27/05/2013

ジーニー・デラチオ

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現在、シアトルではシアトル国際映画祭が開催中です。毎年開催されていますが、特にこの期間中に映画を観に行った事はこれまでありませんでした。しかし、今年はちょっと興味をそそられるドキュメンタリー映画が!

それは、主に60年代に活躍していた女性ロックフォトグラファーのドキュメンタリー映画です。名前は、ジーニー・デラチオ。

今回、この映画の宣伝を見るまで知らない写真家でした。彼女は1917年、インディアナ州で生まれ、大恐慌を経験し、芸術や音楽に造詣の深い母親の影響でサクソフォーンを習い、結婚して住んだシカゴではクラブでサクソフォーンを吹いていたそうですが、帰宅が遅くなることに心配した夫カールの言葉に、他に何ができるかしらと美術系の学校に入り直してカメラを勉強したとか。

彼女がロックフォトグラファーとして活動を始めたのは、カリフォルニアでファッションフォトグラファーとして活動した後、カールの仕事の関係でシアトルに引っ越してきてからだそうです。その頃の彼女はなんと既にアラフォー。

彼女が撮影したミュージシャンは、当時ノースウェストで活躍していたバンドの数々。また、シアトル公演に来たフーやらママス&パパスやローリングストーンズ、そしてニールヤングなど。

元々彼女自身もミュージシャンであるので、ミュージシャンの撮影に関しても、その感覚にとても優れていたようです。彼女は96歳の今でもご健在で、映画の中では彼女自身のインタビューや、現在でもミュージシャンを撮影しているシーンが出てきます。彼女のファッションがまた素敵で、まるでロートレックのアンバサドールのアリスティードブリュアンまんまな格好をしていたのですが、またそれがとてもよく似合ってしまう事!外国のおばあちゃんは日本のおばあちゃんと比べると華やかな印象ががありますが、彼女はさらにそれを行く感じです。

そして、本日の会場でのサプライズ。館内に入った時、歩行器を使ったおばあちゃんがいたんですな。なんだかよく分からないけど、なんとなく普通のそこらのおばあちゃんとは雰囲気が違う。それもそのはず?ジーニー本人でした。さらに、ジーニーだけではなく、当時彼女が撮影したミュージシャン達も駆けつけていたようなんです。帰り際には、私の前に映画に出ていたガールトラブルのドラマーさんもいました。まさにローカルな人々の出たローカルが舞台のドキュメンタリー映画といった感じで楽しかったです。

いくつになっても何かをするのに遅いという事はない、何歳になっても体さえ動けばできる、いろんな意味で素敵な女性でした。

01/05/2013

レンブラントのエッチング作品

シアトルの美術館、通称SAMでは、現在ロンドンのケンウッドハウスから貸し出されているレンブラントの作品を中心とした絵画展が開催されています。それが、今月半ば?で終了するので慌てて行ってきました。美術館に到着してはじめて、展覧会の音声ガイドがiPhoneアプリにあることを知って、これまた慌ててダウンロード。

まずは、十七世紀のオランダ画家による風景画からスタート。そして、レンブラントやゲインズボロ、レイノルズなどによる十八世紀の肖像画、ターナーやフランソワ・ブーシェの風景画、子供を題材とした作品で締めくくり。次の部屋では、ケンウッドハウスからの貸し出しではなく、ヨーロピアン・マスターズ/ トレジャーズ・オブ・シアトルという事で、他ヨーロッパの作品が展開されていました。

ざくっと観て…レンブラントレンブラントと大いなる宣伝をしていた割には…?レンブラントの肖像画一枚。それから、私は個人的にターナーの作品を楽しみにしていたのですが、ターナーも一点。いや、まぁケンウッドハウスからの貸し出しだからもちろん所有作品に偏りはあるのは分かるが(しかもケンウッドハウスには行ったことがないし)、SAMの広告はちょっと肩透かしな感じでした。

とはいえ、これまでイギリスの美術館でスルーしていたゲインズボロの作品(あんまり興味がありませんでした) をここで観られた事は大きな収穫でした。彼の作品は、私の適当な記憶の中では緻密に丁寧に描かれてると思っていました。しかし実際にはかなりラフな筆使いによって描かれていること。これは印刷物なんかではきっとよくわからないと思うのですが?ザクッザザーーーー!と、すごく大胆な筆致。下手したらそんな乱雑でいいの!?という具合のレディ・ブリスコのドレスの描写にちょっと驚いた。いやぁ、ゲインズボロってこんな人だったんだ!なんだか人間味を一気に感じてとても好きになってしまいました(笑) 大きな作品が多く、そもそも恐らく遠くから見ることになる作品なので(どこぞの館などに飾るため?)、実際に離れて観ると不思議なことに凄く緻密に描かれているように見えるところもゲインズボロマジック?

しかし、大型の作品が多いにも関わらず展示のライティングに難あり。作品が光ってしまって、ものすっごい後ろに下がらないと鑑賞できない。近寄って細部を観たいときは、光の当たらない一方向からしか見えないというライティングの罠。混雑していなくて本当に良かったです。混雑していたらおそらく満足に楽しめなかったと思います。

それから、レンブラントの件ですが、実はエッチングの小品が充実していました。このエッチング作品群…これまたレンブラントってこんな人だったの?状態。絵の題材の一つは、スカートの中を覗き込む羊飼い…なにやらニタァと笑みを浮かべた羊飼いがフルート?だか楽器を吹きながら隣の女性のスカート内を覗き見してるんです。なんだこのテーマは!(笑) 他のエッチング作品は、テーマは普通に真面目なものの、手前に描かれた犬をよく観ると…あそこを必死で舐めている所だったり(笑)、また他のエッチングでも、描かれている他の部分はまともなのに、またもや手前の犬が生理現象によるあの行動とブツそのものが描かれていたり(笑) このエッチング作品はかなり面白かったです。こういう所から、他の作品からはなかなか垣間みえない画家のユーモアや人間味が伺えるとラッキーな気分になりますね(笑)

最初に会場を一周した時にはちょっと落胆したのですが、最終的にはとても面白い展覧会でした。

06/04/2013

Karen Bit Vejleさんの切り絵

日本に藤代清治がいれば、イギリスにはロブ・ライアンがいて、そしてノルウェーにはKaren Bit Vejle(カレンさんはデンマーク人らしい)がいる。←カレン・ビット?・なんて読むの!!読めません!(笑)マダムが帰宅したら聞いてみます。藤代清治さんは切り絵というより影絵と言った方がいいのかな…というわけで、何週間か前の話になってしまいますが、バラードにあるノルディック・ヘリテージ・ミュージアムにて、現在Karen Bit Vejleさんの切り絵展が開催されているんです。それを観に行きました。

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館内ではフラッシュを使わなければ撮影オッケーです。とはいえ、他の方の邪魔になるので人のいない所だけ撮影。切り絵については全く予備知識もなく見に行ってしまったのですが、カッターじゃなくて全てハサミ使用なんですね。1センチ未満の部分もあって、これは一体どうやってカットしたの?紙を折らずにハサミで切れるの?と始終疑問。切り絵の作品自体を目の当たりにするのはこれが初めてなので、見ていて無性にワクワク。

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面白いのは、細部をよく見るとアリが行進していたり思いもよらない所に小鳥が飛んでいたり、細かい部分にまでカレンさんのユーモアやセンスが光ってる所。壁に写り込んだ切り絵の影もまた素敵なんですな〜色のついた所はカラーフィルムを後ろから貼っていたり、スプレーでペイントしてあったり。

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↓これはかなりの大作。高さ3メートル位はあったのではなかろうか?よく見るとらくだの行列やらバレリーナやら!枝に車が走っていたり!飽きないです、ずーっと眺めていても飽きないです。しかも、カレンさん自身が凄く楽しんで制作しているのが分かる所がまた作品に良い印象を与えてます。

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三部屋分ありましたが、もうちょっと作品を見たかったです。それから、アンデルセンの切り絵作品、三作か四作もありました!アンデルセンが切り絵をやっていた事、全く知らなかったです。カレンさん、何かのイベントでアンデルセンが使用していたハサミを実際に使って切り絵を制作した事もあるみたいです。そして、こんなに細かく切れるハサミってどんなの?と思ったら、かなり小型の刃先がシャープなものでした。ちょっと私もそのハサミが欲しいと思いました(切り絵やるんかい!←すぐ影響うける人。笑)

カレンさんのサイトはこちら(作品も見られます)

http://papercutart.no

08/01/2013

パフィンブックス

先日、ダウンタウンの雑貨屋さんで、飾りとして置いてあった本がすごく素敵でした。雑貨よりもその本の方が欲しかった程。ジェーンエアや高慢と偏見、不思議の国のアリス等のハードカバーのペンギンクラシックス。帰宅して早速検索したのですが、雑貨屋さんにあったハードカバーは既に廃刊になっている様子…残念!!

しかし、パフィンブックスにもとってもキュートな表紙の本を発見。子供向けの本で、秘密の花園や赤毛のアン、ピーターパンやオズの魔法使いなど…表紙の画像を思わず保存。というか、これは今でも販売されているので買おうと思う!

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これは「秘密の花園」
青い鳥はイギリスのロビンかな…?

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ジャック・ロンドンの「野生の叫び声」

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ロジャー・ランスリン・グリーンの「ロビンフッドの冒険」
個人的にはこの表紙が一番好きです。壁紙にしたい!頭だけ出してるうさぎがいるよ。

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ケネス・グレアムの「たのしい川辺」
ボートを漕ぐねずみともぐらの図に身悶え。

どの表紙も可愛い!このシリーズは全部集めて本棚に飾りたい!…読まないの?(笑)

03/01/2013

モザイクブーム

今、探している画集があります(←あるかどうかわからない) 画集というか写真集か?ものは、ギリシャやローマ時代の恐らくレストランやダイニングの床を飾られていたであろうモザイク画。ゆるい感じやキッチュな感じの魚を中心としたモザイクです。大掛かりで芸術的なモザイクではなく、かなり日常的な図案のもの。それをたくさん集めたような写真集がないかと、昨日もダウンタウンの本屋に行って探してみました。

が、そもそもアート関連書籍コーナーが小さくて話にならん!

Amazonでは、大々的な有名そうなモザイクの写真集(アレクサンダー大王のものとか)はあるけど、私が見たいモザイクの写真集はない様子。そんな時、マダムが言いました。

それは…もはや自分でギリシャなりローマなり行って写真とってこなきゃダメなんじゃないの?

ちょ、旅費出してくれれば行ってくるわい!(笑)

まぁ、ネットで検索してそれらしいのを数点見つけました。こんな感じのモザイク画を私は欲しているのである↓

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上の魚の描写、なかなか私の希望通りな感じです。下のモザイクは、食べ散らかした床といった感じの図柄。全くゆるい描写ではなく、逆に影がついたりかなり細かく描写されてますが、この具材?のチョイスがかなり気に入ってます。カニの足やら鶏の足、ロブスターっぽい殻、ネズミ…etc。面白い〜!しかし、足りない、これだけじゃ足りない。こういうのを200ページ位ニラニラニヤニヤ眺めたい!(笑) 新年早々、私はモザイクを欲しています。

20/11/2012

都風俗化粧伝

面白い本を見つけました。江戸に詳しい人やコスメ系に詳しい人は知っているかもしれませんが、江戸時代に書かれた美容本「都風俗化粧伝」。江戸時代の乙女達にとって有名な美容指南書だったそうです。ebookjapanで発見しました。取り敢えず「立ち読み」をダウンロード。目次のページからしてすでに興味しんしん!

ざっとみると、今も昔も肌の悩みは結構同じなんだなぁと思わざるを得ない目次。イボを取るや、肌の色を白くする、傷を治す、ニキビを治す…etc。しかししかし、その○○を治すの伝のタイトルがどんどん長くなって行く!「顔に何ともしれぬ痕出来たるを治す薬の伝」「しわを伸ばし少女のごとくわかやぐ薬の伝」(少女のごとく!笑)「口中ただれていたむを治す薬の伝」…長いよ、タイトル見て一目瞭然だけど説明が長すぎ(笑)

「肌を白うし肌をこまかく光沢を出して、玉のごとくならしむる薬の伝」
「肌を白うし、老いたるをわかやがし、美人となる薬の伝」
本当に美人となるのかー!?
似たり寄ったりな感じでとにかく肌を白くする系の薬の処方が多いです。いかに肌の白さが重要だったかが一目瞭然。しかし、ページの最後の方で「鼻の低きを高こう見する伝」というのにはちょっとビックリ。江戸時代でも鼻が高い方が良かったんだ!(というか鼻の高低の美意識があったのか)

そして、今度は髪の毛に関する部門。髪の毛を洗うのに、ふのりやうどん粉と書いてあります。小麦粉でシャンプーができるとは聞いたことがありますが、江戸時代にはすでにそういう方法があったんだ!

しかし、またしてもすごい薬の伝が…「髪を黒くし、一生白髪生えることなき薬の伝」一生って言い切ってます(笑)

個人的には、このページの「背の低きを高く見するの伝」がすごく知りたい〜!「出尻を隠して風俗を良く見する伝」はちょっと笑った。

大体、その幾多の肌トラブルなどを植物や植物の根などを煎じてつけたり塗ったりする方法が記載されているようです。現代において、というか私の場合はシアトルに住んでいるので植物自体が入手不可でできそうもありませんが(って、実際にやってみる気だったのか!?笑) 面白そうですよね、この本!本編もダウンロードしてみようかな =3

17/11/2012

Figs & Rouge

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また顔の話になるのですが、頬にできていた湿疹は沈静化に向かっています!エミューオイルが合わなかった事と、あと入浴した時に無理やり出した汗が刺激になっててなかなか治らなかったようです。なかなか治らないので、脂漏性皮脂炎だろうか?はたまた子供の頃はアトピーが肘や膝の裏などにできていた子供だったので、もしやこの年になってアトピーが再発?とも不安でした。

そして、結局本当に紀伊国屋に行って「肌の悩みがすべて消えるたった一つの方法」という本を本当に買ってきてしまいました。

日本人女性の多くが乾燥肌になっている事、またその原因が基礎化粧品を含めた化粧品類によるものだそうで、合成も天然由来のものも関係なく肌には異物となって悪影響を与えている、肌には自分で潤う機能(自家保湿因子)があるとか、皮膚構造やら角質の成長方法など図解入りで面白く読めました。とにかく、肌を触らずに洗顔も優しく優しく、化粧品類(石けんで落ちるもの以外)は使わない方がいいという話でした。化粧品会社の人は困る内容ですな(笑)

そして、この書籍の中でも言及されていた肌が乾燥した時に唯一使って良いものとして、ワセリンが出てきました。しかも、使う量は米半粒程度だそうで。米半粒だとさすがにギトギトはしないけど、角栓がモサモサ出た部分はカバーしきれていません。今、これまで長年ニキビ勃発地帯(いじめにいじめていた部位) だった顎が白くカサカサモサモサしてすごいことになっています(;´Д`A

しかしながらワセリン、このチューブのパッケージがつまらなくてね〜とベリーちゃんに話すと「もうそれは自分で詰め替えるしかないね」と。というわけで、Figs &Rougeの空き缶に詰め替えました(笑) このFigs & Rougeのオリジナルの中身の方はちょっと自分に合わなかったのですが、この缶はカワイイですよね。これでワセリンを使うのもちょっと楽しくなります。(チューブのままで使った方が衛生的に良いけど)

あと、気になるのは岡本さんがお医者さんから言われたという「ワセリンは毛穴を塞ぐから長期間使用しない方が良い」という事です。実際に毛穴をふさぐのかな!?

さて、何日か前、気がついたことがあります。水分はおろか皮脂も一切出ないカラカラを通り越してミイラになっていた自分の顔から皮脂が出るようになっていました!アメリカに来て始めて使ったあぶら取り紙を見て「ヒャッフー!!ヒシー!!」なんて、10代の頃の自分が聞いたらぶっ倒れるわ!と思いました(笑)

05/09/2012

ウィリー・ワンカのサントラ

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画像はビリーワイルダーのウィリーワンカ映画、サントラCDです。

実はこのサントラのレコードの方を長年探していたんですな。ebayを頻繁に検索したり、Amazonで検索したりと。で!つい先日、Amazonでやっと発見したんです!!

なんでレコードかというと、オリジナルは元々レコードで出ていたモノだし、元々レコードの方が好きだし、ジャケットも大きいし、とにかくレコードが好きなんです。レコードがなかったらサクッとiTunesで音源だけ買う派です。

そして、マダムにこのレコードを見つけた!と報告したんですな。しかし、カチャカチャと検索してすぐ、リマスター版CDが出ているじゃない!と。いや、それは前から出てるんだよ…ねぇ。

取りあえず「リマスターならiTunesで買うよ」と、欲しいモノにダメ出しされたイエスのようにスゴスゴ自分の席に戻りました。難癖を付けられてなんとなくiTunesでも買わずに過ごしていたところ、昨日コレがAmazonから届きました…マダムが買ってくれてた…でもCD。…何このびみょうな気持ち!!(笑)

わたしは、この映画でジーン・ワイルダーが歌うピュアイマジネーションという曲が大好きなんです。何度もリピートしています。もちろんウンパルンパも好きです。

19/08/2012

朕惟うに

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またしても本棚を漁って来たネタですが…

明治神宮で頂いた教育勅語や御製を含む書籍「大御心」が出てきました。教育勅語は明治天皇が近代日本を建設するに当たって教育の普及、道徳の実践を心配されてこの勅語をお下しになった…というものであります。戦後、この教育勅語は学校で習うのが廃止されたそうですが…私もこれを頂くまではちゃんと読んだ事がなかったですな…今の日本だからこそ読む意味もありそうです。

そういえば、自分が小学生の時の道徳の時間ってどんな授業やってたかなぁ…

一つ覚えているのは、近所にあったブタ公園にテレビカメラが来る!という事で、皆でぶた公園(今改めて書いて「なんて名前の公園だ!」と思いましたが、近隣の他の公園もシュークリーム公園に三角公園、ジャリ公園というあだ名がついてましたな…他の地域でも変なネーミングの公園あるのかな?)に行って撮影隊をワクワクと待っていた事があります。しかし5時を過ぎても来ないので友達は全員帰宅。しかし、丁度うちに遊びに来ていた従妹と私がしつこく待っていた所、NHKの撮影隊が!私と従妹はブランコに乗ったりかけっこさせられ、その場面を撮って撮影隊は帰って行きました。

その後のある日、道徳の授業でNHKの教育テレビを見る事になったんです。先生がテレビをつけてある番組が始まると

私と従妹がぶた公園で走ってました!…道徳の授業、これしか覚えてないです(笑)

というわけで、教育勅語を全文を入力してみました。口語訳は各自調べてみてください(丸投げかい。笑)

「教育勅語」

朕惟うに 我が皇祖皇宗 国を肇むること宏遠に 徳を樹つること深厚なり

我が臣民 克く忠に克く孝に 億兆心を一にして 世々厥の美を済せるは

これ我が国体の精花にして 教育の淵源亦実に此に存す

爾臣民 父母に孝に兄弟に友に 夫婦相和し朋友相信じ

恭倹己れを持し博愛衆に及ぼし学を修め業を習い

以て智能を啓発し徳器を成就し 進んで公益を広め世務を開き

常に国憲を重んじ国法に遵い 一旦緩急あれば義勇公に奉じ

以て天壌無窮の皇運を扶翼すべし 是の如きは

独り 朕が忠良の臣民たるのみならず 又以て爾祖先の遺風を顕彰するに足らん

斯の道は 実に我が皇祖皇宗の遺訓にして 子孫臣民の倶に遵守すべき所

是を古今に通じて謬らず 之を中外に施して悖らず

朕爾臣民と倶に 拳々服膺して 咸其徳を一にせんことを庶幾う

———

道徳でこれだけ難しい文章を読ませられたら逆に覚えそうだ〜

さて、私はシアトルに住んでいますが、日本国籍のまま永住権で居住しています。日々の生活において、私の周囲のアメリカ人から見たら恐らく私を通して一般的な日本人像を作り上げてしまう可能性があるので、一人の日本人として恥ずかしくないよう生活しているつもりではあります。アウェーにいる日本人として、これからも恥ずかしくないよう生きて行こうと襟を正した教育勅語でありました。

14/08/2012

美術館へようこそ

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本棚を漁っていたら、前にロンドンのナショナルギャラリーのミュージアムショップで買ったこの本が出てきました。ナショナルギャラリーにて見られる名画を、どのように見て楽しむか、色彩や構図や陰影、気象による変化…等など絵にまつわるうんちくがたくさん書かれています。

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大型のハードカバー本で、なにやら絵本チックな入門書的な書籍です。書かれている事も、多分テレビでアート関係の番組を見たり、絵画についての本を読んでいる人には関係ない書籍かもしれません。でも、良い具合にコンパクトに、分かりやすく、色々な絵画に関する情報が纏められていて面白いです。

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イギリスでは、戦争中の絵の疎開先としてウェールズの山中が選ばれていたんですね。大型トラックがナショナルギャラリーの絵画をウェールズに運んでいるの図。しかし、ロンドンっ子が絵が見られなくて寂しいという事で、毎月一枚、ウェールズからロンドンに運んで公開していたそうです。日本では今日15日、丁度終戦記念日ですね。そういえば日本では仏像を疎開させていたという話は聞いた事があるような…?

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印象派の画家達のページももちろんあります。ここはルノワールの補色の使い方について書かれたページ。モネの言葉が引用されているので、引用してみます(笑)

「絵を描く時は、目の前にあるものが何であるか忘れるようにしなさい。本であるとか、家であるとか、畑であるとか、ともかく何であってもいいです。ただ、ここに青い小さな四角、ここにはピンクの長四角、ここには黄色い線、と言う風に考えて、その見えた通りに描くのです」

まさに印象だ〜(笑)

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ティツィアーノの絵と顔料についてのページ。画像右側のティツィアーノ「バッコスとアリアドネ」、この絵はとにかく空の青が鮮明でそれだけでも強烈な印象が残る一枚です(しょうみな話、初めてこの絵を見た時は『この空の青必死すぎ』と思った程です)。私が最後にここに行った時は、丁度この絵の前にイーゼルを出して完全模写している青年がいました。なんと贅沢な!フランスのオランジェリーでも模写している人を見たけど…ぐぎぎ。本物を目の前にして模写できるなんてヨーロッパは羨ましい環境ですね。

ちなみにこの本によると、当時ティツィアーノのいたヴェネチアは顔料取引の中心地だったそうです。なので、ティツィアーノは最高品質の顔料が入手できたとか。だからこんな鮮やかな良い色をしているのかな。

絵に興味がない人でも、この本を読むと絵が楽しめるかも?な一冊でした。