24/07/2013

ビルおじさんの牡蠣

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今年もビルおじさんから牡蠣を頂いてしまいました。ビルおじさんは、以前ここでも書いた大腸ガンの手術をしたおじさん。手術をして複数回の抗がん剤治療をして、やっと最近その抗がん剤治療も終わったそうです。抗がん剤治療をしている間、マダムによると体調が芳しくない感じだったけど、今は元気そうにしていたと聞いて嬉しかったです。

そして、ビーチハウスに行く気力も出て、やっと牡蠣を海から引き上げてきたそうで、そのお裾分けを今年は18コ!マダムは明日からまた出張なので、昨日マダムが全部の殻を開けてくれました。後で知ったら、殻を開けたら賞味期限がせいぜい二日程度しかないことを知りました(笑) 2日内に18コも食べられるか、自分!?

マダムの手よりも大きく育っていて、男のマダムでさえ牡蠣を開けるのにヒーヒー。しかも、開けるたびに「ひぃ〜やっとあいたぁ。あっ!真珠入ってる!!」ネタを使うマダム。そして、一回一回それに「え!ホント!?(今度こそリアルで入ってた?)」と反応してしまう私。悔しい…

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そして、牡蠣を入れてくれていたバケツの中はさながら海そのものでした。下の方にヒトデがいた!それから小さい巻貝がいくつか、えびの幼生みたいなもの、ミジンコ…凄い!小学生の頃、油壺に磯遊びに行った時を思い出す!しかし、シアトル近郊でも磯遊び的な事はできるけど、北の海の生物ってなんで地味なんだろう?

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さて、かなり粒が大きいので取り敢えず四つを調理してみました。○○パッドで美味しそうだったレシピを参考にしました。本当は青ネギを散らすんだけど、青ネギはないので省略。ポン酢にニンニクとショウガを入れるレシピだったけど、ポン酢もないので醤油と酢を使ったわ、ショウガもなかったのでショウガも省略だわ、レシピと全然違ってしまったけど、それでも美味しかったです。とにかく牡蠣の身の分厚いこと。こんな美味しいもんを食べられないなんてマダムが可哀想だなぁ〜(マダムの食の遍歴はヴィーガン→ベジタリアン→ペスカトリアンですが、やっとペスカトリアンになっても食べるのはほぼサーモンだけです)

このレシピが美味しかったので、今日もう一回それを作ることにして(笑) 残りの牡蠣は日持ちするように昨晩オイル漬けにしました。

ビルおじさんに感謝!!そういえば、ビルおじさんは最近iPadを購入して今iPadで色々楽しんでいるそうです。おじさんにとっては初アップル製品だったとか。どんなアプリを入れているのかな。

13/06/2012

ビルの牡蠣

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マダムが、ビルおじさんからまた牡蠣をもらってきてくれました。去年ここで書いた事があると思うのですが、ビルおじさんは島に別荘を持っており、目の前のプライベートビーチで牡蠣を養殖しています。自分で楽しむための牡蠣です。

年に一回、牡蠣の稚貝を大量に買ってきて一年ほど網にいれて海に放置しておくそうです。最初は小指の爪ほどのサイズの稚貝が、一年でこの画像…7cm位かな?になるそうです。

しかし、牡蠣の季節っていつだっけ?Rのつかない月か?今が旬じゃないか!と思いきや、逆じゃないですか…Rのつく月が牡蠣の食べ時!

じゃ、Rがつかない月は何故ダメなん?

調べると、Rのつかない季節、主に夏場は産卵時期だから身が細って美味しくない、腐りやすい、食中毒を起こしやすいなどという説明あり。ただ、秋が産卵期の岩牡蠣ならば夏が旬だそうです。岩牡蠣は茶色っぽい殻だそうですが、これは茶色っぽいといえば茶色っぽい。ビルおじさんの牡蠣は岩牡蠣だろう~!わからないけど。

そういえば先月、ワシントン州の検疫で韓国からの貝類に汚染が見つかったという事で、輸入禁止措置が取られていました。その中には牡蠣も含まれており、ノロウィルスが検出されたそうです。

ワシントン州も牡蠣の産地なのに、結構輸入されているようだったのが驚きでした。

ビルおじさんがくれた牡蠣は絶対岩牡蠣だと思うので(おじさんに聞けばいいのに。笑)、どうやって食べようか悩んでいます。

30/08/2011

ビルの育てた牡蠣

マダムが、不敵の顔を浮かべながら帰宅しました。随分ヨレヨレの紙袋を開くと、そこにはジップロックの袋に入った牡蠣が!?

かなり大きいのですが、比較対象物を置けば良かった。くっついちゃって二個で一個になっている牡蠣があったりします。買って来た風でもないし、これは一体…?

知り合いのビルおじちゃんから頂いたそうです!ビルおじちゃんは、シアトルの対岸にあるとある島に住んでいます。そこで趣味で貝類を養殖しており、この牡蠣もビルおじちゃんが自分で育てた牡蠣なんだそうです。海の近くに住んで、海で牡蠣の養殖、陸側で畑をやりながら養蜂をやったりしたら自力で生きていけそうな気がする…!!

さて、マダムは抜かりなく牡蠣殻むきナイフも買ってきてくれていました。ビルおじちゃん曰く「牡蠣は生で食べないで」との事で、取りあえず一個だけバターでソテーして食べてみました。多分、これまでこんなに新鮮な牡蠣は食べた事がないよ…とにかく味が濃厚で海のうまみ濃縮で美味しかった〜

アメリカに日本の牡蠣が伝わったのが1920年代。ゴールドラッシュの頃、アメリカの牡蠣の在来種は乱獲されてしまい、その後、世界の牡蠣王と呼ばれる日本人が養殖の適所をワシントン州に見つけて種牡蠣の輸出が開始されて今に至るそうです。こんな所でも日本とアメリカって繋がりがあるんですな。

頂いた牡蠣、大事に食べよう。