17/09/2016

ドラえもんの寝室

先週、ベリーちゃんから「トヨタの片付けの本を買った」とメッセージが来たんです。

トヨタ?本?片付け?

この三つのキーワードが私の中で繋がりません? トヨタの社内でのリストラの事を書いた本?などと思っていると、本当に片付け、整理整頓系の本だと言うではありませんか。そして、ベリーちゃんは届いたその本の中身をさらっと見せてくれました。なんだか面白そう!

私の周りには断捨離が好きなお友達も多いけど、私はあれは何故かちょっとピンと来なくて言葉自体にもちょっとした拒絶反応があって、断捨離で物を捨てよう片付けようと思った事がありませんでした。トヨタの本はひょっとして…と思い、早速電子書籍で検索してみるとありましたよ、あった!その場で購入して読んで5分後には部屋を片付け始めました。この私が!

もともとトヨタの社内での整理整頓に関する本であって、個人の家での整理整頓とは違うかもしれないけど、断捨離よりも私にはこっちの方がピンと来る!しかも、Lopshop関係の材料やツール類なども増えに増えてきてしまって部屋のあちこちにそれらが点在し、いざ注文が入ると

あれ、あのアクリルパーツどこだっけ?
リボンどこだっけ!!
あれを印刷するあの紙がない!!

狭い部屋なのにいつも一人で慌てふためいていたわけです…?

トヨタの本を読んで早速クローゼットからいらないものを処分して材料やツール類を全てひとまとめに整理整頓しました。本で一番「!!」となったのは、綺麗にするのがゴールではないという事でした。自室が片付いたら、他の部屋もやりたくなって結局玄関のクローゼットや洗濯機部屋、それから居間もいらないものを捨てて、整理整頓しました。

現在の所には11年住んでいますが、11年の間にものが増えたし、例えば一つの目的に使うものがあちこちに点在(ゲームのカートリッジが居間のチェストや玄関のクローゼットに点在とか、寝室や居間に本がバラバラ…など)という整理整頓ができていない状態だったのを全部まとめて収納してみたら、デッドスペースが沢山あったんです。適当に突っ込んで、その上からさらに適当に物を突っ込んでという事をしていたので!最終的に居間ではテレビ横の扉付き棚の中が二つ空きました。

何を入れよう?と考えながら…そういえば、私の自室はデスクの上にミシンとレタープレス械が置いてあるのでパソコン(MacBook)は居間でやっています。社長もほとんど居間にいるので社長の様子も見ながらパソコン作業ができます。大抵居間のテーブルや片隅にMacBookを置いて、その周囲にはiPhoneやiPad、スケジュール帳やペンを散在させてて割と恥ずかしい室内です。
そうだ!この空いた棚の中に小さいオフィスを作ろう!と思って、作ってみました。

ザ・ドラえもんの寝室的ミニオフィス
office

この棚の下はiPadやiPhoneが充電できるスペースになってて、アイデアノートやスケジュール帳、鼻炎の友ティッシュも置いてあります。いやぁ〜コレ、思いっきり棚だけど?、棚の扉を閉めるだけで綺麗な居間になるし、いいわこれ!

ちなみに、MacBookの脇にあるライトは細かい作業をするために数ヶ月前に買ったライトです。このライトがまた使える代物で、USBで充電して使えるコードレスのライト。角度や光の強さ、光の色を変えることができて、最近買ったものの中で一番「買ってよかった!」な商品です。コードレスなので棚の中でも邪魔になりません。しかも、充電が切れそうになったらMacBookで充電できます。(MacBookには外からコードを持ってきて充電しないとダメだけど)

ベリーちゃんから教わったトヨタの本1冊でまさかここまでなるとは思いませんでした? ベリーちゃんありがとう?

22/08/2016

夏休み

SMAPが解散したというニュースを読んで、そういえばSMAPの曲ってちゃんと聴いたことがなかったなぁとyoutubeで動画を漁っていました。「夜空ノムコウ」とか「世界で一つだけの花」などを聴いていて「あ〜なるほど、これか〜聴いた事あるわ〜」と思いつつ、気がつくと井上陽水の「少年時代」を聴いている私…

小学生の頃の夏休みの情景がありありと脳裏に蘇ってくるではありませんか!

学展に出すために自分よりはるかに大きい作品を抱えて、母と一緒に上野の都美術に行く時の上野公園の蝉時雨と暑さと絵に描いたような入道雲→美術館の後は必ずカーチャンとかき氷食べた
糸をつけた割り箸とバケツとよっちゃんイカを持って、クラスの男子を誘って久我山の岩通近辺の玉川上水でザリガニ釣り
庭にテント張ってもらって夜通し星空観察
カブトムシ育てて繁殖させるものの、繁殖しすぎて気持ち悪くなって放置
お兄ちゃん達と花火して遊んだあと、カーチャンがスイカ用意してくれててみんなで縁側で食べる
具の少ない冷やし中華(あの酸っぱいスープは今でも苦手じゃ)にそうめんばかりの昼ごはんに不平を漏らす

旅行やお出かけ以外の夏を思い出して書き連ねてみたわけですが…思いっきり昭和だなぁ〜と思わざるを得ないですな。しかもやってる事がほぼ男子児童?(笑)

ザリガニ釣りは特に楽しくて、そんな事を思い出してシアトルでもザリガニが生息している所を探していたんです(釣るのか!!笑)マダムにも「シアトルでザリガニ獲れる所あるよね?」と質問すると「ザリガニならIKEAで売ってたじゃない」

ちょ!!食べるんじゃない(笑)飼う為に獲りたかったのに…というかアメリカのザリガニはよっちゃんイカで釣れるんだろうか?でも私が釣ってたザリガニはアメリカザリガニだからきっと釣れるよね?(笑)その前に宇和島屋にもよっちゃんイカ売ってないわ!

タイムマシーンがあったらあの夏に行きたいな〜!
しかし、この「少年時代」の歌詞ってじっくり聴くと意味がわからないのですが、なんでこんなにも夏の情景が思い浮かんで懐かしい気分にさせるんだろう。なんだか良くわからないけど凄い歌だ(笑)

13/10/2015

ロック帽子店がロックな件

先日、ふと久しぶりにロック帽子店(イギリスの老舗帽子屋さん)のサイトを眺めていました。ロック帽子店からは、以前社長用にとミニチュアのトップハットを買ったことがあります。その頃、社長にかぶらせたりした画像を撮ってインスタグラムにアップしたのですが、ある日、その画像にロック帽子店から「いいね」が!!それと同時にコメントも寄せてくれました。確か「他にもミニチュアの帽子があったらいいかもね」的な内容のものだったかと思います。それに対して「ミニチュアのボウラーハットがあったら嬉しいです!」と返信して会話が終了。

それから結構時間も経ったし、もしかしたらミニチュアの帽子に新作でも出ているかもしれないとサイトのアクセサリーのコーナーを見ると…!

ある、あるよ、おっかさん!ミニチュアのボウラーハットが!

これって私のあのコメントで作ってくれた?もしそうなら買わないと!!←おこがましい(笑)いそいそとオーダーして、DHLによってオーダーから一週間も経たずに私のもとへ!

bowlerhat

帽子自体は小さくて本当に可愛いです。しかし値段は高いです。マダムからは「え〜これでそんなするの?」とちょい呆れ気味に言われました(笑)ただ正規品と同じ素材を使っているそうです。素材はラビットフェルトです。ラビットファーじゃなくてよかったよ!(笑)早速社長にかぶせようとすると…サイズが大きい!ちょっと大きくてうまく社長の頭に乗りませんでした…残念〜。トップハットの方が頭囲が小さくて割と社長には合っていたと思います。とはいえ、社長は被り物を嫌がるのでね〜買っても本当に社長には迷惑な話ではありますな(笑)まさに私の自己満足。

丁度この帽子をオーダーする以前、ふらぽちゃんから「キングスマン、絶対気に入ると思うから観てみて!」と言われていました。私の好きなコリン・ファースが出てるというではありませんか。ふらぽちゃんから聞いた情報はとにかく「あのコリン・ファースがキレッキレのアクションで大活躍している」という内容のみ。どんな映画か全くわからないし、検索もしていないけどコリン・ファースが出ていると言われたら観るしかない!Netflixで借りて観る事に…

や〜これは面白い!ロックストック&2スモーキングバレルズ以来の面白さ(この映画ってもう随分昔ですよね。笑)まさか本当にあのコリン・ファースがあんなアクションするなんて!できるなんて!私的にはこの映画は興奮要素がたくさんあって、コリン・ファースが出演しているのもそうだけど、役の上で出てくるコードネームがアーサー王と円卓の騎士達の名前にちなんでいたり、また紳士なスパイアイテムの数々だとか(あの傘が欲しい)、さらに上記に書いたロック帽子店の店頭までワンシーン出てきて…しかもサミュエルLジャクソンの背景だけど…ワーキャー言いながら観たのでありました(笑)

というわけで、噂のロック帽子店から丁度映画でワーキャーしている時に届いたので、箱を開ける時のワクワク感がはんぱなかったです(笑)

21/05/2015

ふしぎなおどりをおどった!

ブラーのニューアルバムが思いのほかヒットで最近毎日聴いています。ニューアルバムの発売はなんと12年ぶりだそうで…さすがに私も遠い目になってしまいますな…(笑)ニューアルバムが出るとの第一報はふらぽこちゃんから入ったのですが、正味な話そんな期待していませんでした。かたじけない!しかし、発売前に発表されたGo outがブラーブラーな音をしていた事で新作を買うかどうか迷っていた気持ちも吹き飛びました(笑)

そしてアルバムの曲の公式ビデオがyoutubeにアップされている事に気がついて流しながらの作業…手が止まった、このPVは何!?ズルい!(笑)

まず、しがないおじさんがステージに登場。なんかちょっとカメラワークとかナポレオンダイナマイトっぽいです。「あぁ〜これ、しがない感じだけどキレッキレッなダンスなんですよね、きっと〜」と思って画面を見つめ続けると…。優雅にふしぎなおどりをおどりはじめたではありませんか!なんか作業できなくなっちゃったよ(笑)しかも、いきなりお姫様?出て来ちゃうわ、幕が開いたらその奥にもダンサーがいるわ。最初、奥の集団ダンサーはちびっ子かと思ったんです。可愛いちびっ子ダンサーだな?やり方があざといなと思ったら…妙齢のおくさまー/^o^\

も〜このPV最高(笑)
最後に出演されたダンサーの皆さんやお友達?が勢揃いして名前までクレジットされてるのがまたいいですね〜。なんか癒された〜。

20/02/2015

オルセンバンデン博物館??

以前、インスタグラムの方に私が長年コレクションしている紙コレクションの一部を写真に撮ってあげていました。その中の一つに、一番のお気に入り、オルセンバンデンのミニポスターで作られた封筒の画像をアップしていたのです。先日、そのオルセンバンデンの画像にコメントがついていました。

olsenbanden2

「このポスターを売ってくれませんか、ぼくはノルウェー人でなんちゃらかんちゃらオルセンバンデンのコレクションをしていますなんちゃら」

ふむ…

このオルセンバンデンのミニポスターで作られた封筒はかなり気に入ってるんだよなぁ。それだけではない、旅の想い出も詰まったものなんだよなぁ…

このポスター封筒の入手先は、生まれて初めての海外旅行だったパリ滞在中、クリニャンクールの蚤の市にあった映画ポスターと絵はがきの専門ストールです。テントのようなお店に一面のポスターと絵はがきが並べられ、そこで絵はがきを選んで買ったらおじちゃんがこの封筒に入れてくれたのです。単にミニポスターを半分に折って端っこを糊でくっつけただけ。しかも開封口が下についているというかなりテケトーな作りの袋になってます(笑)

この封筒に入れてくれた瞬間、実は絵はがきよりもこの封筒の絵面に釘付け。一番目、渋いダンディ、二番目おとぼけイケメン風、三人目…なんじゃこのメガネのおっちゃん〜!と興味津々。フランス語のタイトルが一緒にプリントされていたので古いフランス映画だと思っていました。しかし、その割には検索してもひっかからなくて長年の謎だったのです。とにかくその絵面と旅の想い出が詰まったこの封筒も私と人生を共に歩み、一緒に渡米するほどプライスレスな存在(笑)

その後、マダムの知り合いの北欧の人が私のこの封筒を見て「オルセンバンデンじゃん」と教えてくれた事から、その封筒の映画がデンマーク映画であるとやっと判明。

というわけで、私にとっては大事な封筒で紙コレクションの中でも一番のお気に入り。そのノルウェーの人に売る事は出来ないけど、スキャンなら添付で送りますよと返事すると

「現物はダメですか〜。それならスキャンを送ってください」

と、メアドを教えてくれたので、結構大きくスキャンして送信。それに対して感謝のメールとともに、どこに住んでいるんですか、自分はオスロに住んでいます、オルセンバンデン博物館を作るつもりで今回あなたの画像を見つけましたなんちゃら。

ん??博物館?オルセンバンデン博物館?私の脳内は大きな博物館の建物にオルセンバンデンで使われた機材や衣装やらポスターが並んでいる博物館を想像

マダムに「この人、オルセンバンデン博物館を作るから私の封筒欲しいんだって!」と話すと…

「博物館って、それ自分家の一角にポスター貼る程度でしょ。プッ」

え…そうなのかな?それ博物館…ミュージアムって呼ぶのかな?もしかしてホントにそうなのかな?(笑)そして、またもやその人から返事が来ました。「これがぼくの博物館です」※ちなみに、この時点まで相手は少年なのか大人なのか分かりませんでした。そのメールに添付されていた彼の「博物館」なる画像を見ると…

マダムの予想が的中!!家の中にポスターが貼られていてその前でポーズを撮るノルウェー男子…まだ少年といった風貌の男の子が!!(笑)

そして、メールの締めくくりに「やっぱりあなたの持っているポスターは売ってもらえませんか?」既に二回位「これは売れませんね〜」と返事していたのに中々にしつこいノルウェー男子(笑)

う〜ん、これ、手放さないのは私がケチなの?あげた方がいいのかな?という謎の罪悪感に襲われています(笑)しかし私だってこれは大事な紙コレクションの一つなのよ〜!!

…ノルウェーの人って割としつこいのかな?マダムも半分ノルウェー人ですが、しつこいです。昨日も私の口がおかしくなって「ブリティッシュ」と言おうとした時に「ブリィ〜ティッシュ」とリィを巻き舌で発音してしまったら、マダムがゲラゲラ笑いながら私の発音を真似しだした!私も思わず爆笑!すると、いい気になったマダムが何度も何度もアホのようにブ〜リィ〜ティッシュブ〜リィ〜ティッシュ言い始めて、さらには「英国人は巻き舌ができないから舌を巻くんじゃなくて唇ブルブルやって巻き舌の代わりにするんだよ〜ブゥ〜リィティッシュ〜!ハハハ〜!(←マダム自身も半分英国系である…)」とテケトーな事をぬかしはじめ、しまいにはさすがに私も「もういいよ〜」状態になりました(笑)

その前も、マダムが何か言ってるので適当に「すご〜い」と相づちを打とうとしたら口がおかしくなって「ふふぉ〜い(しかも蚊の鳴くような声で)」と言ってしまい、聞こえてないだろうと思いきや耳ざとく聞いていたマダムが「今フフォイって言った?フフォ〜イ!!フフォ〜イ!!(ゲラゲラ)」と連呼!最初こそ一緒に笑ってましたが、あまりにもしつこく連呼するから面白くなくなりました(笑)ノルウェーの血はしつこいに違いない(笑)

16/05/2014

ヒエロニムス・ボスの画集

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買ってしまいました。タッシェンの3月に出たらしき新しいヒエロニムス・ボスの画集を。コンプリートワークスだそうで、昨日届いたのを開封してみると…

とにかくでっかい!しかもダンボール製の↑取っ手付きボックスに入った豪華版。とにかくでっかい!アタッシュケースか!と。

↓左から今回買った画集、ボックス、そして以前買ったボスの画集を並べた所。以前買ったのも縦35センチ位で大きくて重いけど、今回のはそれ以上!

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特筆すべきは、この見開きです。「快楽の園」のパネルが紙で再現。

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天地創造三日目と言われる地球の様子だそうです。左上に神様。ちなみに他のページにはこの神様の大アップもありました。

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開いた所↓ 小学生の頃、お留守番の時に必ず見ていたボスの画集。とにかくこの「快楽の園」のページばかり見ていました。なぜお留守番の時って、裸の人間が描かれたいかがわしさから親に見られたらマズいと思っていたのでしょう。しかし、裸というよりも細部に描かれた奇怪な生き物や変人さんを湛然になめ回すように閲覧し、一体どういう脳みそだったら(←良い意味で。笑)こんな生き物を思いつくんだろう、こんな変な様子を想像できるんだろう、絵にできるんだろうと謎で頭が一杯になっていたあの頃。そして、ここ、もっと拡大!拡大プリーズ!と切望しながら。

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↑の見開きでも、他の画集と比べたら細部が確認できるほど大きくはあるのですが、改めて部分部分がかなり大きく拡大して印刷したページがあります。小学生の頃の私がこの画集を手にとったら丹念に細部が見られて狂喜乱舞の大騒ぎだった事でしょう。そして、ボスの描いたスケキヨ…これが大写しで見られて大変満足。

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↓この中に入るの楽しそう。ねずみは社長にしてほしいが。

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いつも気になっていた犬↑ この犬は「手品師」にもテーブルの下らへんにいたと思う(笑)

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これは「東方三博士の礼拝」ですが、これも次のページに拡大が。祭服?の肩の部分がこんな描き込まれているとは知らなかった!ボスの絵は細部が見逃せないですな。

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さて、こちらはボスの描いたうさぎたち↓

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スケッチのページから↓

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このペンのタッチがやはり巧みと言うかこなれていると言うか油彩より上手な人みたいと言うか(笑)そういえば、wikipediaの「快楽の園」のページにはこんな風に書いてありました「描かれた人間たちは細身でマネキン人形を思わせ、生気を欠く。しかしこれは決してボスの技術や才能の不足によるものではなく、意図的なものであろう」(wikipediaだけど…)何はともあれ、実はどんなアーティストの作品も、完成した作品よりこの手のスケッチや未完の作品を見るのが楽しかったりしますな。

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そして、この↓スケッチはほぼ落書き?偉大なる画家の落書き、もっと見たい!犬を何度も描き直してる所や、何度も描き直して「あ、そうだ、頭に乗っけちゃえ」とでも思ったかのように頭上に犬を描き込んだり、テケトーに描いたと思われるちょい崩れ気味の左のおじさんの顔とかにボスの人間味を垣間みてニヤニヤ。何しろ1500年代の人物。当時の人も今の人間と変わらなかったのかな〜など、想像できて楽しいです。

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さて、私が持っているもう一冊のボスの画集も改めて見てみました。既に持っていた画像でも部分部分が拡大印刷されており、絵の細部を見る事はできます。しかし、個人的には今回買ったタッシェンの方が良かったです。印刷もクリアでやはり拡大も満足いく拡大加減、さらに筆跡もシャープに出ているし(一度描いた作品を塗りつぶして描き直したのも分かる位)色も綺麗に出ています。以前買った方は全体的に印刷の黄色みがちょっと強く、筆跡は見えるもののなんとなく印刷が潰れた感じ。↓同じ部分を撮ってみました。

20140516-114441.jpg ↑タッシェンで、↓Abbeville Pressという所の画集。ちなみに、この二冊の画集、値段はどちらも同じでしたが、タッシェンの方はあたかも盆と正月がいっぺんにやって来た的な画集でした。20140516-114450.jpgいつか、必ずオランダにあるヒエロニムス・ボス・アートセンターに行きたいです。

25/12/2013

欲しかったレゴフィギュア

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メリークリスマス!

↑サンタさんからもらいました。まず、モリッシーの自伝…11月に発売されたものの、一歩遅くAmazonに買いに行ったら既に売り切れ!余りにも売り切れるの早すぎて笑った。その時は書籍ランキングでもこの本が一位になっていました。モリッシー自伝がこんな注目の的になるとはちょっと驚いた。Kindle版ではなくどうしても紙で欲しかった私は結局サンタさんにお願い。かなり分厚い本です。浮かれながら一ページ目をちらっと見たところ、韻をふみまくった詩人みたいな文章でした。さすが、元文学青少年モリッシー(笑)

そして、本の上に乗っているレゴフィギュアも、全部欲しかったもの!このフィギュア、中身の見えない袋に入って販売されています。買わないと、中にどのフィギュアが入っているのかわからない系。これまで何度か買ったものの、欲しいフィギュアが出なくて毎回「うあ〜!!」とやっていました。それを見ていたマダム

「どれが欲しいの?」
「スコットランドヤードと、イエティと、エルフとジンジャーブレッドマンと…」
と、お伝え。

マダムからのクリスマスプレゼントは複数あったものの、このレゴフィギュアを入手するのが一番大変だったと(笑) でしょうねぇ!!ピンポイントで欲しがったのだよ、全部!さらに、サプライズでうさぎコスプレのまで!これも驚いた!

ちなみに、ジンジャーブレッドマンは、1箱中たった1個しか入ってないレアなフィギュアだそうです!

いや〜これは喜んだ。他の金額高いものより嬉しい←いや、これはいい年して逆にヤバイか(笑)

マダム、一体どんなチート?をしたのか分かりませんが、欲しかったレゴフィギュア、全部集めてくれてありがとうございました(笑)

07/07/2013

謎の曲を探せ!

一昨日から頭の中に曲名の分からないクラシックの音楽が流れていました。一体誰のなに!?マダムは大学で音楽を専攻してクラシックギターをやっていたのでクラシックには割と強いです。そこで、まずは口笛で謎の曲を再現して聞かせてみました。

が「全く分からない、なにそれ?」

口笛がきっとダメなんだな!ならば、iPadのガレージバンドに入っているピアノで一部を再現して弾いてみました。

「いや〜聞いた事ない、知らない、自分で分からないの?」

分からないから聞いているのである。しつこく聞かせると、エレクトリックピアノの電源を入れておもむろに私の奏でたメロディーを弾き始め、こう?こんな感じ?と笑いながら、途中からメリーさんの羊をふざけて弾き始めました…

重厚感があってベートーベン的な何か(ベートーベンは良く分からないが)なのに、私を茶化すようにメリーさんの羊を弾くマダム!ぐぁ〜!!

結局、ウェブ上のピアノを弾いて曲名を探すサイトに頼る事にしました。
http://www.musipedia.org
この手のサービス、本当にちゃんと出てくるのかな?と半信半疑です。

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弾いて、Searchボタンをクリック。すると、検索結果が

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検索結果、画像下に出てますが、出た!ベートーベン!!やっぱりベートーベンだった〜!ベートーベン、ソナタNo.3!と踊りながらマダムに報告すると「一体何で検索したの?」と目を丸くしているので、再び一から実演して検索してみました。その結果

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あれ!?同じように弾いたはずなのに今度はブラームス出た。ブラームスのラプソディーGマイナー。??と思いながらyoutubeでブラームスのその作品を検索して聞いてみたらビンゴ!あれ?ブラームスだったんだ…!!最初に出たベートーベンの方はまるで違う曲調でした。でも、無事に探していた曲が出てきて驚いた。使える!このサイト!

私が探していた曲↓これで今日は熟睡できそうです。

マダムに「これだよ!」と聞かせたら「聞いた事なかった。有名なの?知らない〜。さっき弾いて聞かせてくれたのと全然違う〜」と、どこまでも他人事でした…orz

03/06/2013

これは使える!!な本

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マダムが金具屋さんに行くというので付いて行きました。そこのレジの近くにヒモの結び方指南の本を発見。私は何故かこのヒモの結び方とかサバイバルに使えるとか、その手の実用的な本を見るとどうにも気になって仕方がなく、これまで何度か買おうか買わまいか葛藤して結局買った事はありません。どうせ使わないだろう〜と(笑)

この本では、実際にキャンピングや登山、魚釣り…などに活用できるヒモの結び方、使い方、遊び方など多岐にわたって紹介されています。もちろん普段の生活でも十分使えそうです。昔、ボーイスカウトに入っていた友達に簡単な結び方を教えてもらった事は今でも何気に役に立っています。ヒモを侮ってはいかん!(笑)

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ロープが付属についていますが短そうなので、何年か前にカーチャンが送ってくれた組紐を使って実践しました。結び目だけでも色んな種類があります。

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これはバインディング的結び方。なんか画像と違う感じがするのですが、一応結べた。

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ちょっと可愛いのを見つけました。左下の画像、鍵に括り付けられたヒモ、先の方が丸くなってます。ナイフ・ランヤード・ノット、別名チャイニーズボタンという結び目らしい。これは作ってみたい!!

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なんか違う…丸くなりません。というか、なんだかどこを通ってどこに通るのか良く分からん!!幼稚園時代のイヤな想い出を思い出しました。いつも折り紙が折れなくて他の子に手伝ってもらっていた事を(笑)マダムが帰宅したらやってもらうしかないです(笑)

そして、凄い!ヒモ一本でコースター的なものまで出来る!

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こっちはブレスレットにも取っ手にもなる編み方です。チャイニーズボタンで根をあげている私には難しそうだ。

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そして、今回どうしてもこの本が欲しくなった理由はこの最後のページ。なんと、ロープではしごが作れる!いやぁ〜これは凄い。素晴らしい。ロープ一本さえあれば、例え火事が発生して玄関から逃げられなくても私はこの6階から下に逃げられるわけです。

しかし、火事発生→ロープを探す→本を開く→はしごを編み始める…恐らくロープを探している間に一酸化炭素中毒で絶命しているのではないか疑惑(笑)

というわけで、マダムにホームディポ(日曜大具のお店)に連れて行って欲しいとお願いしました。すると、「何を買いに行くの?」と聞いてくるマダム。「はしごを作る為のロープが欲しい。火事に備えてロープをはしごに編んでおくんだ」

「縄はしごを買えばいいんじゃないかな…」

…………

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とはいえ、面白い本です。もうちょっとこの本で結び目などを勉強しようと思います。

02/06/2013

素っ裸で喧嘩の原因は?

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昨日の続きで、フリーモントからのネタです。

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手前のVWはウチの車ではありません(笑)お散歩しつつアンティークショップに入りました。

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店内で、マダムが棚の上の方にあった妙なコップを手に取って私を呼びつけました。「日本のコップだよね、これ!?」

なんじゃこれ〜!このイラストは何!なんで顔ないの!怖いよ(笑)

札にはジャパニーズポリスグラスと書いてある。この制服は警官ではないだろ〜。

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くるっと回転させたら旭日旗が出てきました。お〜、これは海上自衛隊だ!それととともに、五省なるものも刻まれています。

一、至誠に悖るなかりしか
一、言行に恥づるなかりしか
一、気力に欠くるなかりしか
一、努力に憾みなかりしか
一、不精に亘るなかりしか

五省とは、wikipediaによると海軍兵学校で用いられた訓戒だそうです。

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じゃ、自衛艦旗の下の旗はなんだろう?と検索すると海上自衛隊信号旗のZのようです。なんでZなんだろう?なんで顔が真っ白なんだろう?一体いつ作られたんだろ?なんでこんな所にあるんだろ?全てが謎すぎるコップでした(笑)

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そして、またある一角には謎の使い捨てマスクが。マスクには手縫いで文字の刺繍が施してあるのです。読んでみると、You stink You smell bad. 「あんたクサい!」とな(笑)ウイルスから身を守る為のマスクではなく、他人の悪臭から己の鼻を守る為のマスクらしい(笑)しかし、使い捨ての一枚いくらもしないようなマスクに手縫いで刺繍をして、それを一枚5ドルで販売とは!

そんなのを眺めていると、再びマダムが私を呼びにきました。「とにかくこっちに来て、見せたいものがある」それが↓この額装された浮世絵

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なんじゃこりゃ〜!!(笑)

風呂屋で女性達が素っ裸で大げんかしてるではありませんか。一人は桶に足が入っちゃってずっこけて転んでるし、何気によく見ると皆の大切な部分が功名に隠されている所に作者の妙な優しさを感じるわ、でも中央の女性は脇毛がボゥボゥだわ、後方に立っている女性の「あちゃ〜」と言った感じの驚き呆れ困った表情がこれまた秀逸だわ…

マダムはとにかく困惑(笑)「一体全体これはどういう絵なの?どうしたの?なんで喧嘩してるの?なんでこの中央の女性は皆から攻撃されてるの?かわいそう。一体何しちゃったの?なんで素っ裸で喧嘩してるの?」

知りたいのはこっちだ!(笑)

…中央の女性が大暴れしているのを周囲がなだめようとしているとも見える。そもそも、これは誰による作品なんだろう。落款も芳の字しか読めません。というわけで「風呂 喧嘩 女性 浮世絵」で検索したら出てきました(笑)落合芳幾の「競細腰雪柳風呂」

千葉は佐倉市にある国立歴史民族博物館でこの作品を所蔵しているそうです。この博物館、大学時代の学芸員資格取得の研修で通ったのですが…この作品を所蔵していたとはその時は全く気がつきませんでした。今度行けたら実物をじっくりじっくり鑑賞したいです。

歴史民族博物館のページ↓ (江戸の入浴事情について記載されています)
http://www.rekihaku.ac.jp/publication/rekihaku/142witness.html