マダムはかれこれ10年程、シアトルの通信関係の博物館のボランティアに行っています。毎週火曜日がボランティアの日です(仕事にも通じるものなので、会社からは火曜日のお休みOKもらっています)。ボランティアの内容は、大昔に使われていた電信関係の機器の整備や、来館するゲストへのガイドツアー等です。
この博物館は募金で賄われており、ボランティアはAT&T等の通信企業出身の爺ちゃん婆ちゃん達。皆70才以上の方ばかりです。そんな構成なので悲しいですが、毎年ボランティアのおじいちゃんの誰かの訃報があります。
去年は館長さんのドンが手術の翌日に急死、去年の夏にはいつも私に海岸沿いの別荘で牡蠣を育ててはお裾分けしてくれていたビルおじちゃんがガン闘病の末死去。ボランティアとして今もいるリッチ爺ちゃんも80を過ぎたし、レス爺ちゃんはなんと第二次世界大戦の時に無線通信士として硫黄島にも行っていた程なので軽く90を超えています。若手はマダムと、ディンテンファスさん位のものです。特にマダムはお爺ちゃん達から可愛がられて電信機器の使い方や整備修理方法等を学んで、ボランティア活動も熱心に行って、ドンが亡き後は館長的な役割についていました。
しかし、去年の夏にビルおじちゃんが亡くなった頃から博物館に異変が
ディンテンファス氏、いきなり「給料出してくれないのか?」「これからの博物館は一体どうなるんだ〜!(発狂)」「ビルの事は毎週俺が車で送り迎えしたんだ、死んでも俺には一銭も残さないのか」
ディンテン、完全におかしくなったったー\(^0^)/
ディンテンの本意がまだ分かっていなかったマダムは「給料?ぼくはいらないけど。これまでもそうやってこの博物館はやってきたんだし」「(あまりの発狂具合にさすがのマダムもどん引きしながら)いや、そんなパニックにならなくてもこれまで通りやっていけば大丈夫だから落ち着いて」「えっ………(お金欲しくてやってたの?)」
と、返答していたらしいのです(笑)そして、発狂するディンテンを尻目にせっせといつも通り博物館での活動をしていたある日、他州の通信博物館と結託したらしきディンテンがマダムを博物館から追い出す作戦に出てしまったのです。その他州の通信博物館はそれ系組織のボスだと自認しており、シアトルの通信博物館でボランティアしていた爺ちゃん達は善意で死亡後にそこに遺産を寄付していたのですが、それが逆に仇となってシアトルの通信博物館を傘下に収めたい、もしくはシアトルを潰してシアトルの展示物(貴重な機材)を奪おうとしている節があります。その他州の通信博物館から電話を受けたマダムはこんな事を言われたそうです。「あなたは本当にシアトルの博物館にふさわしいのかしら?ディンテンファス氏から色々と聞いております。辞めて頂いてもかまいません」
乗っ取りたい他州の通信博物館と、邪魔者を排除して好き勝手したい(博物館のお金を我が物にしたい)ディンテンの思惑が合致してしまったー!一体何をディンテンは吹聴したのか〜!?(笑)
いやぁ〜話を聞いてこんな所にも権力争いがあるとは思いませんでした(笑)これまでお爺ちゃん同士和気あいあいとやってきていた博物館だったのに…
とはいえ、それでもその人達を無視してマダムは博物館に通っていたわけですが…とうとうディンテンに先回りされていました。周辺の関係者全員に、ディンテンはこんなメールを送っていたのです
「残念ながらマダムは博物館から去る事になりました。これまでも彼は献身的に博物館に貢献し、なんちゃらかんちゃら」
それを知らなかったマダムは、ある日突然、通信業界退職者協会の会長さんから
「残念だよ…マダムは本当に博物館に尽力してくれた。もう君が博物館に来ないかと思うとなんちゃらかんちゃら…私は悲しくて仕方がないなんちゃらかんちゃら」
まるでマダムが死んでしまったようなメールを受け取ってビックリしたそうです!これぞ青天の霹靂(笑)そして、一体どうしたのか聞くと、ディンテンが勝手にそういうメールを関係者全員に送っていたそうです。全然博物館のボランティア辞めるとも言ってないのに、本当に勝手にディンテンはそういうメールで小細工!(笑)わたしゃこの世に本当にこんな人がいるとは思わなかったよ、まるで漫画(笑)
今、ディンテンさんは博物館を意気揚々と取り仕切っているようです。火曜日オープンだった博物館も勝手に日曜オープンに替え、その為に博物館にはもうボランティアに来られなくなったおじいちゃん達もいます。また、嫌がらせして辞めさせた他のおじいちゃん達もいます。
申し訳ないけど…今回の事でディンテンさん民族の見る目が変わったわ〜!一人がやる事は他の全員もそういう風に見られると思う。だからこそ、私もこっちに住む日本人として恥ずかしくないよう気をつけているつもりです…が、本当に気をつけないとだわぁ〜_φ(TдT )