19/07/2012

ペニープレス

可愛いデザインのものや気に入ったものは、例えそれが紙だろうがなんだろうが捨てられない派なのですが、缶も同じくです。蓋のついたものだったら中にちまちましたものを入れて放置。昨日、ふと随分前から放置していたUncle Joe’s Mint Balls(←妙に美味しいイギリスのキャンディです)の缶を開けてみたら、こんなのがゴロゴロ出てきました↓

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ペニープレスのコイン。ペニープレスは、そのマシーンに硬貨を入れて脇のハンドルをグルグルまわすと入れた硬貨が伸ばされ、同時にデザインが刻印される、という代物ですな。日本では硬貨を損壊する事が違法ですが、アメリカやイギリスではよく目にするマシーンです。

まず、↑の画像はエジンバラ城、ネス湖、ウィンザーのレゴランド。遠路はるばるよくネス湖まで行ったもんだと、このペニープレスを眺めながら思い出しました。なかなか良い記念になっているようです(笑)

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↑この3枚もイギリスでプレスしたもの。左が近衛兵、真ん中がパフィンのデザインがかわいいスコティッシュ・シーバード・センター、右はエジンバラ城の近くでプレスしたスコットランドのランパン・ライオン。Bonnieはボニー・プリンス・チャーリーに関係あるのか?と思ったのですが、スコットランドでBonnieは「可愛い」「魅力的な」という意味だそうです。

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↑これはアメリカのペニープレスです。左上はグランドキャニオン、下がサンディエゴのレゴランド、右上はカリフォルニアにある木のテーマパークTrees of Mystery、右下はロズウェルのUFO博物館。ロズウェルは凄く小さな町だけど、何かちょっと町全体がUFOUFOしてて面白かったです。博物館は手作り感あふれる感じでした。

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↑左から、サンフランシスコの中華街、レゴランドの別バージョン、シアトルのウッドランドパーク動物園。

シアトルではあとボーイングの博物館にもありますが、毎回手持ちのコインがなくてまだプレスした事がありません。

このペニープレスの元祖、最初に登場したのは1892〜93年に開催されたシカゴのワールドフェアだそうです。そんな昔からあるものだとは知りませんでした。

さて、今回缶の中から再発見したペニープレスですが、中にはどこでプレスしたのか分からなくなってしまったもの(近衛兵とランパン・ライオン)もありました。このコレクターサイトをチェックしてどこでプレスしたのか判明しました。

http://www.pennycollector.com/

このサイトによると、日本にも結構プレスマシーンの設置してある所があるんですな。もちろん硬貨は使ってないのでしょうが→日本のロケーション

さらに、そのコレクターサイトではリタイアしたデザインのものが売買されていますが…売れるんだ!私が持っているものも将来高くなるかな(笑)

17/07/2012

ガガさんのその後

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先日、奇跡の芽吹きを見せたガガイモ科植物のガガさん、今朝みたら…↑

ムンクの叫び

みたいになっていました(笑)気温が上がっているせいか、成長が早いです。とにかく早い。夕方になった現在みると、もうすでにムンクの叫びから万歳三唱(三唱なのか?)の姿に成長していました。

気になるのが、微妙に伸びている枯れてしまった枝。丁度叫びの左で伸びている枝ですが…これ切ってしまって大丈夫なのかな。多分もう枯れてて中はカサカサに乾燥していると思うのです。しかし、これを切ったばかりに叫び部分まで滅亡となったら怖いので、カットできないでいます ( ´・ω・`)

03/07/2012

絵の具を作ろう 其の二

先日書いた岩絵の具キットの続きです。

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マダムからハンマーをやっと借りました。しかし、どんなモノの上だったらいいかな?というわけで、昔夏場の社長の為に買ったセラミックの大型タイル(建材で使うような大きいもの)の上でガツンガツンと叩いてみました。かなり大きい音で近所迷惑になりそうなので、或る程度で止めたのですが…

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これだけしか砕けませんでした!(笑)耳かき一杯分位です。ラピスラズリ、強すぎ(笑)

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乳鉢でゴリゴリ開始。途中経過はこんな様子。ラピスラズリの濃い色。

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さらにゴリゴリ。かなり細かくなりました。色も薄くなって来ました。粉を細かくすればする程、色は薄くなって行くそうです。

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細かくなった所で乳鉢からビーカーに移し替え、水を入れて混ぜます。これを沈殿させるのですな。

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沈殿してきました。

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乳鉢にビーカーの上澄みを移し替えます。ここにも粉末が含まれているので、この状態で1時間程静かに放置。

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こちらはビーカーに沈殿した方。

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乳鉢の方は1時間放置の後、再び上澄みを分けて沈殿物を乾燥させ、ビーカーの方で乾燥したものと混ぜて再びゴリゴリと擦って行きます。

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凄く滑らかになった!化粧品のパウダー位?色が凄く綺麗です。ものすごく爽やかな色。しかし、細かくなると色が薄くなるとはいえ随分色が変わりますな。ウルトラマリンにならず、すっかりベイビーブルーです。この工程を何度か繰り返して絵の具にするそうです。手作業だとものすごく大変な作業です。絵の具を作るのもかなりの肉体労働だ(笑)

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本来なら、ここでにかわをふやかして湯煎して、出来立てホヤホヤの顔料と混ぜるワケですが…いかんせん出来た顔料が微量、というわけで、水分含んだだけの状態で画用紙に色を塗ってみた。水を多く含ませた透明水彩のようだ。

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しかし、もちろん…にかわが入っていないので、乾燥させた後指で擦るとこの通り顔料が綺麗さっぱり取れてしまう(笑)

先日、近所の画材屋さんに油絵の具を買いに行ったついでに店内を見ると、ボトルに入った各種顔料が販売されていました。これまで絵の具を作るなんて事も思いもよらなかったので視界に入った事がなかったです。そして、にかわは何を?と思って探すと

Rabbit Skin Glue

うさぎの皮から作られたにかわです。それを見たマダムからは「絶対ダメダメダメ!」とダメ出し。しかし、そうか…絵を描くにも犠牲にしている生き物があったんだな。しかも、よりに寄ってうさぎかい〜!ベジタリアンの油彩画家は何で描いてるのかな。なんて事も思ってしまったのであります。油彩のにかわ=うさぎの皮、という事も今回初めて知りました。

なんだか時間をかけてゴリゴリ手作業で絵の具を作る工程を体験し、かつにかわにうさぎが使われているとか…何気に色々な発見のある絵の具作りでした。

おまけ画像↓

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ちょっと気になったので微量しかないけど油に混ぜてみた(笑)色が薄すぎて分からないのでホワイトに混ぜてみた(笑)

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ほんのり!!さすがはラピスラズリの発色!なんて事は全くわからん(笑)

追記:マダムによると、「ベジタリアン」だったら食べ物以外、モノに動物性のものが使われていてもそこまで気にしない、ただ「ヴィーガン」だったら気にするだろうね、との事でした。

15/06/2012

絵の具を作ろう

最近、また油絵をやってみようかと思い始め、ぼちぼち動いています。そこで、ふと以前観たフェルメールの映画を思い出して、石から絵の具を作るのは憧れだなぁ、やってみたいよなぁと思った瞬間に思い出しました。

5年位前に日本帰国した際、岩絵の具の手作りキットを買っていた事を!↓(笑)

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油絵の具ではなく日本画の岩絵の具だけども、まず石を砕いて絵の具にするのは同じなので早速作ってみよう!(このキット、5年ほど未開封のままクローゼットの肥やしになっていました)まず、キットの中身はにかわ、乳鉢、しょうゆ入れみたいな入れ物、厚手ビニール袋、そして石はラピスラズリとマラカイトです。

この石を付属の厚手ビニール袋に入れて、ハンマーでまず割るわけです。ある程度細かくなったら、乳鉢に入れて粉末状にするようです。で、ここで問題が発生。

うちにハンマーがない(笑)

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マダムの道具箱から叩けそうなものを持ってきました。が、これは六角形のものをクルクルまわす為のハンドルであって、全くハンマーではありません(笑)取りあえずコツコツ叩いたけど、全く歯が立たない。いやぁ〜、このカサカサな石の見た目から、サクサクもろもろっと崩れるようにくだけると思ったら大間違い。艶ぴかに磨かれたラピスラズリは硬そうなのに、磨く前のこの状態がサクサク割れそうというのも妙ですが。

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じゃ、もうちょっと硬そうな見た目のペンチの平たい部分で叩くのはどうだ?割れた!しかし、これ以上割れない。ちょっとムキになって続けたら…

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テーブルが凹んじゃったよ(笑)マダムにバカだね〜と言われる事必死。ベランダでやればよかった…。その前にハンマー買って出直してきます!きっと続く。

02/06/2012

ルイージャのポット

先日、アンティークショップで撮って来た画像です。レトロなランプの中に、何か異質な「大吉」ランプ↓

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ちょっと猫背なクマチェアー↓

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そして…なぞの赤ちゃんイラストです。最初、凄い顔した赤ちゃんのイラストだなぁと写真を撮り、よくよく何を釣っているのか見て度肝を抜かれました。アザラシだよ、これ!!しかもフライパンの中にいるアザラシが何をしているかって、もう一匹のアザラシに塩振ってますよ!!って事は、ここにいると調理されていしまうというわけで、この釣り状態はさながら「蜘蛛の糸」なのでしょうか?

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そして、何故かアメリカで良く見かけるフクロウグッズ、フクロウの置物達。一番左、かなり大きい置物?でしたが、ちょっと可愛かったです。ずんぐりむっくり↓

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そして、この日、私自身はかなりの大物を釣りました!↓アラビア、ルイージャのティーポット。かなり安かったです。使用感が全くなく、蓋の茶色の部分にスクラッチが薄く入っていたのは残念ですが、茶こしつきだわ、水垢も全くついた形跡、無理矢理洗った形跡もないわ、かなりの美品。きっと蓋のスクラッチはショップで随分がさつに置いてあったので(しかも棚から半身でて落ちそうになってた)、陳列時についてしまったような気がする…。

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…しかし、このポットは重いですな。冬っぽいので、冬まで寝かせておこう。

08/05/2012

色んな石けん

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先日、ベリーちゃんがクッキーと一緒に手作り石けん(彼女自身による手作りです)も入れてくれました。そのベリーちゃんから、去年帰国した際こんな話を聞きました。

サロンに行ったら「肌の保水量がアップしてますね」と指摘され、以前と変わった事と言えば、自分の手作り石けんで洗い始めた事のみ。サロンでも、確かに手作り石けんは肌に良いとの事で話がついたらしい!

石けんで保水力がアップするなんて凄いよ(グリセリンのおかげ?)!確かにベリーちゃんの石けんで顔を洗う時は、化粧水を慌てつけなくても全然平気!しかも、毎回面白いレシピで石けんを作っていて、今回送ってもらったマーブル模様の方(画像右上。石けんは私がカットしてしまいました)はココアが入っているそうで、これまた保湿効果が期待できそうです。もちろん、相変わらずクリーミーな泡立ちで使い心地最高!

そして、画像左手(箱と、中央は中身)は、スーパーで買ってきていた石けん。パッケージのりんご模様が可愛くてジャケ買い。香りはアップルパイのよう。アルガンオイルが入っているそうです。

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そして、こちら、パッケージ裏面。文面に少々難あり(笑)

「この石鹸で身体は綺麗になりますが、あなたの薄汚れた心まではどうにもなりません。申し訳ないです」

……残念!なんだ、綺麗にならないか!
続けて

「シャワーを浴びながらジャスティン・ビーバーを歌っていても他言しませんのでご安心を」

この石鹸屋さんは長くビジネスする気ゼロなのでしょうか?!いや、私が知らないだけでまだジャスティン君は人気者なのですな?まだ、このパッケージで販売しても大丈夫なのか~安心した(笑) しかし、一体どこの誰が作った石鹸?!と、箱をくまなく探しましたが、製造会社も製造地も無記名。もしやジャスティン・ビーバーの裏稼業か?!

28/04/2012

Wanted

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今日はベルビューに買い物に出かけようとしました。しかし…ベルビューに行く途中にあるワシントン湖にかかる二本の橋のうちの一つが工事で閉鎖されており、結局もう一つの橋が大渋滞。

ベルビューに到着するのにかなり時間がかかりそうだったので、ベルビュー行きを断念。ベルビューではロシア料理屋さんでロールキャベツを食べようとワクワクしていたのですが、その夢も打ち砕かれました(笑)そこで、お腹がすいていた我々は、急遽何を食べるか考える事に。

ロシアがムリだったら中華かな〜しかし中華だとベジタリアン料理がほとんどないからダメだ…却下

マダムが「インド料理は?」…ここ最近外食はインドばかりだったじゃないか…却下

じゃ、日本食。という事で、日本食レストランを物色して行ってみると、今日は閉店!そこからさらにその近辺でないか考えても特になかったので、ちょっと離れた日本食レストランにわざわざ走る事に。しかし、到着してみるとそこも閉店!

こんな事なら渋滞を我慢してベルビューに行った方が早かった…orz

結局、もう一軒のロシア系レストランに行ってハンガリアン・グーラシュという煮込み料理を食べました。日本食がなく、タイもインドも食べたくない…なんて時の旧東欧圏やロシアの料理は間違いない!が、元々ロシア料理が食べたかったんだから最初からそこに行けば良かったんだよ、自分よ!(笑)

今日の画像は、ご飯を求めて奔走している時に見つけた大看板です。これ、最初は何かのジョークで会社か何かの広告かと思ったのですが、本物の指名手配の広告でした。この人だ!→http://www.justice.gov/dea/fugitives/seattle/gomez-partida.html

25/04/2012

50周年

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1962年に開催されたシアトル万博から今年で50周年。4月21日から記念イベント的なものが開催されているようです。つい先日はスペースニードルが模様替え、いや原点回帰?丁度、スペースニードルの宇宙船部分(展望台)の屋根が、通称「ギャラクシー・ゴールド」というゴージャスな名前の…しかし金色じゃなくて濃いオレンジ色にペイントされました。

この万博には日本人も参加しており、科学館にはあのワールドトレードセンターを設計したミノル・ヤマザキ氏、その他、噴水やメダルのデザインなど複数の日系や日本人も携わったそうです。

この万博をテーマにしたプレスリーの映画も撮影されています。タイトルはIt Happened At The World’s Fair、邦題がなんと…「ヤング・ヤング・パレード 」(笑)この映画は何年か前に観ましたが、結構面白かったです。

今日の画像のものは、先日アーチー・マクフィーに行った時にマダムが購入していたものです。万博のお土産として当時実際に販売されていたというレコード付き絵はがきです。5枚セットで、一つ一つにシアトルや万博、スペースニードル等をテーマにした曲が一曲入っています。未開封の新品でしたが、経年劣化で丸まってしまっていました。ちょっと再生が難しかったけど、曲はちゃんと聴けました。執拗なまでに「シアトルシアトル」な歌詞です(笑)↓

19/04/2012

お札入り石鹸

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こんな石鹸を見かけました↑

名付けてMoney Soap. グリセリンソープの中には、丸められた本物のドル札が!現金入りの石鹸です!

箱によると「1,5,10,20ドル札、もしかしたら50ドル札が入っているかもよ!」との事。いくらのお札が入っているかは、使ってからのお楽しみ。もし50ドルが入っていたら…ゴクリ…

まぁ、ほとんどが1ドル札なのであろう。しかし、面白いし気になる!マダムに見せてみました。

「ふっ…」

何も言わず、鼻で笑って通り過ぎて行ってしまいました。買う買わないは別として、もっと面白いリアクションが欲しかった…思わず、通り過ぎるのを口をパクパクしながら見送ってしまいました。

ちなみに、この石鹸は一個約8ドル。ネットで検索してみると、購入するほとんどの人がクリスマスのストッキングスタッファー(クリスマスソックスの中にいれるアイテム)として購入しているようです。

さらに、販売しているサイトの売り文句には「子供が率先して手を洗うようになります!」とあって笑いました。私だったら…最初に石鹸をカットしてしまう邪道行為をしそうです。

16/04/2012

缶を煮る

久しぶりにコンデンスミルクの缶を煮ました。過去のブログで書いた時はバノフィーパイ(バナナとタフィーで作るパイ)を作った時で、あの時はタフィー状になるまで4時間も煮ましたが、今回はミルクジャムになるよう2時間にしました↓煮るぞ煮るぞ

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そして、2時間煮たものがこちら、左。ちょっとコンデンスミルクっぽさが残っています。色合いもまさにミルクジャム!という感じ。タフィーになるまで時間をかけるともっと濃い茶色になります。そして、棚にこんなものがあったのですな、パイやソースに活用できるアップルフィリング。実は地元の日系ケーキ屋さんで販売しているアップルシナモンのミルクジャムがかなり美味しいのです。キャラメリゼしたりんごの果肉がゴロゴロ入ったミルクジャム。それを思い出し、手抜きも手抜きだけどこのアップルフィリングをミルクジャムに混ぜたら似たものができそうだ。ふひひ

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結局、パイにしてみてはどうだろうか?と、両者を混ぜた後パイに流し込んでみた(笑)↓

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さらに、マダムが上に生のリンゴを乗せたらどうか?という事で、乗せてみました(笑)焼き上がった↓

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いやぁ〜!さすがの私にも甘いものが出来ました。甘過ぎました。コンデンスミルク+市販のアップルフィリング、考えただけで確かに甘いのですが、私は一体何に挑戦しているんだという位罰ゲーム的甘さでした。

その前に、こういう形状にせず次回は普通にジャムとして作ろうと思います。