌を巻くんじゃなくて唇ブルブルやって巻き舌の代わりにするんだよ〜ブゥ〜リィティッシュ〜!ハハハ〜!(←マダム自身も半分英国系である…)」とテケトーな事をぬかしはじめ、しまいにはさすがに私も「もういいよ〜」状態になりました(笑)
その前も、マダムが何か言ってるので適当に「すご〜い」と相づちを打とうとしたら口がおかしくなって「ふふぉ〜い(しかも蚊の鳴くような声で)」と言ってしまい、聞こえてないだろうと思いきや耳ざとく聞いていたマダムが「今フフォイって言った?フフォ〜イ!!フフォ〜イ!!(ゲラゲラ)」と連呼!最初こそ一緒に笑ってましたが、あまりにもしつこく連呼するから面白くなくなりました(笑)ノルウェーの血はしつこいに違いない(笑)