30/07/2012

美術の物語

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ゴンブリッチ著 The Story of Art(美術の物語)という書籍を買いました。美術史の入門書としてかなり有名な書籍らしいのですが、これまで知らなかった。美術史はあんまりやってないですな、考えたら…。習ったのは18世紀頃のフランス絵画と古代ギリシャローマの美術史だけだ…。

この本は、ゴンブリッチ卿が25才の時、出版社からそもそもは子供向けの本という事で依頼をされたそうな?とにかく分厚い本で「ポケット判」を選んだ割には大きいし分厚いです。日本語訳が本当は欲しかったけど、買ったのは原書なので、読むだけで相当一苦労だよ…と思いつつ。しかも、紙は聖書か辞書のようなぺらぺらの薄い紙…厚さを少しでも軽減する為か?おまけにリボンのしおり付きで親切です。

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しかし、本をめくってみたら、半分以上はカラー図版でした!やったぁ〜!

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ミケランジェロの素描。素描を眺めるの、大好きです。何時間でも見飽きませんな〜と思いつつそこで本を閉じそうになった。だめだ、せっかく買ったんだから。推薦文に「人生を変える一冊」との言葉があったので、この夏、人生を変えてみようではないか!(笑)

28/07/2012

ハーマジェスティ

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先日、社長宛でTaschenのマガジンが届きました。表紙のエリザベス女王が美しい!今年はダイアモンドジュビリーで、アメリカでも女王のドキュメンタリーやらを放送しています。私はその度にフィリップ殿下が見られて満足です。フィリップ殿下は結構強いお酒を好んでいるそうで、中でもシルバーブレットというカクテルが好きだそうです。そのカクテルはジン+キュンメル+レモンジュースで出来ており、私も飲んでみたい(下戸だけど)!とマダムに話した所鼻で笑われ、さらに知り合いのおじさんに「みぎぃがこんなカクテルを飲みたがってる」と吹聴されました。おじさんは「なんだか90才位のおじいさんが飲むようなものを飲みたがっているんだね〜」と笑っていたそうな。

ですよ、実際にそれを好んで飲んでいるのは91才ですよ!(笑)

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右のポートレイトも素敵ですな。そういえば、オリンピック開会式にジェイムズ・ボンドが女王をお迎えにあがるストーリー仕立ては驚くと同時に笑った〜。女王の乗り込んだヘリを見上げる二匹のコーギーが可愛かったけど、本当に女王のコーギーだったとしたら芸達者(今、丁度テレビでやっていたのですが、本当に女王のコーギーだったんですな!)しかし、イギリス、やる事が自由自在すぎる(笑)

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ご一家のくつろぎタイムの図。チャールズが若くて生々しい!先日の式典時のスピーチで、女王を「マミィ」と呼んだ時は吹いた(笑)そういえば、その少し前にお天気おじさんもやってましたよね!?

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笑顔の女王三点。

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というわけで、Her Majestyという新刊の紹介記事からでした。フィリップ殿下の若い頃の写真もたくさん掲載されているんだろうか…。英国は去年からウィリアムの結婚、女王60周年、ロンドンオリンピック、何気に明るい話題が入ってきますね。

さて、今日、カクテルを作ろうと思ってお酒を見て来たのですが…キュンメルがどこにも売ってませんでした…orz

26/06/2012

解読者

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マダムから「マーシャさんから『anno’s usa』をもらったよ!」とメールが来ました。

「あんののうさ」ってなんぞ?あんののうさぎ?あんの…

あんので思い浮かぶのは安野光雅?というわけで、イラストレーターのあんの?と返事してみると、そうだというのですな。で、次なる疑問は「うさ」です。うさぎ?私がうさぎ好きなのを知っているから安野光雅が描いたうさぎの絵?

と、かなりなうさぎ脳でマダムの帰宅を心待ちにしました。

マダムがマーシャさんから頂いたのは、Anno’s USAという安野光雅の作品集。USAだよ、ユーエスエー!(笑)うさじゃなかった…アホすぎ、自分。あんのが安野光雅まで分かったのに、usaがうさぎって何事!

安野氏のイラストをちゃんと見るのは今日が初めてでしたが、非常に細かくて面白いです。文字通り、アメリカがテーマのイラスト集でありました。マーシャさん、どうもありがとうございます!

さらに、つい先日は、外出先のマダムから

「hidare makiって何?」

ひだれまき?なんぞ〜!?続けて「戦後(?)日本に行った事があるおじちゃんが日本語を話してて、サッポロで学んだ言葉だってhidare makiと言っている。なんて意味?」

だからなんだ、そのひだれというのは(笑)

しかし、サッポロという所でピーンと来たのですな。北海道で学んだ言葉であると。「ひ」から始まって、「まき」で終わる言葉って言ったら「日高巻き」か?取りあえず、「絶対にそれは日高巻きだ!昆布の料理だ!」と返事しました。

帰宅したマダムに、おじちゃんは納得してた?ときいてみると

「あぁ〜なんかどうだろう?一生懸命『ヒダリマキ、ヒダリマキ』って言ってたよ」

え!?hidareじゃなくてhidariじゃないか、それじゃあ。考えたら厳密に英語でリを表現するとしたらreになるわけか。そこまで考えなかったよ。しかし、問題はそこではない、サッポロの人はなぜおじちゃんに「左巻き」という言葉を教えたかという事です。さらに何十年経っても覚えているおじちゃんも凄い!

21/06/2012

恩地孝四郎

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昨日、ネタ探しをしている時に、ふと恩地孝四郎の絵を思い出しました。↑の作品は大英博物館蔵のThe Seaです。昔、大英博物館で買ったカレンダーの絵に採用されていて知ったのですが、残念ながら実物を鑑賞した事がありません。

しかし、この版画を一目見た瞬間、惚れた!
この構図、色の使い方(画像はちょっとコントラストを強くしすぎました)このヒトデやホタテ貝…センスいいなぁ〜と唸った(笑)

その当時は恩地孝四郎という名前すら知らなかったし(朔太郎像を描いた人でした)、ヨーロッパ人による作品だと思いつつ作者名を見てビックリしたわけです。そう言われてみると日本人っぽさを感じる←単純である

昨日、再びこの絵について検索していたら、大英博物館のこのページに行き当たりました

大英博物館のコレクションデータベースのページ

そのページを見ると、過去にこの版画が公開されたのは2009年のようですね。観に行きたかったなぁ。さらに、この大英博物館のコレクションデータベースは、教育や非商用等であれば大きいデータを使う事ができるようです。左作品の下のUse Degital Imageをクリックすると登録する画面に行きます。ただ、名前から住所から全て記入しないといけません。

登録してみた。
登録してからメールでデータが送られて来るまで数日かかるそうです。

恩地孝四郎の作品でもう一つ海の作品があるようなのですが、そちらも好きです。しかし、挿絵等もふくめて彼の作品をまとめた書籍はほぼ絶版になっているんですな。と思ったら「恩地孝四郎 装本の業」がありますね。次回帰国の時まであるだろうか!

25/01/2012

スタインワイス

Amazonをブラブラしていたら、とある画集のサンプル画像にこれを見つけたんです↓

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うひぃぇ~!
これまた小じゃれたらびっといんあはっと!

このアートワークは、アレックス・スタインワイス(1917年3月24日ー2011年7月17日)という有名なグラフィックデザイナーによるものだそうです。これが掲載されている画集は、主にレコードのジャケットが中心ですが、中には櫛のパッケージイラストやロゴ、お酒のラベルなど多岐に渡った作品集でした。

その昔、レコードといえば、ただの茶色い袋に入れられただけだったそうですが(確かにBop Street Recordsに行くと、古いレコードはイラストも何もない袋に入ってる!)、40年代頃から、イラスト付きのカバーがではじめたそうです。なので、ジャケットのイラスト及びデザインした先駆けの人物だったんですね。スタインワイスは、1939年から73年までジャケットの仕事をし、そのデザイン総数は約2500にもなるそうです。

配色やら構図やらすごくセンスが良くてお洒落。ぐぅの音が出る…

表紙と中のページはこんな感じ。アイデアの表紙まで掲載されてる!スタインワイスの手書きフォントもカワイイですな。フォントはmyfonts.comなどでも販売されてますね。

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そして、この本もタッシェン!なんだか特に最近買う本がタッシェンばかりで、タッシェンに踊らされている感を感じるぞ…。大型本だらけなので、私の本棚に収納できない弊害付き。でも、見応えたっぷりの作品集です。

27/12/2011

The Fairy Tales of the Brothers Grimm

先日タッシェンから送られて来たカタログの中に、随分素敵な新刊が紹介されていました。それが、このThe Fairy Tales of the Brothers Grimm

タッシェンの本

27冊分のグリム童話が一冊にまとめられています。しかも、挿絵は1820年代から1950年代に活躍していたウォルター・クレインやカイ・ニールセンなどをはじめとする欧米の著名イラストレーターによるもので、物語の英語は新訳だそうです(下にイラスト画像だけ貼っていますが、この本は画集ではないです、物語もついています)ケースはないものの、表紙は布ばりのハードカバー、大型本です。画像を貼った方が話が早そうなので…

私が特に気に入っている挿絵は
ヘルベルト・ロイピンの「眠れる森の美女」と「長靴をはいた猫」

ハンス・アンカーの「シンデレラ」

ヴィクトール・モーンの「星の金貨」

ページをめくる度に「わわぁ」となります(笑)ただ、オリジナルの出版物自体が古い為に、イラスト原稿全てが現存するのかも分からないし中には印刷がすごくザラザラになっている残念イラストもあります。

最後にはそれぞれのイラストレーターについての略歴も記載されています。この挿絵こそ見開きで…や、挿絵の数が少ない!と思う部分もあるものの、総合的にはかなり魅力的な一冊です。

おまけ

ウォルター・クレインによる「カエルの王さま」から…姫様に壁に叩き付けられて体がこんなにもバラバラに!!この人間に戻る描写にちょっと笑いました(笑)しかも服の模様がヒマワリ…

王子の顔が何気に乙女チック。口ひげがなければお姫様でも通る!そしてよく見るまでもなく紋章がカエルだ〜!

16/09/2011

ものぐさ太郎

今日は、マークボランの命日です。というわけで、メタル・グルー↓

T.Rexとの出会いは高校生の時で、本当にハマっていました。音楽番組をチェックしては、生前のマーク・ボランの貴重なBBC等のインタビューや映像なんかを録画していたのです。もちろん滅多に放送しないので、貴重な映像を録画していたハズなのですが、元来のものぐさ癖が悲劇を生みました。

丁度その頃、深夜に放送していたトワイライトゾーンが見たかったんですな。しかし、どうしても起きていられずに見逃す事が多々ありました。そんなある朝、トーチャンがニコヤかに言いました。

「トワイライトゾーン見たかったんでしょう?録画しておいたよ」

一体どこに録画したんだろ?とT.Rexを録画してあるテープをふいに確認すると、マーク・ボランの姿は跡形も消えてトワイライトゾーンのテレレレ〜テレレレ〜が始まってしまった…

ギャース!!
よりによってT.Rexのテープに!私はトーチャンを無駄に責めました。今考えると、大事なテープをそこらに放置するのが完全に悪いわ。トーチャンは良かれと思ってやってくれたのに、この娘である…。

悠久の時を経て、トーチャン、あの時はごめんなさい。思春期だったので許して下さい。ゴロゴロゴロ…(己の恥ずかしさにクッション甘噛みしながら床ゴロゴロ。笑)

ちょっと面白い動画を発見。ボウイとボラン。誰これ!?ボウイさんがちょっとニヤニヤしてる所、吹いてしまう(笑)↓

動画を漁ったら、この二人、レノンとフレディのコンビもやったりしていました。

06/09/2011

変態なのは?

先日、マーク・ライデンのポストカードを買いに行きました。結局私が欲しかったシリーズはなかったのですが、Tree Showのシリーズはありました。そのTree Showの中の一枚に、大きいクマさんと少女が向き合っている絵があったのですな。これです→Good bye bear

この絵を見たマダムが変な事を言い出しました!
このクマの中には良からぬ事を考えているちょっと変態的なおじさんが入ってるんじゃないの?例えばこんな感じ…と言って描きだしたのが今日の画像です(笑)

変態なのはあなたの心なのではなかろうか?私はそのクマの絵を見てもちっともそう感じなかったのですが!?(笑)

23/08/2011

ふわふわとした

昨日、マーク・ライデンの事についてちらっと書いたら、なんとなくまたマーク・ライデンの作品を見たいと思って本棚を漁って来ました。

一つは2003年、ニューヨークで開催された展覧会カタログです。(↑茶色っぽい表紙の本)。片手にすっぽり入るかわいい本ですが、開きにくいです。本を痛めたくなくて、これまでしっかり中を開いて見た事がありません。

もう一冊は、2004年にシアトルのFrye Art Museumで開催されたマーク・ライデン展での展覧会カタログです。マーク・ライデンというとリンゴ・スターが好きな画家という認識しかなかった私…。実際に作品に触れて、絵の中の懐かしくも愛らしいレトロなおもちゃや柔らかくて可愛いものが狂気の世界と混じり合って一体となった不思議で奇妙な空間をスフマート技法でトゥルンふわふわとパステルカラーで表現していて、とても心を奪われました。(長過ぎてもはや何を言っているのか分からない。笑)

そんな彼のSnow Yak Showのポストカードが欲しいです。

所で、このマーク・ライデン展を開催したFrye Art Museumは、恐らくシアトルで私が一番好きな美術館です。SAM(シアトル美術館)よりも面白い企画展を行ってくれます。ここで行われた展覧会でマーク・ライデンの他、強烈に印象が残っているのはヘンリー・ダーガー展です。ここの学芸員さん方は企画展のアイディアを出すのが楽しそう。これからも面白い企画展を楽しみにしています。

05/08/2011

The World of Ornament

The World of Ornament by migi328
The World of Ornament, a photo by migi328 on Flickr.

先日紹介した本と一緒に買った本、The world of ornamentです。

かなり巨大な本で、片手で持てない程大きく重い本です。内容は、とにかく世界の装飾模様を集めた本。ページを開くごとに胸がドキドキしてしまうような装飾模様が次から次へと出てきます。

エジプト、ギリシャ、中国、日本、インド、ペルシャ、アラブ、ケルト、ケルト・スカンジナビア、ロシア…中世から19世紀までの主にフランスかな?の装飾模様が紹介されています。元々フランスで出版された本のようです。

なんとなく時代別になっていますが、現代に近づくにつれて模様が洗練されるというわけでもなく、古い時代の紋様もかなり洗練されている事が分かります。そして、植物をデザインした模様が古今東西多い事にも気がつかされます。

そして、この本の凄い所は、ページの最後に嬉しいおまけがついている事。番号のついたカードが付属しています。タッシェンのサイトにアクセスし、アカウントを登録してカードの番号を入れると、この本に掲載されている模様の高解像度スキャンをダウンロードできます。

す、すばらしい!
中身も充実していれば、こんな素敵なおまけまで付いていて二度美味しい本なのであります。実際にダウンロードしてみたもの↓(サイズはブログに合わせて小さくしてあります)