そういえば、今年になってブログを更新していませんでした。
最初のエントリーが社長の事になりますが、今月で社長も11才9ヶ月です。なんとなく去年の夏にお腹を壊してから体調の変化を感じ、12月頃には随分社長も老化して来たなぁと思っていました。もう朝廊下を駆け回る事もしなくなってしまったし、お野菜に興奮して行ったり来たりすることもなくなったし、背中の筋肉もなくなっちゃって骨ゴツゴツだし? なんだか少しずつじわじわ日々社長の老化を感じる今日この頃…
そして、1月に入った頃からそれまで午前中によく軟便を出すようになっていたのがほぼ下痢みたいな感じになって、でも午後になると普通のコロコロフンになるのでこれも老化現象の一つかと。色々検索してみると、とある質問サイトではその方の獣医がうさぎの内臓寿命は6年程度と言っていたという話を読んで、11才過ぎた社長のお腹も老化してるから色々フンの状態も変わるんだろうなぁと思っていたんです。
そして、ここ数週間、パピコ(クタクタのぬいぐるみ)の上に身を乗り出して寝ている時に必ずブィ〜ブィ〜といびきをかいてるんです。そしてたまにクッチャーン!!とくしゃみを同時にしたり。あぁ、これも老化現象なのかな…と。鼻の下を見ても鼻水が出ていないので「うさぎ くしゃみ」で検索しまくって他にも問題もなくいびきをかくうさぎさんが多くいるのを読んで変に安心したりして。
しかし、一昨日は寝ている時以外も鼻をブィ〜ブィ〜と鳴らしているんです。さらに午前中普通に食べていたのに正午からピタリと牧草を食べなくなってしまった!しかも口に何も入ってないのに口を動かしてクチャクチャやってるんです。そんな動作これまでみたことないし!これヤバイんじゃないか!?ペレットも思うように食べません。こりゃマズイ!!と思って慌てて葉野菜を持って来たけど、なんとなく食べて終わり。とにかく何か食べさせないとと言う一心でりんごと人参を持って来たら大喜びで食べる。しかし、牧草を見せると「はっ!!やだ何それ!」という顔で逃げるんです。そして、お水を飲ませようと器を持って行って実際に水を飲むと「(ピチャピチャ)ん!!やだ何これ!飲めない!!」という顔で慌てて飲むのをやめてしかめっ面で口を両手で拭きまくる社長!
…
一体社長に何が起こっているんです?もしかして歯が伸びた??
これダメなやつ、早く獣医さん連れて行かないと!と、まぁ私一人では連れていけないので早速仕事中のマダムに連絡入れました。連れて行かないとダメだこれは!と。そして、いつものダン先生に連絡すると「本日は無理だけど明日の朝8時に預かりで置いて行ってくれたら時間のできた時に診察しておくから」と…こんな老人を一人で長時間知らない人だらけの病院に置いておくのは不安。しかも、ダン先生は平気で「安楽死できます」とか言ってしまう人だし!!?(三年前、ダン先生の予約が取れなくて救急に連れていったら、救急の人がダン先生に社長の腹痛の症状を電話連絡して指示を仰いだ時にダン先生が「それはもしかしたら心臓が悪いかもしれないな、安楽死もさせることできるから伝えて置いて」と言ってましたと救急の先生から言われたことがあります?その時、思わずダン先生にDr.deathとあだ名をつけた…)そんなDr.deathに預けるの不安?
というわけで、不安だけど新しい獣医さんを見つけて行って来ました。社長は獣医さんに行くと大抵緊張し過ぎて斜頸の症状が出てしまうんです。獣医さんに到着するともう首が90度曲がってしまうくらい。看護師さんから驚かれるほどです。しかし、昨日行った初めての獣医さんでは、診察台の上でキャリーをぱかっと開くと…
ダラーんと横になって瀕死状態!!
に見える社長…
先生はその姿を見て「これは深刻な事態ね…」と心底驚いた顔で言いつつ聴診器を当てるために体を持ち上げるのですが社長は筋弛緩剤でも使われているかのごとくとにかく体がだらーん。私も正直なところ大丈夫か不安で、もしかしたら緊張のあまりもう寝たきりになってしまったのではないかと。先生も「この子は寝たきりの子ですか?」と質問してくるほど。
というわけで、本当はレントゲンと血液検査もお願いしたかったけど先生は「とにかくこの状態を脱するといいんだけど」(しかし家では普通に立って歩いたりしてたんですが…)と不安と心配入り混じる顔で困惑し、聴診器と口内を見るだけで精一杯。触らぬ神に祟りなしといった感じで社長を診てくれました。
取り敢えず安堵したのは社長の奥歯は伸びてない、口内も傷ついてないという事。万が一、臼歯が伸びていたら麻酔で削ってもらうしかありません。高齢うさぎでも麻酔で歯を削ってもらう子もいるみたいだけど不安過ぎて社長には麻酔かけたくないです。かと言ってダン先生も麻酔なしでは臼歯は削れないと前に言ってたし、シアトルに麻酔なしで削れる先生はネットで見つけられませんでした。八方塞がり!と思っていたので、歯が伸びていなくて本当に安心しました。
ただ風邪を引いたような状態(菌の事は言わなかったけど、恐らくパスツレラではないかと推測)ですねと。抗生物質「ベイトリル」を処方されました。先生は生ける屍状態の社長を見て、始終不安そうな顔で「とにかくこの山場を越えるといいんだけど」と。私の真横にいた看護師さん、直接顔は見えなかったけど前面のモニターに映った彼女の顔をふと見たら「あらやだ、なんて事!もうこの子はもうすぐ…」という泣き顔で社長を眺めているし、とにかく先生たちは困惑し、社長もど緊張のあまり筋弛緩剤を投与されたようになってしまって大変困惑した診察でした?
そして、帰宅後、キャリーから出すとケロッとした顔で居間を歩き回る社長
えっ…あ、まぁなんだ、寝たきりにならなくて良かったよ?すぐにベイトリルを投与してしばらくすると、ぽちぽちと牧草を食べ始めるではありませんか。しかも鼻からの異音もほぼなくなってる。ちょっと効くの早過ぎない!?今朝2度目のベイトリルを投与しましたが、もう普通に牧草食べてフンもコロコロ。さらに今日は午前中の下痢も出てないぞ!?
もしかして下痢もパスツレラの症状だったのかな?てっきり老化現象かと思った?
なんだか社長には本当にかわいそうな事しちゃったけど、しかもそんな社長を見てドラマクイーンとか言っちゃったけど、抗生物質だけで今のところ鼻の異音もくしゃみも下痢もなくなりました。よく頑張ったね、社長!(投薬はまだ続いてますが)
今年の1月は平均気温が例年より低く、最低気温が氷点下の日が多かったです。社長が年なのでいつもは滅多に入れない暖房も毎日フル稼働で入れて室温が23度以下にはならないようにしていました。しかし、室温をそうやってコントロールしても外気温の変化とか気圧の影響をつぶさに受けてしまうのかもしれませんね…