03/07/2012

絵の具を作ろう 其の二

先日書いた岩絵の具キットの続きです。

20120703-153948.jpg

マダムからハンマーをやっと借りました。しかし、どんなモノの上だったらいいかな?というわけで、昔夏場の社長の為に買ったセラミックの大型タイル(建材で使うような大きいもの)の上でガツンガツンと叩いてみました。かなり大きい音で近所迷惑になりそうなので、或る程度で止めたのですが…

20120703-153957.jpg

これだけしか砕けませんでした!(笑)耳かき一杯分位です。ラピスラズリ、強すぎ(笑)

20120703-154003.jpg

乳鉢でゴリゴリ開始。途中経過はこんな様子。ラピスラズリの濃い色。

20120703-154010.jpg

さらにゴリゴリ。かなり細かくなりました。色も薄くなって来ました。粉を細かくすればする程、色は薄くなって行くそうです。

20120703-154016.jpg

細かくなった所で乳鉢からビーカーに移し替え、水を入れて混ぜます。これを沈殿させるのですな。

20120703-154024.jpg

沈殿してきました。

20120703-154030.jpg

乳鉢にビーカーの上澄みを移し替えます。ここにも粉末が含まれているので、この状態で1時間程静かに放置。

20120703-154036.jpg

こちらはビーカーに沈殿した方。

20120703-154043.jpg

乳鉢の方は1時間放置の後、再び上澄みを分けて沈殿物を乾燥させ、ビーカーの方で乾燥したものと混ぜて再びゴリゴリと擦って行きます。

20120703-154049.jpg

凄く滑らかになった!化粧品のパウダー位?色が凄く綺麗です。ものすごく爽やかな色。しかし、細かくなると色が薄くなるとはいえ随分色が変わりますな。ウルトラマリンにならず、すっかりベイビーブルーです。この工程を何度か繰り返して絵の具にするそうです。手作業だとものすごく大変な作業です。絵の具を作るのもかなりの肉体労働だ(笑)

20120703-154056.jpg

本来なら、ここでにかわをふやかして湯煎して、出来立てホヤホヤの顔料と混ぜるワケですが…いかんせん出来た顔料が微量、というわけで、水分含んだだけの状態で画用紙に色を塗ってみた。水を多く含ませた透明水彩のようだ。

20120703-154102.jpg

しかし、もちろん…にかわが入っていないので、乾燥させた後指で擦るとこの通り顔料が綺麗さっぱり取れてしまう(笑)

先日、近所の画材屋さんに油絵の具を買いに行ったついでに店内を見ると、ボトルに入った各種顔料が販売されていました。これまで絵の具を作るなんて事も思いもよらなかったので視界に入った事がなかったです。そして、にかわは何を?と思って探すと

Rabbit Skin Glue

うさぎの皮から作られたにかわです。それを見たマダムからは「絶対ダメダメダメ!」とダメ出し。しかし、そうか…絵を描くにも犠牲にしている生き物があったんだな。しかも、よりに寄ってうさぎかい〜!ベジタリアンの油彩画家は何で描いてるのかな。なんて事も思ってしまったのであります。油彩のにかわ=うさぎの皮、という事も今回初めて知りました。

なんだか時間をかけてゴリゴリ手作業で絵の具を作る工程を体験し、かつにかわにうさぎが使われているとか…何気に色々な発見のある絵の具作りでした。

おまけ画像↓

20120703-164651.jpg

ちょっと気になったので微量しかないけど油に混ぜてみた(笑)色が薄すぎて分からないのでホワイトに混ぜてみた(笑)

20120703-164659.jpg

ほんのり!!さすがはラピスラズリの発色!なんて事は全くわからん(笑)

追記:マダムによると、「ベジタリアン」だったら食べ物以外、モノに動物性のものが使われていてもそこまで気にしない、ただ「ヴィーガン」だったら気にするだろうね、との事でした。